monologue
夜明けに向けて
 

祖型  


サイリュートは現代文明の祖型となっている。わたしたちはサイリュートで起こったことを繰り返しているのである。
回り灯篭のように回転して踊っている。どこでどう違う振付をつけるのか。それが問題なのだ。
fumio

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そして、ジャイアントロックより離れた龍意識たちは新人類として新世界を構築してそれぞれの時代を牽引してダビデ、カエサル、ナポレオン、シェークスピア、ヒトラー、ベートーベン、エジソン、ゴッホ、アインシュタイン、ドストエフスキーなどという名前で活躍したのであった。その時代がサイリュートと呼ばれることになる。fumio


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ポセイドーン(龍意識)はジャイアントロックから離れゆき、ヒューマノイド型人類の姿形をとった。そして各地で様々な文化を創め開き試してそれぞれの時代に合わせてそれぞれの世界のリーダーとして立った。
fumio

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巨岩(ジャイアントロック)と呼ばれる集合意識体であるポセイドーンはそのようやく再起動した地球に新たな文明の種を撒いた。
fumio

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再生  



銀河系宇宙太陽系の重要な構成メンバーである第三惑星地球が膨大な数えきれないほどの生命を育む惑星としての役割を果たさないとなれば宇宙のバランスが壊れて他の惑星仲間にも影響を与えるのだ。地球救済委員会は様々な再生方法を案出したが結局最終的には疲弊しすぎる危惧が払拭できないままデイメンションジャンプによる再起動を選択した。次元ジャンプ試行が果てしなく繰り返されたが、地球は全く反応しないままに永劫を思わせるほどの時が行き過ぎた。
そしてジャンプを阻んでいた時空の縺(もつ)れがなにかの拍子に解(ほど)けた時、それまで反応することのなかった地球がある時、ついにおもむろに起動したのだ。ハラハラして応援していた他の惑星の意識体たちも歓喜に湧いた。銀河系宇宙太陽系の失われそうになった第三惑星が再び生命を育む惑星として蘇ったのである。碧く美しい生命の星の回転が始まった。虹色の時間が麗しく流れだしたのである。
fumio

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