八方池の上は
ガスが一層濃くなって
まったく展望は期待できません。
(写真はほとんど下山時のものです)
ひょっとしたら
今日は八方池で帰った方がよかったか?
と自問しながらも、せっかく来たんだからと
足は前に進みます。
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扇雪渓で大勢の登山者が休んでいました。
雪渓があるくらいですから
涼しいです。

ゆっくり登ってきたので
休まずにそのまま進み
雪で横に伸びるダケカンバをくぐって
丸山のすぐ下まで来ると
追い討ちのように
雨が強く降ってきました。
ここから急に
チングルマの群生が広がり
別の世界が始まりました。
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丸山は
文字通り丸い山です。

この先は
時々斜面を横切る道になります。
鎖もついていますが
ほとんど使う必要はないでしょう。
高度感はありますが
道には適度な幅があります。
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雨で視界が利かず、写真も撮れずで
逆にハイペースとなり

八方池から唐松岳頂上山荘まで
1:40で到着しました。
(唐松岳からの下山時)

右下に下りる九十九折は
祖母谷(ばばだに)温泉に行きます。

正面には剣岳や立山連峰が

*
左に曲がれば五竜岳
右奥が唐松岳という

絶好の場所にありますが
ガスってしまえば
普通の暖かい宿です。
下山時に30分ほど粘りましたが
このほとんど雲の写真が精一杯でした。
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山小屋から唐松岳までは20分の上りです。
振り返って

雨のため登山者も少なく
山頂に先客は2名様のみでした。

晴れていたらきっと
大賑わいだったと思います。
何も見えないので
写真を撮って退散しました。
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静けさにまぎれて
雷鳥さんとの
初めての出会いがありました。。

すぐ近くで
少し上にいましたから
目線がちょうど同じくらいでした。
ガサゴソ音をたてても
無心に食事中でした。

(嬉)
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上り3:10
下り2:50
(山荘での休憩を除く)
この日の歩数
23,264歩
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登山道にはずっと花が咲いていて
堪能しました。
展望は次回に期待することにします。
雷鳥に出会えて満足です。
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花編につづく