風をうけて vol.3

お引越ししてまいりました。
拙いブログですがよろしくお願いします。

赤城鍋割山登山 その1

2021-06-06 09:01:38 | 山、ハイキング
五月最後の日、赤城鍋割山を登ってきました。

標高1332m、久々の山らしい山の登山です。

天候はこの時期らしく、はっきりしない空模様。

特に山の天気は変わりやすく、少々不安の中での出発になりました。



殆どの山がそのように、この鍋割山も登り口がきつい坂になっています。

その坂はやがて岩場に変わり、この登山一番の難所が登り始めて30分程で現れてくるのです。

まだ呼吸も安定しないままの岩場の急登。



そこさえクリアしてしまえばあとは楽だからと、それだけを心の拠り所に頑張るのです。

汗があっという間に噴き出て、半袖では寒いかなと長袖を余計に着込んだことをこの時は後悔しましたが、この岩場を越えた荒山高原に到着した時にはその判断が正しかったことを思い知ったのです。

荒山高原の向こう斜面はもう雲がかかっていて何も見えません。



日差しは多少あるものの吹く風の冷たい事。

ここで休憩するのもちょっと辛い状況。

汗で少し濡れた背中が冷たくなっちゃいます。

それならとまだ歩いていたほうがまだマシですし、天気も崩れてしまってはせっかくここまで登ったのに頂上もみないうちに下山する羽目になってしまいます。



とは言うものの、この時期に咲くレンゲツツジは見事に満開で、まさにオレンジ色のトンネル歩きとなっています。

そのトンネルの中に入ると冷たい風も感じず、時たま現れるシロヤシオの花にも感激したり、快適な尾根歩きが続いていました。


残念ながら遠くを見渡せるはずの展望は雲に隠され、見えてもぼんやり程度。

時々ガスに包まれ、視界も僅かに遮られることもありましたが、約1時間半程度で頂上に到着しました。



予想はしていましたが、眼下に見えるはずの群馬県の町並みはガスに遮られてがっかりしましたし、ここも風除けとなるものはなく、かなりの寒さを感じてしまいます。

何も見えない場所にいても仕方ないので早々に下山することとなりました。



そうして下り始めると、一瞬雲が流れて視界が開けたり、緑とオレンジ色に染まった山の姿を見ることができたり、それはそれなりに楽しいものです。

それ以上に山の空気はやはりどんな田舎に住んでいても清々しく感じるもので、そうしたものが下界で汚れた心を浄化してくれる、それこそが山の魅力でもあると実感するのです。



再び荒山高原にたどり着くと多くの登山者が食事の準備中でした。

今流行りの”山めし”と言ったところでしょうか。

簡単なレトルト食品やインスタントのモノではなく、しっかりと調理した本格的なものです。

山で火を使うのはこの間の足利の山火事のこともありやはり怖いですが、山でこんないい匂いを嗅いでしまうと次回の登山ではせめてコーヒーぐらいは入れて見ようかなという気持ちになるから不思議ですね。



そんな良い匂いに後ろ髪を引かれる思いで、無事に下山。

時計を見ればお昼時。

さてさて、これから食事はどうしましょうかと。

とりあえず、大沼方面に行ってみようとなったのです。

続く。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お年のせいかしら。

2019-04-30 07:03:55 | 山、ハイキング
新緑の緑が随分色濃くなってきました。

初夏の日差しが緑から透けて、気持ちの良い空気で包んでくれています。

きっとこの時期が一年のうちで一番人間にとって優しい時期なんでしょうね。



就職して約一ヶ月半、ようやく仕事にも慣れてきて自分なりに生活のリズムを築けてきました。

と、言ったところで、このGWの長期の休日。

またGW明けには、気持ちを仕事に持っていくのがまた大変じゃないかと、今からちょっと心配なところでもあります。

とは言え、他にアルバイトでも、という気持ちにもなりません。

本来ならば、パート社員の身の上では、長期の休みはモロにお給料に響きますから、ダブルワークの心配までしなければいけないところでしょう。

だって、まだ一応は扶養者をもつ世帯主。

それなりの稼ぎは必要、、、でも、、、ひとが休んでいる時に仕事をするのも、、、甘すぎますか、こんな生活(笑)

さて、そんなGWの最初の日曜日。

行ってきました、今年初めての奥武蔵グリーンライン。

そんな時期ともあって、いつもは淋しい奥武蔵のこの山の中も沢山のランナーさんや登山客でそりゃもう大賑わい。

これだけ人がいっぱいいると、さすがに野生の動物さん達も顔を出したりはしないでしょう。

動物さん達にはいい迷惑かも知れませんが・・・。

そんなグリーンラインを快適に走って、お茶屋さんまで。

そこで富士山を眺め、「ああ、気持ちいいね」で、そこまでは良かったのです。



ところが、その折り返した帰り道で膝に違和感。

その違和感は段々痛みに変わり、ヤバい状態に。

こうしたところが、この奥武蔵グリーンラインの怖さですよね。

公園周回ならすぐにでも止められますが、とにかく帰らない事には帰れない。

仕方なくランからウォーキングに切り替え、なんとか駐車した鎌北湖まで。

早めに走ることを諦めたことが功を奏したのか、重症には至らなかったようで、今では違和感は殆ど感じません。

今日にも走れそうな雰囲気ですが、おかげさまで雨が味方をしてくれたのか、マラソンの神様がやめておけと数日雨を降らせてくれるようです。

この違和感、実は仕事を変えてから何度も就寝中の夜中にふくらはぎが攣るんですよ。

何故だかその原因は分かりませんが、その都度痛い目に遭い、その影響が今回の膝の痛みとすがたを変えて現れたのでしょうか。

いずれにせよ、これはちょっぴり心配事のひとつになりそうです。

もう何度も攣っているふくらはぎにどういったストレスが作用して痙攣が起こるのか。

これを解明対策して行かないと、又ひざ痛となって走りるのに支障が出てしまいます。

いったい何なのでしょうか。

別に足を使った仕事ではないのですが、、、疲れて平日も走れないでいますし、、、原因が分からない。

仕方ありません、、、、お年のせいなのでしょうかね。

まあ、無理せずだましだまし走っていきましょう。



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

迷っています。

2018-12-04 06:52:35 | 山、ハイキング
12月3日。

郵便が届きました。

ところが、お待ちかねの書類が届いてない。

待ちわびている【離職票】

これがないとハローワークや役所での様々な手続きができないんです。

と、言うことは、まだ今までの仕事から離れたという証明がなく、健康保険や年金を国保や国民年金に移行することもできず、就職活動も資格取得のサポートをしてくれる制度を利用できない・・・。

いや、実はその辺の詳しいことがわかりにくくて、先ずはハローワークで説明を聞いてみようと思っていたのですが、今、その資格取得についても迷いが出てきてしまいました。



その資格やその資格を生かした職業とは「福祉」系。

障がい者施設でのお仕事が希望なのですが、介護職でもいいかなと。

ところが、求人広告等を見てみると残念なことに時給の低さや、休日、勤務時間の曖昧さが目につき、土曜日や日曜日にほぼ決まった休日がある企業系の仕事よりも条件面での不利さが考えられます。

今までの仕事が機械相手で、もうこれからは人間相手の仕事をしたいと思っていたのは確かなのですが、やはり生活もありますし、余暇を楽しむ時間も欲しい。

そうなったら、今までと同じように工場勤務として再び機械を相手に仕事をしていたほうが気が楽かな、と。

興味のある仕事とはいえ、今更全く違った環境に身を置くのはそりゃ勇気が必要です。

また、知り合いからも色々な情報を聞くにつれて、その仕事の過酷さも随分知りました。

実際に自分がその場面に出くわした訳ではありませんが、どうしても良いイメージがわきません。

かといって、又機械相手というのも・・・。

今までの仕事を退いて一ヶ月経ちました。

あれ程苦しんでいた手荒れもほぼ完治。

あの環境が自分のカラダに合っていなかったことを如実に表していたわけで、又そんな中に入っていくのにも躊躇してしまうのです。

それならそのどちらにも当てはまらない職業、、、今のところ考えられるものがありません。



迷っています。

本当に迷っています。

毎日、求人のページを開けては、これはな、、、とか、これならいけるかも、とか、悩ましい毎日を送っています。

気分転換に走っていてもそんなことばかりが気になって考えるのは仕事の事ばかり。

それどころか、なんでこんな時間に走っているんだと恥ずかしい気持ちになったりもして、仕事がないということの惨めさを嫌と言うほど味わっています。

なのに自分の進む道が分からない。

人生の中で分岐点に悩むことは何度かあると思います。

その分岐点の大きさで言ったらかなり大きな分かれ道に差し掛かった状況です。

それなのに時間は止まっていてはくれません。

早く決めろ、早く決めろとせわしく私の気持ちをかきむしるのです。

もちろん焦っても仕方がないのは分かっていますが、失敗はしたくないし、これから第二の人生が始まるわけですから、なるべく良い道は早くしないとどんどん塞がれていくようで落ち着いていられません。



第二の人生の門の表札にはどんな文字が書かれているのでしょうか。

その門を叩く自分の姿。

迷いから解放されるその時は、もうすぐそこにある。

そうして来年早々からでも新しい職業を決めたい。

自分が納得できるもの。

社会への復帰は、この惨めな気持ちの生活からきっと救ってくれるはず。

それには先ず、【離職票】待ち。

きっと、今日こそは郵便屋さんが運んできてくれるでしょう。

私の第二の人生は今日の午後から始まりそうです。



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

久々です。やっぱり山はいいなぁ~。

2013-06-09 18:25:26 | 山、ハイキング

2013_06010015 登山シーズン到来。

と、私が言うほど登ってはいませんが。

でも、やっぱり山はいいよね。

登りたいよね。

でもでも、腰が痛いし、

アキレス腱も痛いし。

そんな訳でちょっとだけテスト。

どれだけ登れるかな~、痛くならないかな~、また安政遠足の時みたいに

攣っちゃったらどうしよう。

そんな不安の中、一番手ごろの山、いつも登っている山、赤城山を目指しました。

自宅を出発したのが8時を過ぎていたので赤城鍋割山登山口に着いた時には

この所のブームのせいか駐車場が一杯で車を置く事がどうしてもできません。

2013_06010014 仕方なく一番奥に位置する

小地蔵岳や長七郎岳で

とりあえず足慣らし。

小沼と言う湖を取り巻くように

位地するこの山々。

レンゲつつじや三つ葉つつじが

今が見ごろで、

しかも険しい登山道と言う事もなく普通にドライブに来た初老のご夫婦や

小学生の遠足の子供達が普通に登れる山。

それでも標高は1500m以上はあるわけで、眺望の開ける頂上からは

それなりの景色が見ることが出来ます。

2013_06010026 今日はどのくらい歩けるのかの

テストである為、

まったく立ち止まる事無く

そのまま下山。

2時間近くの山歩きでも

腰やアキレス腱の痛みはなく、

まったく良い感じ。

それではもうひとつ登っちゃえと、そして時間も時間だけにもう駐車場も空くだろうと

再び鍋割山登山口へ。

しかし駐車場に着いてみればやっぱり空きのスペースがありません。

どうしようか、と迷っている間に一台分の空きができ、すかさず車を押し込みました。

やっとこれで登れる訳ですが、ランニングブームもさることながら登山も相変わらず

流行っているのだと改めて実感。

2013_06010041 これだけの車があるということは

それなりの人数の方が山に

入っていると言う事ですもんね。

それなりの渋滞は覚悟しなければなりません。

そんな心配がずばり的中。

ものすごい人数の登山者が降りてきます。

小旗を持った方が先頭を歩いている事から

きっとツアーでこられた方達だったのでしょう。

ちょっとした岩場だった為、その方々が通り過ぎなければどうにも登る事ができません。

そのうちのひとりの女性の方が、

「少しでも登らないと、止まって待っている場合じゃないですよ~」ですって(笑)

ふふ、参りましたね~。

まあ、良いでしょう、そんな会話も。

今日はなんだか機嫌が良い(笑)

2013_06010056 なんだかんだで

ノンストップで頂上まで。

そこでコンビ二で買った

缶コーヒーを一気に飲み干し、

そのまま下山。

このときに坐骨神経痛が

少しだけ痛み出したけど、

べつに立ち止まるほどの痛みでもなくアキレス腱はまったく問題なし。

ただ、ゆるめに締めたシューズの中で足が動いてしまい爪に痛みを感じた為、

一度立ち止まり紐を締めなおしただけで駐車場に戻ることが出来ました。

ここでも2時間近くを往復してきたわけですが、ちょっとした痛みはあったものの

心配していたほどではなく、このくらいの山ならば大丈夫だとひと安心。

2013_06010060 テストとはいっても

3時間以上は歩けた訳ですからね。

これならもう少し険しい

山でも挑戦できるかな。

今まで諸々の事情で

登る事ができなっかた山。

今年はいくつか登ることが出来ると良いな。

今のところの予定では来月の初旬に草津白根辺りを登ってみたいね。

コマクサの群生が見たいな~。

温泉にも入りたいな~。

そうなれば温泉饅頭もあることだし、ここ、いいよね~。

雨の降らない畑は大変ですが、雨の降らない山登りは最高。

空梅雨もこうなると良いかもね~。

コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お久しぶり~♪ 「外秩父七峰縦走ハイキング」に参加してきました。

2012-04-24 18:45:25 | 山、ハイキング

2012_04210002 未だかつて経験の無いほどの

筋肉痛に襲われております。

腰、太腿、脹脛・・・。

フルマラソンを走っても

ここまで痛くなった事などありません。

参りましたね~。

某鉄道会社主催、

「外秩父七峰縦走ハイキング」を

この間の日曜日、降りしきる雨にもめげず歩いてきました。

「な~んだ、ハイキングか~」、なんて思わないでくださいね。

実はこれはハイキングとは名ばかりで、いわゆる縦走登山ですよ、絶対に!

全行程約42km、官ノ倉山(344m)から始まり、笠山(837m)、堂平山(875m)、

剣ヶ峰(876m)、大霧山(766m)、皇鈴山(679m)、登谷山(668m)の七つの

峰を時間内に歩ききる大会なんです。

2012_04210008 しかし結果から言えば、

今年も途中下山。

ゴールまでたどり着けませんでした。

それでも大霧山を越えた

約27km地点から

約2.5kmほど離れた

バス停までのほぼ30kmを

10時間かけて歩いてきました。

生憎この日の天気は予報通りの「曇りのち雨」

風除けになるもののない山頂では寒さに震えるような酷い天気でした。

勿論、殆ど眺望も望めず、ただひたすら雨で滑る足元だけを見つめる

辛い登山となってしまったのですが、やっぱり山は良い!!!

2012_04210022_3 久しぶりに登る山は、

まだ山桜は満開。

やや芽を吹き出した

ブナなどの広葉樹は

薄い緑色で所々

飾り立てられ、

生き生きとした

自然の息吹を

感じられずにはいられません。

自然界のこうしたチカラは、この人間という動物の心の中にいとも簡単に染みとおり、

やがてそれが人間の生きる為のエネルギーに変化を遂げて行くのです。

「来て良かった~」

と、思うと同時に、今まで毒されていた心や身体が浄化され、

幾分軽ささえ思えるようにもなるのでした。

本当に久しぶりでしたね、こんな感覚は。

2012_04210038 実はこの日も

睡眠時間2時間、

いや、殆ど寝ていない

状態からの参加で

正直、絶対に

歩ききれないどころか、

仲間の人たちにも

付いていけないだろうと

思っていたのでした。

そしてこの天気ですから、

もし、おいていかれる様なことがあれば即下山。

いち早く駐車場の車に戻りその中で皆の帰りを待っているつもりでした。

が、やっぱりそんな自然の力が私にエネルギーを与えてくれたようです。

2012_04210040 完歩した仲間には

付いてゆく事はできませんでしたが、

他の方達とは

楽しく一緒に最後まで

歩く事ができました。

が、やはり滑る登山道で

相当無理をしたのか、

冒頭にも書いたように

現在、ものすごい筋肉痛です。

これは加齢からくるのじゃないですよね、ぬかるみで踏ん張ったせいですよね。

そういってください、お願いだから・・・(笑)

そうじゃないと、これから色々登ろうという計画が怖くって立てられなくなっちゃう(爆)

2012_04210015 そろそろ雪も解け始めた山々。

今年はもうひとつ楽しみが増えそうです。

さあ、今度は何処を登ろうか~。

ただね~、

またね~、

喘息が復活してしまいましたとさ。(涙)

チャン・チャン~♪

コメント (11)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする