深田久弥さんの
日本百名山より
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私が最初にこの峰に立った時は、信州側の北沢小屋から仙水峠を経、
駒津峰を越えて行った。六方石と称する大きな岩の傍らを過ぎると、
甲斐駒の広大な胸にとりつくが、一面に真白な砂礫で眼映ゆいくらい
であった。九月下旬のことでその純白のカーペットの上に、所どころ
真紅に紅葉したクマコケモモが色彩をほどこしていて、さらに美しさ
を添えていた。
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Ⅴ
駒津峰は日陰がなくて
山頂は逆光のため白が目立たず
上がってくる雲も気になり
休まずに先に進むことにしました。
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ハイマツとダケカンバの細い尾根道を行くと
岩場となり
近づく山頂の変化を楽しみながら
慎重に進みます。
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2本の鎖のついた斜面を下ると
一段落です。
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振り返れば駒津峰
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/e9/948f625c512145ae9f987d3546e4b5c5.jpg)
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正面の山頂は雲が付いたり
離れたりで落ち着きません。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/ad/b4c1512fd50b861ef783ea222447b1f8.jpg)
大きな岩を回り込むと
岩場を登る直登コースとの
分岐に出ました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/48/f0d63120f20bc9de5d69790aec1d5505.jpg)
駒津峰から30分。
気温は28.5℃
日が当たると暑いです。
直登コースに登る準備中の
ヘルメットの2人に挨拶をして
右の一般ルートに進みます。
どちらのルートもコースタイムが
60分になっていて不思議です。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/f1/30243de82e6bb669e11018424946164d.jpg)
灌木帯を少し下り
まもなく白い砂礫の斜面が
見えてきました。
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振り返ると、雲の中から
六方石(ろっぽういし)の全貌が現れました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/0c/2ea41e132fc1579aa3ba7c89d01f4f67.jpg)
六方石(ろっぽうせき)は
五角か六角の角柱のことですが
四角までしか確認できませんでした。
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ここからは、歩きにくい砂礫の道を
白い岩壁を見ながら
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/f8/d5ff0e5c12426a38e2f751dc8c87a284.jpg)
足1本しか置けない細道を抜け
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/a4/57f3c978680937574615def2b238a33c.jpg)
動物の後ろ姿のような3体を超えると
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/63/d6e6e87c6bdf9f4759a5f590a63d35d3.jpg)
摩利支天との分岐になります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/e8/ae09af960c1250f5d601ec188ccb1a21.jpg)
往復30分ほどなので、数名の
先客がいらっしゃいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/84/c1038ef8afaf8c46d2a4003ac7bd2cb7.jpg)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/d4/0e81692962ce9597abdca2f1326a26f9.jpg)
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その後も白い砂礫の道を
ジグザグに進むと、ようやく
山頂の祠が見えました。
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直登の分岐から60分
駒津峰から1:30で
甲斐駒ヶ岳山頂に到着です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/c2/ade324992c450f580dc0c76e2b99867d.jpg)
気温は26.6℃
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/2e/e86c59bc30ead86917f7cb1d94e55f8b.jpg)
奥の山は仙丈岳です。
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登山口から山頂まで
ここまで丁寧に書いた山は
他にありません。
分刻みでイベントのある
面白い山です。
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つづく
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