赤岩八合館は
富士山の標高3300mにあります。
ここでも日本一高い範囲に入っています。
富士山頂と高さ476mしか違いませんから、
見える景色はほとんど同じです。
ましてや
御殿場口登山道ですから、
東側にさえぎるものはありません。
ふもとまで丸見えです。
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と自分を慰めながら
山小屋の外で日の出を待ちました。
他にもここで日の出を見る方が、
10人以上いらっしゃいました。
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<空が明るくなってきました>
三日月が浮かんでいます。

<4:41>
ついにお出ましです
現場では
もっと光輝いていたのですが
持参のカメラでは
人間の眼には、はるかに及びません。

<4:43>
半分になりました。

<4:45>
丸くなりました。

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軽い頭痛と気持ちの悪さは残っていましたが、
何とか歩けそうなので、
行けるとこまでということで
登り始めました。
まだ日光が赤いのか、
山肌が燃えるようでした。

山小屋から僅かのところに廃屋のような小屋があり、
やがて急斜面の九十九折が始まります。
体調も歩き始めてから次第に回復し、
八合目からの高低差500mを
1時間半で御殿場口の山頂に着きました。
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といっても
たくさん鳥居があって
どこを見てもありがたそうです。

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この日は比較的風が治まっているので
山頂は穏やかな風景でした。
きっと
すごく恵まれていたのでしょう。
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お鉢巡りはしないつもりでしたので、
問題ありませんが、
残雪が道を覆い、
アイゼンがないと危険なところもありました。

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富士山頂を目指すだけなら、
危険はありません。
最後の剣が峰です。

溶岩粒が深いようで、
角度もあり
とても歩きにくい道でした。

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急斜面の坂の上に現れたのは
行列でした。

別に有名なラーメン屋が
あるわけではありません。
その先には
皆さんの目的地がありました。
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日本最高峰富士山の
標柱です。

並びましたので
ありがたみが違います。
*
その手前には
ひっそりと
三角点がありました。

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最終章へ
つづく