山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

駒津峰~山頂☆甲斐駒ヶ岳@日本百名山№67

2024-08-25 | 67甲斐駒ヶ岳(夏)
深田久弥さんの
日本百名山より
私が最初にこの峰に立った時は、信州側の北沢小屋から仙水峠を経、
駒津峰を越えて行った。六方石と称する大きな岩の傍らを過ぎると、
甲斐駒の広大な胸にとりつくが、一面に真白な砂礫で眼映ゆいくらい
であった。九月下旬のことでその純白のカーペットの上に、所どころ
真紅に紅葉したクマコケモモが色彩をほどこしていて、さらに美しさ
を添えていた。
駒津峰は日陰がなくて
山頂は逆光のため白が目立たず
上がってくる雲も気になり
休まずに先に進むことにしました。

ハイマツとダケカンバの細い尾根道を行くと
岩場となり
近づく山頂の変化を楽しみながら
慎重に進みます。



2本の鎖のついた斜面を下ると
一段落です。

振り返れば駒津峰

正面の山頂は雲が付いたり
離れたりで落ち着きません。


大きな岩を回り込むと
岩場を登る直登コースとの
分岐に出ました。

駒津峰から30分。
気温は28.5℃
日が当たると暑いです。
直登コースに登る準備中の
ヘルメットの2人に挨拶をして
右の一般ルートに進みます。
どちらのルートもコースタイムが
60分になっていて不思議です。

灌木帯を少し下り
まもなく白い砂礫の斜面が
見えてきました。

振り返ると、雲の中から
六方石(ろっぽういし)の全貌が現れました。

六方石(ろっぽうせき)は
五角か六角の角柱のことですが
四角までしか確認できませんでした。
ここからは、歩きにくい砂礫の道を
白い岩壁を見ながら

足1本しか置けない細道を抜け

動物の後ろ姿のような3体を超えると

摩利支天との分岐になります。

往復30分ほどなので、数名の
先客がいらっしゃいました。


その後も白い砂礫の道を
ジグザグに進むと、ようやく
山頂の祠が見えました。

直登の分岐から60分
駒津峰から1:30で
甲斐駒ヶ岳山頂に到着です。

気温は26.6℃

奥の山は仙丈岳です。
登山口から山頂まで
ここまで丁寧に書いた山は
他にありません。
分刻みでイベントのある
面白い山です。
つづく



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