7月の中頃、雨上がりの朝
メダカにエサをあげようと思いしゃがみ込んだら
足もとの草の中に黒いイモムシがいました。
セスジスズメの幼虫です\(^o^)/
ここは毎日メダカの様子を見に来ている場所なのに
どうしてこんなに大きくなるまで会わなかったんだろう?
お尻のしっぽ(尾角)を前後に振りながら歩くので
この幼虫を初めて見たときから「ピコピコさん」と呼んでいたのですが
試しに「イモムシ ピコピコ」で画像検索してみたら、セスジスズメが出てきました!
やっぱりみんなもそう思ったんだ~と、ちょっと嬉しくなったのを覚えています(^m^)
こちらは去年の7月に庭で見つけた幼虫です。
終齢幼虫になる前は、こんな緑色の姿をしています。
目玉模様はまだ二つだけしかありませんが
しっぽの先が白いのは、もうこの頃からですね。
セスジスズメの幼虫は目立つせいか、毎年よく見つけます。
職場の庭だったり、近所の土手や、農道を横断している子も何度も拾いました。
食草は、サトイモ、ヤブガラシ、ホウセンカ、ノブドウ、ツキミソウなど
種類の範囲が広くてエサの調達が楽だわ~と思ったのですが
ユウゲショウの葉で見つけた幼虫に、ヤブガラシとノブドウを与えたら
口に合わないと言われ(笑)全然食べなかった事がありました。
↓ノブドウの葉です。
アゲハチョウの幼虫を育てたときは、山椒の葉からミカンの葉に変えるのは
まったく問題なくスムーズだったのに・・・
この子はひと口だけかじって、半日ストライキをしていました。
ユウゲショウの葉は小さくて、大食漢の幼虫を養うには大変です。
なので、自給自足を目指してタネを庭にまいてユウゲショウを増やしていたのです。
そんな経緯から、セスジスズメを見つけたときはホントに嬉しくて
「誰のために咲いたの?それはあなたのためよ~」と思わず歌ってしまいました(^m^)
*
部屋につれてきてから毎日、お腹いっぱいエサを食べて
4日後の夕方、飼育ケースの隅で葉を綴り前蛹になりました。
サナギになるとき土に潜るのか、それとも地上で葉を綴り蛹室をつくるのか
スズメガの種類によって異なります。
オオスカシバなどは地中でサナギになりましたが
キイロスズメや小型のホウジャクなどは、葉を綴っていました。
今までセスジスズメは土に潜るタイプだと思っていましたが
こんなに上手に葉を綴ったのには驚きました。
前蛹になって2日後、夜中の1時頃に最後の脱皮が始まりました。
今まで体を覆っていた黒い皮?が頭の方で裂け、体をくねらせながら脱いでいきます。
まるでピッチピチの全身タイツ(笑)を着ていたみたい。
体を覆っていた皮は、めちゃめちゃ凄い伸縮性です。
10分ほどで脱皮が終わり、ツルンとしたサナギの形になりました。
体は透き通るように白くて神秘的です。
写真の右側が頭なのですが、よく見ると目玉の丸い形や
頭部から胸にかけて、長い口吻が伸びて収まっているのが薄っすらと見えています。
**
10日後、これまた夜中の12時過ぎに羽音に気付き目を覚ますと
セスジスズメが無事に羽化していました。
指に止まらせて飼育容器から出すと、パタパタ羽ばたきました。
もうきれいに翅が伸び切っています。
羽化したばかりの新品の翅は、蝶も蛾も何度見てもホレボレするほどきれいです。
背中にある2本の筋が、セスジスズメの名前の由来だそうです。
夜行性なので、実際に成虫を見られるのは、羽化したこの日だけです。
夜中の1時頃に、窓から夜の空へ放しました。
食草をせっせと育てておくので、また庭に来てくださいね(#^.^#)
メダカにエサをあげようと思いしゃがみ込んだら
足もとの草の中に黒いイモムシがいました。
セスジスズメの幼虫です\(^o^)/
ここは毎日メダカの様子を見に来ている場所なのに
どうしてこんなに大きくなるまで会わなかったんだろう?
お尻のしっぽ(尾角)を前後に振りながら歩くので
この幼虫を初めて見たときから「ピコピコさん」と呼んでいたのですが
試しに「イモムシ ピコピコ」で画像検索してみたら、セスジスズメが出てきました!
やっぱりみんなもそう思ったんだ~と、ちょっと嬉しくなったのを覚えています(^m^)
こちらは去年の7月に庭で見つけた幼虫です。
終齢幼虫になる前は、こんな緑色の姿をしています。
目玉模様はまだ二つだけしかありませんが
しっぽの先が白いのは、もうこの頃からですね。
セスジスズメの幼虫は目立つせいか、毎年よく見つけます。
職場の庭だったり、近所の土手や、農道を横断している子も何度も拾いました。
食草は、サトイモ、ヤブガラシ、ホウセンカ、ノブドウ、ツキミソウなど
種類の範囲が広くてエサの調達が楽だわ~と思ったのですが
ユウゲショウの葉で見つけた幼虫に、ヤブガラシとノブドウを与えたら
口に合わないと言われ(笑)全然食べなかった事がありました。
↓ノブドウの葉です。
アゲハチョウの幼虫を育てたときは、山椒の葉からミカンの葉に変えるのは
まったく問題なくスムーズだったのに・・・
この子はひと口だけかじって、半日ストライキをしていました。
ユウゲショウの葉は小さくて、大食漢の幼虫を養うには大変です。
なので、自給自足を目指してタネを庭にまいてユウゲショウを増やしていたのです。
そんな経緯から、セスジスズメを見つけたときはホントに嬉しくて
「誰のために咲いたの?それはあなたのためよ~」と思わず歌ってしまいました(^m^)
*
部屋につれてきてから毎日、お腹いっぱいエサを食べて
4日後の夕方、飼育ケースの隅で葉を綴り前蛹になりました。
サナギになるとき土に潜るのか、それとも地上で葉を綴り蛹室をつくるのか
スズメガの種類によって異なります。
オオスカシバなどは地中でサナギになりましたが
キイロスズメや小型のホウジャクなどは、葉を綴っていました。
今までセスジスズメは土に潜るタイプだと思っていましたが
こんなに上手に葉を綴ったのには驚きました。
前蛹になって2日後、夜中の1時頃に最後の脱皮が始まりました。
今まで体を覆っていた黒い皮?が頭の方で裂け、体をくねらせながら脱いでいきます。
まるでピッチピチの全身タイツ(笑)を着ていたみたい。
体を覆っていた皮は、めちゃめちゃ凄い伸縮性です。
10分ほどで脱皮が終わり、ツルンとしたサナギの形になりました。
体は透き通るように白くて神秘的です。
写真の右側が頭なのですが、よく見ると目玉の丸い形や
頭部から胸にかけて、長い口吻が伸びて収まっているのが薄っすらと見えています。
**
10日後、これまた夜中の12時過ぎに羽音に気付き目を覚ますと
セスジスズメが無事に羽化していました。
指に止まらせて飼育容器から出すと、パタパタ羽ばたきました。
もうきれいに翅が伸び切っています。
羽化したばかりの新品の翅は、蝶も蛾も何度見てもホレボレするほどきれいです。
背中にある2本の筋が、セスジスズメの名前の由来だそうです。
夜行性なので、実際に成虫を見られるのは、羽化したこの日だけです。
夜中の1時頃に、窓から夜の空へ放しました。
食草をせっせと育てておくので、また庭に来てくださいね(#^.^#)
でもそういう稀な者には、意外な出遭いもある。
自然から与えて貰えるものは、金銀宝石やお金ではありません。
願わず、望まずの祈りと感謝であれば。
偶然ではなく、虹の中に入れました。
異空間て、こういう感じなのでしょうね。
神の祝福に感謝です。
緑になってもオメメ2個かわいいです
一寸くすっと笑えます
実は私、生き物を見た目で判断しているのです。
姿形、生き方がヘンテコな生物ほど興味があって好きなのです。
イモムシや昆虫たちには、無駄なものは一切なくて
生きる残るための知恵と機能が小さい体に詰まっている、小宇宙です。
飼育というより、少しの間でも一緒に居られることで
その生態を感じられれば、と思って飼育観察をさせて貰っています(^^♪
願わず、望まず・・はまだ難しいです(^^ゞ
虹の中に入ることがいつか出来たら嬉しいです。
イモムシも、若い時と終齢では色形が違うのですね。
なので図鑑を見ても判別できないことがあります。
虫の判別には経験を積むしかないのですが
イモムシの経験って・・・(笑)
日々の中で、くすっと笑える事が一つでもあると良いですね。
小さくても、気付いた人が幸せですね(^^♪
蛾になるまでを観察したいと思い、チャレンジしました。ようやく蛹になりました。
蛹ポケットを作ったのですが、蛹には糸がありませんでした。
そのまま蛹ポケットに差し込んでおいても、羽化が無事できるでしょうか?
何か固定した方がいいですか、ご指導ください。
ブログを読んでいただき、ありがとうございます!
私も今、ural_owlさんのブログにお邪魔しましたら・・・
美しい写真とワクワクする記事ばかり。
これからゆっくり読ませていただきます\(^o^)/
セスジスズメですが、サナギポケットは必要ないです(^-^)
前蛹になる時に潜るための土を用意してあげれば
そのまま土の中でサナギになり、自力で這い出して羽化します。
今回はたぶん、食草を綴った中でサナギになったのですね。
ならば、サナギから抜け出す時に出てきやすいように、綴った葉に切れ目を
入れて出口を作ってあげて(過保護ですが(^^ゞ)
翅を伸ばすのに、足場になるものがあると安全なので
飼育ケースの壁面にキッチンペーパーを貼っておくと良いです。
うまく説明できないので、同じようにやったキイロスズメの羽化の時の
ブログ記事を読んでみてください。
https://blog.goo.ne.jp/fuyu325/e/b59a02db31027891e10a51ea1e8339a7
8~10枚目の写真がその様子です。
この時期の気温なら、蛹化から10日前後で羽化すると思います。
きれいな成虫に無事会えますように!お祈りしています(#^.^#)
蝶の場合は蛹ポケットが必要のようですが、蛾はそのまま寝かせておけばよいのですね。
プラケースの壁面にキッチンペーパーを貼っておきます。
どんな姿で出てくるか楽しみにしています。
こんな大きな幼虫を育てるのは初めてで、凄い食欲に驚きましたが、
それまでの貧食からわずか2日間で倍位の大きさになりましたので、良かったです。
虫たちの生活も驚くことばかりで、自然から無限の興味をいただいています。
これからも、楽しいニュースを心待ちにしております。
数匹を一緒に飼育しているときはサナギになるまで
食草が足りるか毎日心配で、草を取りに行く夢までみました(笑)
それに、朝と夜では体格が違う成長の速さも驚異的ですね。
身近にいる小さな虫をちょっと観察するだけでも
いままで知らなかった世界が広がりますね(#^^#)
ご丁寧にコメントをありがとうございました!