春闘・・・というのか迷ってしまうほど、政府・日 経連が前に出た賃上げだ。
まぁ、そんなことはおいて、ともかく大幅賃上げが 実現できればいい。
その点では、一昨日の大手の回答は景気がいい、なん と日本製鉄に至っては要求3万に対し3.5万の回答だ。
自動車各社も三菱を除けば満額回答、電機各社も満額 回答と大手各社は満額回答のオンパレードだ。
問題は中小企業が追従出来るか、つまり価格転嫁でき るかだ・・・・と言われている。
そのとおりと思うが、見逃してはいけないのは、失わ れた30年の極一部を企業は労働者に還元したに過ぎない ことだ。
その30年間で、低賃金を固定化し内部留保を増やした だけの能無し経営をやっていたのだ。
結果はグローバルの競争力を失い、先進国からずり落ち てしまった、30年ほど前に賃金の見直し、つまり賃下げを やってそのままだったのだ。
労働組合の力が余りない現在、政府に音頭を取らせるの も一つの方法だろうが、おんぶにだっこは長く続かない。
労働組合が力をつけて自立することに期待したい。
その昔の句 「ロッキードを叩き落として春闘勝利」