一昨日、NHKアーカイブスで和歌山県新宮市、熊野速玉大社の摂社神倉神社の毎年2月6日に行われる火祭り「御燈祭」を採り上げていた。
新宮市は母方の出身地でわたしの誕生日は2月6日なので興味深かった。祭りの当日、「上り子(あがりこ)」と呼ばれる参加者たちは、白づくめの装束で白襦袢に白の鉢巻や頭巾、手甲脚絆を着け、一週間前から口にするものも、白飯、かまぼこ、豆腐など白い物にする。
神倉神社の石段を駆け下りる松明の火は「下り竜」と称されているという。なぜ「上り子(あがりこ)」たちが白で統一されなければならないのか、それは白の世界(この世)の住人であるから。それが火の赤の世界(隔り世)へと龍となって結ぶのだ。わたしの母方の先祖たちもこの祭りに毎年参加したのだろう。
fumio
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