7月の半ば頃、夕方仕事から帰る途中、農道に何か落ちているのを見つけました。
少し過ぎたところで車を降りて、走って見に行くと、大きなトンボでした。
「オニヤンマだ!」
たぶん走っている自動車とぶつかったのでしょう。
飛べないようですが、足をしきりに動かし、まだ生きています。
脳震盪を起こしただけなら、休めば飛べるかも。
連れて帰って様子をみることにしました。
それにしても、大きい!
まるでヘリコプターみたいです。
そういえば・・・「虫よけオニヤンマ」があったのを思い出して、持ってきました。
野外活動のとき、これを上着や帽子、バッグに付けておくと蜂などが寄ってこないらしいのです。
並べてみると、なるほど実物とそっくりです。
目が離れているところと、黄色の縞模様が強調されているのが違うかな・・・
でも、パッと見ただけでは、区別がつかないくらいよくできています。
ネコが入らないように部屋のドアを閉めて、網戸につかまらせておきましたが
その日の夜には残念ながら死んでしまいました。
オニヤンマの成虫が見られる時期は6月~9月で
成虫の寿命は、羽化してから1~2か月ほどだそうです。
この子は事故で命を落としてしまい気の毒でしたが、せめて寿命期間を生きていたらいいなと思いました。
それから、今回オニヤンマのことを調べてびっくりしたのは、その幼虫期間の長さです!
ヤゴの状態で3~5年、10回も脱皮を繰り返してやっと成虫になるそうです。
セミと変わらないくらい幼虫時代が長いのです!
では、大型トンボのギンヤンマはどうだろう?調べてみてまたびっくり。
ギンヤンマの幼虫期間は、長くても8ヶ月で、その間13回も脱皮するそうです。
人生いろいろ、トンボもいろいろですね(^m^)
**
そして一昨日、また道に落ちているオニヤンマを拾いました。
このあたりは川と田んぼが広がる中に、まっすぐ農道が通っているので
生き物が暮らす中を車は結構なスピードで走っています。
トンボやカエル、トカゲヘビなどが轢かれていることが多くて、見るたびに心が痛みます。
指につかまる力があったので、助かるかもと思い連れ帰りました。
前回の子より一回り小さくて、性別を調べたらオスでした。
トンボのオスの特徴は、写真のこの辺り(腹の第2、第3節)に交尾に使う器官があります。
メスのお腹はスッとなめらかだそうです。
それからもうひとつ、腹の先(ついつい、しっぽと言ってしまうけど)には、上下に「付属器」があって
交尾中、この器官でメスの頭をガッチリと掴んで離さないのだそうす。
メスの方は、この部分に尾毛という毛が生えていて
腹の下側に産卵弁があります。
蜘蛛にあげていたように、筆に水を含ませて口元へ持っていったら
アゴを動かして少しだけ飲んだようでした。
網の中へ入れて一晩、部屋で様子を見ましたが
翌朝、もう動かなくなっていました。
せめてこの子も交尾を終えていて、子孫を残せていたらいいのにな・・・
オニヤンマの死骸は、土に埋めて微生物に分解してもらうことも考えましたが
庭で小さな虫たちの糧になるように、草の中へ置いてきました。
飛んでいる状態では見られない体のつくりを観察させて貰え、感謝です。
ありがとうございました。
少し過ぎたところで車を降りて、走って見に行くと、大きなトンボでした。
「オニヤンマだ!」
たぶん走っている自動車とぶつかったのでしょう。
飛べないようですが、足をしきりに動かし、まだ生きています。
脳震盪を起こしただけなら、休めば飛べるかも。
連れて帰って様子をみることにしました。
それにしても、大きい!
まるでヘリコプターみたいです。
そういえば・・・「虫よけオニヤンマ」があったのを思い出して、持ってきました。
野外活動のとき、これを上着や帽子、バッグに付けておくと蜂などが寄ってこないらしいのです。
並べてみると、なるほど実物とそっくりです。
目が離れているところと、黄色の縞模様が強調されているのが違うかな・・・
でも、パッと見ただけでは、区別がつかないくらいよくできています。
ネコが入らないように部屋のドアを閉めて、網戸につかまらせておきましたが
その日の夜には残念ながら死んでしまいました。
オニヤンマの成虫が見られる時期は6月~9月で
成虫の寿命は、羽化してから1~2か月ほどだそうです。
この子は事故で命を落としてしまい気の毒でしたが、せめて寿命期間を生きていたらいいなと思いました。
それから、今回オニヤンマのことを調べてびっくりしたのは、その幼虫期間の長さです!
ヤゴの状態で3~5年、10回も脱皮を繰り返してやっと成虫になるそうです。
セミと変わらないくらい幼虫時代が長いのです!
では、大型トンボのギンヤンマはどうだろう?調べてみてまたびっくり。
ギンヤンマの幼虫期間は、長くても8ヶ月で、その間13回も脱皮するそうです。
人生いろいろ、トンボもいろいろですね(^m^)
**
そして一昨日、また道に落ちているオニヤンマを拾いました。
このあたりは川と田んぼが広がる中に、まっすぐ農道が通っているので
生き物が暮らす中を車は結構なスピードで走っています。
トンボやカエル、トカゲヘビなどが轢かれていることが多くて、見るたびに心が痛みます。
指につかまる力があったので、助かるかもと思い連れ帰りました。
前回の子より一回り小さくて、性別を調べたらオスでした。
トンボのオスの特徴は、写真のこの辺り(腹の第2、第3節)に交尾に使う器官があります。
メスのお腹はスッとなめらかだそうです。
それからもうひとつ、腹の先(ついつい、しっぽと言ってしまうけど)には、上下に「付属器」があって
交尾中、この器官でメスの頭をガッチリと掴んで離さないのだそうす。
メスの方は、この部分に尾毛という毛が生えていて
腹の下側に産卵弁があります。
蜘蛛にあげていたように、筆に水を含ませて口元へ持っていったら
アゴを動かして少しだけ飲んだようでした。
網の中へ入れて一晩、部屋で様子を見ましたが
翌朝、もう動かなくなっていました。
せめてこの子も交尾を終えていて、子孫を残せていたらいいのにな・・・
オニヤンマの死骸は、土に埋めて微生物に分解してもらうことも考えましたが
庭で小さな虫たちの糧になるように、草の中へ置いてきました。
飛んでいる状態では見られない体のつくりを観察させて貰え、感謝です。
ありがとうございました。