風に乗って♪

自然観察が趣味の主婦です。おもしろそうな事は何でもやってみたくて、好奇心のおもむくまま暮らしています。

夏の終わりを感じること

2020年08月22日 | いきものの観察や飼育
石垣に絡んだ「アオツヅラフジ」のつるの中に
大きな黒い蝶がとまっているのを見つけました!


へえー、こんなに小さな花の蜜も吸うんだ・・・
逃げられないように、少しずつ近づきながら、1枚
もうちょっとだけ近寄って、また1枚と写真を撮っていたんだけど・・


翅がまったく動かないことに気が付いて
そっと触ってみたら、蝶は死んでいました。


うちに帰ってから調べたら「ナガサキアゲハ」のオスでした。
翅がきれいな状態だったので、襲われたのではなく
寿命で死んでしまったのかな。


土に還るように、日陰の草の中に置いてきました。




その帰り道にも
熱いアスファルトの上に、黒く点々と虫が落ちています。
ハチはカラカラに乾いていましたが
触覚が片方ない「ハナムグリ」は生きていました。


芙蓉の花に乗せると
思いのほか元気に、ブーンと勢いよく飛んでいきました。
良かったー(^^)


うちに着いて、水まきをしていると
今度は「マイマイカブリ」が死んでいました。


まさか庭に、マイマイカブリまで生息していたとは!
カタツムリは沢山いるけど
たまに落ちてる空っぽの殻は、食べられたあとだったのかな(^^ゞ
この子は背中が大きくへこんでいました。
もしかして、ネコにやられたのかも。
ゴメンネ・・・


死んだ生き物が、他の生き物の糧なるのが
いちばん自然だと、普段から思っているのですが
うちの庭で死んだ生き物は、ほとんどアリがきれいに解体して
巣に運んでいきます。
ネコが捕ってきたネズミや、トカゲも
植え込みの下に置いておくと、あっという間に骨にしてしまう
とても優秀な掃除屋さんです。

でも・・マイマイカブリは
何日経っても元の姿のままでした。
固かったのかな、それとマイマイは不味いのかな?
******************

昨日の夕方、待望の雨が降りました。
つけている日記を見たら、7月26日に降ったのが最後で
それ以来、ずっと晴れが続いていました。
空が灰いろの雲で覆われて、遠くで雷の音がしてきたので
窓を開けて「降ってー、お願い!降ってー」と雨乞いをしていたら
ザーッと激しい雨が降ってきて
思わず「ヤッター」と声が出てしまいました\(^o^)/


山の木々や、畑の大豆や草たちも
ヤッターと声をあげて喜んでいるように見えました(^m^)

虫が死んでいるのを見ると、夏の終わりを感じます。
今日も暑かったけど
なんとなーく
空の色と、風が変わってきたように感じました(#^.^#)

寄生バエのマユを発見!

2020年08月09日 | いきものの観察や飼育
道を歩いていたセスジスズメの幼虫を
うちに連れてきて、エサの葉っぱをあげて


大切に育てて、やっとサナギになったのですが・・・


そのあとに育てていた「オオスカシバ」の幼虫が
セスジスズメがサナギになった場所に潜っていったので
そこはダメダメ!と掘り返していたら・・・
あれ?これって、もしかしたらアレ?
偶然に寄生バエのマユらしきものを見つけてしまいました(´A`)


セスジさんがサナギになった土を、ぜんぶ広げて調べます。


ピンセットで丁寧に探ると・・・
ああ・・(ll゚д゚)やっぱり
8個のマユが出てきました。


寄生バエ、たぶんもう何度も見てきた
「ブランコヤドリバエ」のマユだと思います。


初めて寄生されたサナギを見た時は、怖くて直視できずに
車に乗って遠くまで捨てに行ったくらいでしたが
蝶や蛾の飼育を続けていると、育てたうちの3分の1くらいの確立で
ブランコヤドリバエに寄生されていて・・・
慣れてきたこともあるけど(笑)寄生する側の生き物の生態に
興味が湧いてきました。


美しい蝶とは違って、人には好かれないハエだけど・・・
他の生物に寄生して生きるためのに備わった、特別な能力を調べてみると
知れば知るほど、それはとてもスゴイものなんです(^-^)ゝ


せっかく出逢ったので、ブランコさんを飼ってみます。


無事に羽化するでしょうか。


ちなみに、ヤドリバエが寄生する相手は
もうすぐサナギになりそうな幼虫だけなので
他のサナギと一緒でも大丈夫です(^^)

調べて知った、寄生バエの生態を
また少しずつ、記録していきたいと思います(^^)/


おたまじゃくしの「手」が生えるところが見たい!

2020年08月08日 | いきものの観察や飼育
庭から3匹のおたまじゃくしを部屋に持ってきて
先日、最初の1匹がカエルになりました

その時、手が生える瞬間を見られなかったので
2匹目の子を、じーーーっと観察し続けていました(笑)


おたまじゃくしの足は、尾の付け根付近に、チロッと小さいのが生えてきて
それがだんだん大きくなっていきますが・・・


手の方は、皮膚の下で成長していき
ある日、皮膚を突き破って突然、ピョコンッと
体から飛び出してくるそうです(ll゚д゚)
そういわれてみれば・・・
この辺りが「手の形」に膨らんでいるように見える気がします(笑)


結論から言うと、今回も手が出る「瞬間」は見られませんでした(^^ゞ
でも、前回より細かく観察できたので
いつか願いが叶う日がくると思います(*^^)v
上から見ると、頬の両側が膨らんでいます。
子どもが保育園のとき、おたふく風邪にかかった顔とそっくりです(笑)


午後になって、洗濯物を取り込んだりしていて
夕方に様子を見に行くと・・・
あーーー!!片っぽ出てる!
急いで飼育ケースからカップに移しました。


左手が皮膚の切れ目から、ニュッと生えています


瞬間を見逃しました(;´д`)ゞ
でも、もう片方の手があります。
じーーーーーと見つめて待ちましたが、とうとうこの日は出ず・・・


次の日の朝には、すでにこんな姿に変わっていました(^^ゞ


あーあ、カエルになっちゃった(笑)


ここからは1匹目と同じで、みるみる間にしっぽが短くなっていき
翌日、飼育ケースのフタを開けたら
ピョンと、すごいジャンプ力で、網戸に張り付きました。


いいよ、もう外の世界に行こうね(^^♪
庭へ連れてきて、ケースのフタを開けると
嬉しい!この子は手の上に飛び乗ってくれました(#^.^#)


そして、クルリと向きを変え
大きくジャンプして、植え込みの中に消えていきました。

元気でねー

いちばん成長の遅かったこの子にも
手が生えていていました。


アナタはここね。

明日にはカエルの姿になって
水草の上からピョンとジャンプして、庭で暮らしていくでしょう(^^♪

おたまじゃくしの観察は、最後までとても楽しくて
今度は違う種類のおたまを飼ってみたいです。
そして、いつか必ず手が出る瞬間を見ます!(笑)

そうそう!飼育ケースの底に沈んでいたコレ。


もしかしたら、おたまじゃくしの
「くちばし」でしょうか(^m^)


おたまじゃくしがカエルになりました

2020年08月03日 | いきものの観察や飼育
胸をときめかせて、庭から連れてきた”謎の生物”
すぐに「おたまじゃくし」だと判明しました(´A`)
でもせっかくなので育ててみたら、これがもう楽しくて♪
前回のブログを書いた翌日
1匹のおたまに、足らしきものがチロリと生えてきました。


水の中だし、活発に動き回るのでよく見えなかったけど
次の日にははっきり足だと分かり


翌日には
こんなにりっぱな足に成長していました!


2日後、もう1匹の子にも足が生えました(^^)


「進化の過程」みたいな画です(笑)


おたまじゃくしの時の、成長の早さも驚異的でしたが
昨日の朝に見た姿と、今朝の姿が明らかに違っているのに驚きます!
いちばん成長の早い子が、昨日のおたまじゃくしから
一晩で、カエルに近い姿に変わっていました(@_@)


おたまじゃくしは、足が生えて、次に手が生えてくる頃に
エラ呼吸から、肺呼吸に変わっていくそうです
その時、水から上がれる足場がないと溺れて死んでしまうそうなので
飼育ケースに石を入れて、上陸できる場所を作りました。


逃げてしまわないように、必ずフタも付けておきます。


居心地はどうかな?


夕方見てみると、飼育ケースの壁を登って
初上陸?していました!
石の上に乗ってくれるのを想像していたんだけどなぁ(^^ゞ


7月最後の夜、寝る前に見ても
この子はもう水に入らず、ずっとこうして壁に張り付いています。


*****************
今日から8月です(^○^)
お昼ころに見たら、しっぽがもうこんなに短くなっていました!
おたまじゃくしは、カエルになるとき
何も餌をたべなくても大丈夫なのだそうです。
なんと!このしっぽを溶かして養分として体に吸収しているのです。
凄いなぁ~、人もこんなことができればいいのに・・・


おたまじゃくしが、たった1日で
おたまじゃくしの名残りがある「カエル」に変身しました。


フタの隙間からそっと覗くと・・・
外に出たい感じが、強く伝わってきます(^^ゞ


淡い色合いで、最後まで確信が持てなかったけど
どうやらアマガエルだったようです。


*******************
しっぽが消えるまで、ケースで観察したかったけど
出してよーのメッセージがビンビンしてきて(笑)
庭へ放すことにしました。
嬉しそうに見えるのは、気のせい?


外だよ!


カップを取ると、ピョンっとジャンプして
植木鉢の縁に、上手に着地しました
育てた生き物とのお別れは、うれしい気持ちと
寂しい気持ちの半々です。


植木鉢から、もう一回ジャンプして
生まれ故郷の(笑)水草の上に着地しました。


7月12日に見つけた、こんな小さないきものが・・・


8月1日、たった20日で、カエルになりました(#^.^#)


おたまじゃくしを飼うという、初めての体験で
毎日がとても楽しくて、エキサイティングでした(^m^)
でもでも!手が生える瞬間を見逃したので
2匹目の、この子を引き続き、観察してみたいと思います。

左手から先に出てくるらしいです!
楽しみですー(^^♪

謎の生物は(^^ゞ・・・せっかくなので飼ってみます!

2020年07月24日 | いきものの観察や飼育
散歩で知り合いになったおじさんが
メダカをくれると言うので、貰いに行ってきました(^^♪


庭の鉢をきれいに掃除して、底に赤玉土を敷いて
水を作っておいた所に、貰ってきたメダカを放しました。
他の鉢から切ってきた「ヒシ」も入れました。

お腹が大きい子もいたので、子どもが生まれるかも
楽しみです(#^.^#)

1週間ほど経ったある日
メダカの赤ちゃんがいるかなーと、水の中を覗いてみたら
見たこともない「変なモノ」を発見してしまいました\(^o^)/
ミズヒル?何かの幼虫かも・・・胸が高鳴ります!(笑)


さっそく3ミリくらいのそれを3個採取して
部屋に持ち帰り、観察することにしました。


*********
次の日の朝。
水を揺らすと動くので、ちゃんと生きているようです。
肉眼ではよく見えないので、写真を撮ってパソコンで見ると・・・
あれ?この形は・・・なんだか知ってるような気がする・・・


そしてまた次の日。
ドキドキしながら水の中を見ると・・・目玉ができてる!
あーあ(´A`)
思った通り、それは「おたまじゃくし」でした(^^ゞ


謎の生物でもなんでもなくて残念でしたが
この3日間の体の変化に興味が湧いてきて
おたまじゃくしを飼ってみることにしました。
ドジョウの水槽から水草を貰います。


タヌキモという食虫植物なんですが、これが今年は増えて増えて(^^ゞ
この前水槽の掃除をしたときに、半分ほど取り除いたのに
もう水槽いっぱいになってしまいました。


ちょっとだけ摘んで容器に入れます。


******************
おたまじゃくしって、田んぼで見過ぎているせいか
「飼っててみよう」なんて、思ったこともなかったのですが
でもでも!近くで観察すると、なんだか、めちゃめちゃ楽しいのです!


その楽しさの一つは、脅威的な成長の早さです!
見るたびに、どんどん姿が変わっているの。
3日後、もうこんなに大きくなりました。


田んぼでウジャウジャしているのを見るだけでは
きっと知らずにいたことです(^m^)


おたまじゃくしは、パンや茹でたホウレンソウなど
色んなものを食べるそうです。
ドジョウの餌をあげたら、底に沈んで柔らかくなったものを
よく食べています。


美味しそうな匂いがしていて
ドジョウもこれが大好きです(^-^)


全部で3匹、大きさが少しずつ違うけどケンカはしません。
これまでは、容器の底にいる事が多かったけど
水位の半分くらいの場所で、壁面にくっついているようになしました。


水の量が少ないので、水替えは毎日します。
スポイトで底に溜まった汚れを吸い取って
減った分だけ、ドジョウ水槽の水を足しています。


ところで、このおたまじゃくしは
何カエルになるんでしょう?
いまの季節に孵るおたまじゃくしは、アマガエルやツチガエルだそうですが
顔の特徴や、色、形などで調べてみたけど、決定的な答えには辿り着けませんでした。

「ねえ、わたし何になると思う?」って、言ってるみたい(笑)

*****************
「謎の生物(笑)」を部屋につれて来てから
ちょうど10日が経ちました。
たった10日でコレが


コレに!!└(゚ロ゚;)┘


少しだけ大きい容器に
おたまじゃくしを移すことにしました。


今回思ったのですが、小さな容器は手元に置けて
いつでも気軽に覗いてみることができるので
より細かいところを観察するには
水槽で飼うよりも良い点がたくさんあります。


カメラをより近づけて、接写できるのもいいです!


水草から顔だけ出して
おたまじゃくしが口をぱくぱくさせていました。


水面に浮かんだ餌を食べているようです。
まるで人のくちびるみたい(笑)


口を開けたときに、奥に見える黒いものは
なんと!「くちばし」だそうです!
くちばしの奥には、細かい歯があって
それで餌を削り取って食べるのだそうです。
カエルになるときには、このくちばしがポロッと取れて
口が大きく裂けてくるのだとか!


あー、くちばしが取れるところを見てみたい!
手が出るところも、足が生えてくるのも、ぜんぶ見たい!
おたまじゃくしが、こんなに面白いと思わなかったです(#^.^#)

今日のおたまじゃくし(笑)
毎日とっても楽しみです♪

庭のタニシの鉢に、メダカを入れました

2020年07月18日 | いきものの観察や飼育
冬眠から目覚めたタニシのところに
いろんな生き物が加わって
とても賑やかになってきました!

まだ肌寒い3月の終わりころ
タニシがいる睡蓮鉢で、ユラユラ泳ぐボウフラをみつけました。
やぶ蚊は卵で越冬するそうで、早春にいっせいに孵化したみたいです。
なんでも食べるタニシも、ボウフラは食べてくれないよね・・・


あまりにもたくさんいるので考えた末
近所の友だちに「ねえ、メダカを貸してー」と頼んでみました。
そのお宅では、庭の大きな防火水槽みたいなところでメダカを飼っていて
事情を話して飼育ケースを持って行くと、水槽の覆いを剥がして
まだ寝てるわ~、とか言いながら数匹掬って
あげるよと譲ってくれました(^-^)ゝ


でも、小さい子しか捕まらなくて(^^ゞ
このおちょぼ口でボウフラを食べられるかな・・・


蚊が羽化するほうが、メダカが大きくなるより早いかも(笑)
でも、頑張ってね!と祈りを込めてメダカを投入しました。


*******************
4月の半ばになりました。
水はまだ冷たいけど
暖かい日には、水面近くまでタニシが姿を見せるようになりました。


前にも確認したのですが
越冬したタニシは、触覚がピンっと真っ直ぐなメスばかりでした。


ところが数日後、不思議な事が起こったのです。
5月の初め。
隣の睡蓮鉢の、水面を覆っていた水草の上に
1個の黒い物体が、ポツリと乗っかっているのを見つけました。


何?
手に取ってみると、それは殻にびっしりと藻が生えた、タニシでした!


え~、いつ、何処から、なんで来たの?
もちろん、水中からですが(笑)
水草は分厚い氷のように、びっしりと水面を覆っています。
それをかき分けて、水の底からここまで、這い出してきたようです。
手にしばらく載せていると、殻のフタが開いて触覚が見え始めました。
うわ~、奇跡です。
なんとこの子はオスのタニシでした\(^o^)/
早速、メスばかりのところへ投入しました。
ハーレムですね(^m^)


***********************
6月になりました。
タニシとメダカは元気そうです。
晴れた日に、水草を除けて水の中を覗くと
小さなタニシが生まれていました。


お父さんと、赤ちゃんです(笑)
殻に付いていた藻は、ヌマエビがきれいに食べてくれたみたいです。


水中を探ると、タニシがたくさん生まれていました。


それから、別の水鉢を掃除したら
カワニナも冬を越して生きていたので、タニシの鉢に連れてきました。


4月に見つけた、根が出始めたヒシも・・・


6月の半ばには、鉢いっぱいに葉を広げました。
よく見ると、葉の陰に隠れている子がいます(#^.^#)


トノサマガエルです!
この子もここで冬眠していたのかな?
7か所の鉢の、1鉢に1匹ずつト、ノサマが入っています(笑)


*********************
水の中の世界を覗くのが楽しくて
毎日庭に出るたびに見ていたら
ある日、水の中を素早く泳ぐものを見つけました。
え~、おたまじゃくしが孵ったの?と思って掬ってみると
それはメダカの子どもでした(#^.^#)


3月に貰ってきた、あの小さなメダカの子どもが生まれていました!
もうずいぶん大きく成長しています。
水草に隠れて、親に食べられず大きくなれたのでしょうね。


でも、ここで心配事ができました。
カエルって、メダカを食べちゃうの?


警戒心が強いはずのトノサマガエルが
カメラを向けても動じないほど、ここが好きみたいです(^^ゞ


調べてみたら
「食べることもあるが、メダカの動きが素早いので、食べられないこともある」とかなんとか(´A`)
どちらも好きだけど、せっかく生まれたメダカをえこひいきして
網を付けることにしました。


嫌がって入らなくなると良いけど・・・


でも、翌日見たら
温泉に浸かるかのように、のんびりした表情で
普通に鉢の中に入っていました(笑)


******************
今日、梅雨の晴れ間にまた様子を見に行くと
トノサマが日光浴をしていました。


近くまで寄って、よく見たらびっくり!
トノサマガエルの口の周りで、チビメダカたちがスイスイ泳いでいます!

もしも、この大きなカエルがメダカを食べるとしたら
ほんの3日くらいで、メダカは全部いなくなっているはずです。たぶん(^^ゞ
なので、このまま自由にしておくことにしました。

******************
3月から今日までの「タニシと仲間たち」(笑)のアレコレを
撮りためた写真を見ながら、思い出して書きました。
梅雨が明けたら、ジリジリ暑い夏が来ます。
またなにか新しい展開があるかな~(#^.^#)楽しみです。

お隣の鉢でも、別のトノサマが
可愛い顔をして、日向ぼっこをしていました(笑)


アリの埋葬

2020年06月18日 | いきものの観察や飼育
車の通らない、山の道を歩いていると
道の端っこに、こんもり盛られた、小さな山が幾つもありました。


ここは通学路なので
小学校の子が作ったのかな?と可愛らしく思って
しゃがみ込んで、花の山をよく見ると
小さなアリたちが、小さな花を咥えて運んでいるのが見えました。


小さな白い花は、ソヨゴという木の雄花です。


辺り一面に散っている花を集めて
アリが山を作っていたのです。


何のために?
あ!もしかしたら・・・
小枝でそーっと山を崩してみると・・・


やっぱりそうでした!
花の中から、死んだカメムシが出てきました。
まるで宝石のように、きれいなエメラルド色です。


アリは、巣に運べないような大きな餌を見つけた時
他の生き物に横取りされないように
それを砂粒で覆い隠して、ゆっくりと中で解体するそうです。
別の山には、ほぼ解体されたイモムシが入っていました。


砂粒のかわりに、花で死体を覆い隠す様子は
まるでアリが埋葬の儀式をしているように見えて
なんだか感動しました。

「ねえ、お母さん、これ見て!」
母に教えようと、顔をあげると
私が夢中になって、地面をつついている間に
もうあんなに遠くまで歩いて行っていました(^^ゞ


翌日、道ばたでハナムグリが死んでいたので
花の山の隣に置いてみました。


どんな山ができるかな(^^)

クロオオアリ結婚飛行は、まだでした

2020年05月20日 | いきものの観察や飼育
昨日、仕事の帰りに
クロオオアリの巣を見に行きました。
夜中降った雨が朝に上がり、午後からは晴れたので
もしかしたら今日かも!と(^m^)

でも、夕方からまた雲が出てきて
公園に着く頃には、ポツポツと雨が降ってきました。
それでも、園内のアリの巣スポットに行ってみると・・・
いました!
大きく広げられた巣穴から、大きなアリが外の様子を覗いています。


でも、翅のあるアリは1匹だけで
よく見てみたら他のアリに脚を引っ張られて
巣に戻るように促されているような感じです。


今日は条件が揃わず、結婚日和ではなかったみたい。
広場の巣では、結婚飛行は明日以降に延期ですね。
もう1か所、階段にあるスポットを確認しに行くと・・・


石段の上に翅がついたアリの死骸があって
それを回収しようと、数匹の働きアリが走りまわっていました。


少し離れたところにも、大型働きアリが死んでいました。


天敵に襲われたの?




でも、このアリの天敵っていったい何だろう・・・
不思議に思っていると、鳥が階段で何かをついばんでいました。


私の姿を見ても、逃げないで
手すりに止まり、じっとこちらを見ています。
もしかしたら、巣から出たアリを鳥が狙って食べていたのかも。


クロオオアリの死骸を解体して、巣に持ち帰ろうとしている
小さなアリたちの姿もありました。




厳しい世界だけど
誰かの死が、他の生き物の糧になって
命に無駄がない世界だということにも、深く感心しました。
さあ、帰ろう(^^)


帰り道、車に乗るとすぐ土砂降りの雨になりました。
今朝は晴れて、そよそよと涼しい風が吹いています。
結婚飛行、今年もタイミングよく見られると嬉しいなぁ・・・

タニシが目を覚ましました

2020年04月25日 | いきものの観察や飼育
4月になって、睡蓮鉢の枯れた水草を、指でそっとよけてみたら
タニシが土から出て、鉢の内側にくっ付いていました(#^.^#)


部屋で飼おうとしたけど、上手くいかなくて
タニシをこの鉢に移したのは、去年の夏のことでした。
冬眠から無事に目覚めたようです。


冬の間は、ホテイアオイの枯草が保温になるかなと、そのままにしておいたのですが
きれいに掃除して、鉢の中を点検することにしました。


みんな生きてるかなぁ・・・・


いたいた!
あれ?なんだか貝の先っぽが白い。


すくい上げてみると、ちょっと大きくなっているような気がします。


こちらは去年の夏の写真ですが、どうかな?
やっぱりひと回り大きいような感じです。みんな白いけど(^^ゞ


小さな子も、生きていました。


去年の夏は、4匹いたけど・・・探せばみつかるかな。


貝殻が白くなるのは、カルシウム不足が原因なので
去年、予防のために牡蠣の殻をいれておいたのですが・・・また対策を考えないと。
でも、氷が張った水の中で冬を越して、こうしてまた元気な姿を見られて、嬉しいです!
容器に入れてしばらくそっとしておくと、貝のフタが開いて触覚が見えるようになりました。


タニシは、右側の触覚が生殖器になっていて、
それがクルンと曲がっているのがオスだそうです。
去年、稚貝が生まれたので、オスとメス両方がいると思っていましたが
こうして見ると・・・触覚がみんなピンッと伸びてる?

もしかして、受精したメスがいただけで、ここにはオスがいないのかも(^^ゞ

*****************************

ミナミヌマエビさんたちも、氷水の中で
無事に冬を越しました。
強いね(^^)




そして、タニシと共に水底から引き揚げた「ヒシ」の種です\(^o^)/
もう発芽して、芽が伸びていました!

今年はここでどんな生き物に出会えるかな(^^♪
「水辺の物語り」が始ました。

こんなところに、カマキリの卵が・・・

2019年11月28日 | いきものの観察や飼育
10月の終わりに、庭のカマキリたちが姿を消して
ミカンの木に産み付けられた、置き土産の卵をみつけました。


お腹が大きいメスのカマキリが、庭に数匹いたので
まだどこかに卵があるはず・・とは思っていましたが・・・


キャ~!まさか、こんなところに産んでいたなんて!


ミラクルフルーツの木の、枯れた葉を取っている時に
奥のほうの枝で発見しました。


一般的に「カマキリの卵」と呼ばれるものは、「卵鞘」または「卵嚢」といい
卵を包むスポンジ状の、お布団みたいなものです。
中には数百個の卵が入っていて、産卵の1ヵ月後には、卵は卵鞘の中で孵化して
「前幼虫」という状態で冬を越すそうです。
なので暖かいと、12月でもカマキリが出てきてしまうのです(^^ゞ
ミラクルフルーツは、暖かい居間に取り込んで、冬の間はここで暮らす木なので
カマキリの卵と共同生活はできません。


さあ、どうしよう・・・
カマキリの卵を取り外す方法を調べてみたけど、上手くできるか自信がないので
枝を切ることに決めました。


振動を与えても大丈夫なだろうけど、ちょっとビクビクしながら
・・・切り取りました(笑)


枝に接している部分は、きれいに枝を包み込むような形状になっています。
卵鞘が初めは泡状で、後から硬くなる仕組みは、さすがだなぁと感心しました。


庭から切ってきた小枝に、園芸用の結束ワイヤー(名前を初めて知った^^)で
しっかりとくくり付けました。


出来上がったんだけど、これを庭のどこに置こうか?
そう考えた時、なるべく北風が当たらない、暖かで、鳥や猫に狙われる危険もなく
他の卵との競争が無い、孵化した時に着地しやすくて、クモの巣なんかも無いような場所・・・と
枝を持ったまま庭をウロウロして、結局決められなくて、部屋に戻ってきてしまいました。

カマキリのお母さんも、産卵場所を決めるとき、こんな気持ちだったのかも^m^
今年の春に、カマキリの卵からチビカマさんが出てきたのは5月でした。
寒い冬を無事に越して、みんなとまた庭で出会えますように(#^.^#)