山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

大遠見山→西遠見山→五竜山荘☆五竜岳@日本百名山№64

2023-10-16 | 64五竜岳(秋)
アルプス平駅から大遠見山まで
小休止1回で2:40歩きましたので
だいぶ疲れています。
大遠見山の標高は2106mで
登り始めよりも少し
ナナカマドが色づいています。

五竜岳はまた雲の中に入り
イライラさせてくれます。

登山道の傾斜が緩むと
西遠見という標柱があり
休むのに丁度いい広場になっていました。

誰も休んでいませんが
大遠見山から30分で
時刻もお昼に近いので
荷物を下ろし大休止にします。
雪解け水が溜まったような
西遠見ノ池があります。

時折、下りや上りの人たちが
挨拶をして通り過ぎます。
食事を終えて
広場を歩き回ると
五竜岳の絶景ポイントがありました。

ゴツゴツした岩が盛り上がって
竜のウロコのようです。
西遠見ノ池を出て少し上ると
ますます紅葉が色濃くなり
雲もまたよし。

ガスが引けば
やせ尾根の本格的な上り坂が見え
疲れを倍増させました。

右のピークから左の白岳まで
2段階の急登です。

まずはザレ場のやせ尾根を
慎重に上り
3連の木製階段を
ゆっくり歩きります。

息が上がって立ち止まり
呼吸を整えてからまた進みます。
階段の上はすぐに
岩場になっていて鎖もついています。

その岩場を上ると、さらに
白岳への急坂が続いています。

登山道の石は大きくなって
ガレ場になりました。

登山道の真ん中に
紫の花が1輪咲いていて

ミヤマウツボグサに似ていますが
ウツボグサは花をたくさん付けるので
違うかもしれません。
まだ調査中です。

傾斜が緩むと
白岳の山頂です。
標高2541m。
山頂を示すものは何もありません。
五竜山荘が下に見えます。


大遠見山から2:20で
五龍山荘に到着です。

五竜岳の山頂は雲の中で
この日の山旅はここまでにします。

宿泊の手続きをして
缶ビールで疲れを癒すことにしました。
五竜山荘到着時点の気温は17℃。
外は風が吹いて寒かったので
山頂が見える自炊部屋で
缶ビールを飲みながら
リラックスしていると
山頂の雲が次第に消えてきました。

明日の朝は晴れが期待できそうです。

この日の五竜山荘は満員ではなくて
寝るのは2段のカイコ部屋です。
寝る場所は先着順で決めていいそうで
その部屋の1番だったので
壁際の布団を選びました。
6人分の布団のところに
最終的に4人で寝ることになり、
静かでよく眠れました。

つづく


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