山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

朝日岳☆古寺鉱泉⇒古寺山@日本百名山№53

2021-08-14 | 53朝日岳(夏)
深田久弥さんの
日本百名山より
山形県は庄内平野で日本海に面しているだけで、あとの陸地は、
鳥海、船形、蔵王、吾妻、飯豊、朝日等の山で囲まれている。
その中で朝日が一番原始的なおもかげを残している。
(中略)
朝日登山の話をしても、
そんな山はどこにあるかという顔をされたものである。
大朝日岳までの最短距離で
ぎりぎり日帰りが可能な古寺鉱泉登山口は
山形県米沢市と東根市を結ぶ県道287号から分かれ
1車線区間の長い林道を20km
車で約1時間走った人里離れた場所あります。
幸い、道は舗装されており
対向車がなければ
それほど不快なドライブではありません。
暗い林道を走りたくなかったので
少し明るくなり始めてから
林道に入るように時間調整しました。
駐車場は広く、200台は止まれます。

仮設トイレが4基あり
駐車料金は1回1000円で
案内センターにある登山届の隣に
料金入れがあります。

地図の青いルートです。地図では
小朝日岳はスルーすることになっていますが
往路のみ上りました。
出発時の気温は22℃で快適です。

案内センターの奥を沢沿いに進むと
右手に古寺鉱泉朝陽館が見え

真っすぐ進むと鳥原山。

橋を渡って朝陽館の奥から
古寺山への登山道が始まります。

少しの間、ブナ林の九十九折の道があり

ひと上りすると
大きな樹木の目立つ尾根道になります。
合体の樹

先行者を数人追い抜きましたが
後ろから追いこす人はまだいません。

ほどほどの傾斜で高度を稼ぎ
一服清水に着きます。

水道並みの水の量です。
ほとんど水は減っていませんが
満タンにして先に進みます。
水場から程なく
ハナヌキ分岐に到着です。

ここまでの標準タイムは2時間ですが
涼しいうちに早く進みたいと思い
歩きやすい道でしたので
所要1:20でした。

登山道は急な上りとなり

北側の雲海の向こうに月山が見え
三沢清水

ここも水量が多く
帰りには、草刈作業の方のきゅうりが
バケツに浮かんでいました。
水が冷たいので
長くバケツに手を入れていられないほどで
流れる水で腕を洗うと、サッパリしました。
更に、急登が続き

前方に、樹木が少ないピークが見えると
そこが、古寺山でした。

初めて朝日連峰の展望が広がり
小休止にします。

ハナヌキ分岐から1時間
登山口から2:20です。
天気予報のとおり快晴です。
カメラの温度計は既に25.3℃で
ここまでは木陰が多く早いペースでしたが
この先は直射日光に当たり
ペースが落ちそうです。
つづく