にわか百姓の「男はつらいよ」 自然には勝てね～や。。。

  昨日も今日も午後になると

突然の強風と豪雨。

真っ黒な雲がいきなりやってきて

人々を慌てさせます。

おいおい、夕立って

夏の風物詩じゃなかったのかよ。

まだ５月だぜ、ワイルドだろ～。

って、そんな事をいってる場合じゃない。

本当にやばいんだから。

何がやばいって、ひょうでも降られたなら、もう夏の作物はお釈迦になっちゃう。

頼むから、それだけは勘弁してください、雷様～！

と、言う事で昨日は、このところの忙しさにかまけて、ほぼ放置状態だった

野菜たちのお手入れ。

もう凄い事になっているだろうなと思っていたら、意外やそうでもなく、「おや・・・？」と。

全然大きくなってないんだもん、

きゅうりやトマト、

どうしちゃったの？

まあ、考えてみれば

まだ上空には

マイナス１８℃とかの寒気が

居座っているっていうんだもの、

空気自体は冷たいやね。

そんな気温じゃ伸びるわけもないか・・・。

ホント、おかしいよ、今になっても寒気だなんて。

それでも今日は日差しはかなり強く、気温も２５℃はゆうに超えているというのに、

やっぱり風は冷たかったよな。

まったくヘンなお天気だぜ。

さてさて、伸びの悪いのはきゅうりやトマトだけじゃなくって、他の作物もみんなおかしい。

種を蒔いた次の日に大雨になっちゃったチンゲン菜はほぼ全滅。

大根やインゲンも何となく元気がない。

元気モノは春菊だけかな。

でも、春菊なんてそんなに

食べる事もないし、

どうせ秋になるまでほったらかされて、

キレイな花を見ることに

なっちゃうに違いない。

そんなものよりも高価な種のショウガが全く芽を出す気配もないんですよ。

初めて植えたのでどの時期に芽を出して、どの時期に収穫するのだか知らないのだけど

何となく不安だよね。

不安といえば、ナス！

やられちゃったよ・・・、虫に食われちゃった・・・。

虫除けで粒状の農薬を撒いておいたのだけど、まったく効果がなかったみたい。

参ったな・・・。

「ちくしょう～、はぁ～」と、途方にくれていると、ちょうどそこを通りかかった近所のオバサマ、

「良いナスだね～」だって。

おいおい、お世辞もそこまでいくと

完全に嫌味だぜ～。

まあ、葉っぱを食べるものじゃないし、

芯はまだ無事だから何とか復活するか。

慌てて消毒したけど、その直後の豪雨。

「ざけんなよ～！」

薬害が心配だからこれで少し

様子を見ることにするけど、やっぱり虫さんは未だ健在？

これもみ～んな、このヘンな天気のせいだからね、雷様、賠償請求するよ、マジで！

それと、ネギの苗が非常に調子が悪いんですよ。

発芽はしっかりしていたのにいつの間にか消えちゃってる。

何が悪かったのかなぁ

やっぱり、にわか百姓じゃ

こんなものなのか、

プロにはかなわないよな～。

これじゃプロのオバサマに

嫌味を言われても仕方ないよね。

全くお百姓の成果は

みんなに見られちゃうから、

誤魔化しが効かないんだよ。

いくら虚勢を張っても畑をみりゃ一目瞭然、お～こわ！

もっともっとお百姓を極めなくっちゃいけないね。

一応、将来の目標は立派なお百姓さんなんだからさ。。。

今シーズン最後となる「軽井沢ハーフマラソン」を走り終えて。。。

今日は金冠日食とかで日本列島全体が

随分盛り上がったようだ。

私はといえば、そんなことにはまったく関係なく

目の前が真っ暗になり星が見えるほどの忙しさに

まるで天国にまで続く階段にでも駆け昇るかのような

酷い時間を過ごしていた。

そういえば今日はやけに疲れていた。

それはそうである。

昨日も相変わらず２時間程度の少ない睡眠で「軽井沢ハーフマラソン」を

走ってきたのだから。

ハーフとは言え、この季節のレースは辛い。

決して高い気温ではなかったが、心地良いはずの涼風が向かい風となれば汗が噴出す。

普通ならばなんともないような僅かな上り坂が、激坂に感じられ残り少ない体力を奪う。

ここ数レースのうちではワーストとなる１時間３７分台（ネット）の結果には

それ程肩を落とすような事もなかったが、今日感じた体力のなさには少々がっかりもした。

以前ならば、こうしたレースの翌日であっても殆ど疲れを残す事無く、

仕事に従事する事ができていたのだが、今日の疲労感はやはりそれだけ

体力が落ちているという事なのだろうか。

それはやはり今シーズンの結果から見ても

そんな状態は顕著に表れている。

追い込んだ練習を行えば起こる筋肉痛は当たり前。

だが、その後の回復には信じられないほど時間を

要するようになってしまった。

筋肉痛は回避できたとしても

今度はからだの内部から壊れていく。

喘息然り、盲腸付近の痛み然り、なのだ。

思うように練習がこなせない・・・。

これが年令を重ねてゆくにあたり、徐々に記録の落ちてゆく所以なのだろう。

しかし、このまま何の抵抗もなく落ちてゆくのは自分の気持の中では

決して許せるものではない。

諦めてしまうのは簡単なこと。

どんなに落ちようとも、女々しくあってもいい、諦めの悪い奴だ呆れられてもいい。

こだわりと目指す記録を持ち続け、まだまだこの先も走り続けて行こうと思っている。

さて、この「軽井沢ハーフマラソン」を今シーズンの

終わりと一区切りつけようと思う。

本来ならばまだまだ走りたい大会が

６月にも７月にも数レースあった。

だが、やはり少々からだを休めなければ

ダメであるようにも感じている。

ただ、休むとはレースを走らないだけであって、

練習をやらないという事ではなく、しっかりとした土台を

この時期に作って行くという事であり、今シーズンのように

壊れてゆく箇所を増やさない為にも、基礎となる体力を強化しようと言う事だ。

とは言え、８月には既に２つのレースが控えている。

そのレースの先には当然メインとなる秋シーズンが始まるわけで、

土台を築いた８月に走るレースは秋シーズンのまたまた土台となるわけだ。

こうして築いた土台があってこそ、加齢に負けないレースを迎えることができる訳で

この６月からの２ヶ月間は、休みであっても休むという概念からは、

かなり逸脱したものとなるに違いない。

気温の一番上がる季節に

一番大事な時を向かえることと言う事だ。

そこでどれだけ頑張れるかが

秋から冬のレースで笑うか泣くかの分かれ道。

からだからの言葉に耳を傾けながらも、

強い精神力と、ちょっとだけの昭和の根性を活用し、

今シーズンの轍を踏まないよう、復活への路を探っていこうと思っている。

ショック！「安政遠足侍マラソン」を走ってきました。

３０ｋｍ近くも走るというのに

誰一人としてアップをする

姿を見たことがない、

そんな大会って他にあるでしょうか。

笑いと驚きと尊敬が交差し、

参加者全ての人の目が

キラキラと輝く大会、

それが今回参加した

「安政遠足侍マラソン」なのです。

この大会は江戸末期安政２年（１８５５年）から安中藩の藩士の心身鍛錬の為に、

安中城より軽井沢熊野神社までを走らせた事を起源とし、それを現代に再現した

大会だそうで、もう今年で３８回を迎える由緒正しく歴史のある大会なのです。

また、私が知っている限りでは日本一の仮装で走る大会であると思われ、

参加者の殆どが何らかの

仮装をして走るのです。

むしろ仮装をしないで走るほうが

目だつようなそんな大会は

他に見たことがありません。

もちろん私も仮装で走ったのですが、

周囲のクォリティーの

高い仮装に圧倒され

乏しい自分のアイディアやセンスのなさがおもむろに露呈してしまった

大会となってしまいました。

今回、ちょっとだけですが恐らく日本を代表するだろう、そんな仮装の達人の方々と

お話を聞かせていただく機会を得たのですが、そのものすごいこだわりに暫し唖然。

自分の甘さが恥ずかしく、いうなれば仮装をなめていた、そんな自分が少し恥ずかしくも

なってきたのです。

私の仮装は仮装じゃない、

そう思わずにはいられないほどの

カルチャーショックなのです。

美術的手腕や技術、

豊富なアイディアや知識、

それに加えて余裕の走力と

全てを持ち合わせなければ

といてもこの大会で表彰を

受ける事は不可能で市販の衣装や小道具などではただのファンランに

過ぎない事を思い知りました。

私は元々プラモデルや模型飛行機を作るのが子供の時から好きでした。

こうしたものを作るのは基本的には嫌いじゃありません。

ですが、

かなり技術を磨いてゆかねば

いけないことは当然ですが、

それ以上に人まねではない

斬新なアイディアを

発揮できるほどの

センスを身につけること。

これはメディアから然り、

書物からも然り、もっと豊富な知識を身につけていくことが大切なのでしょうね。

私にはまたひとつ夢ができてしまいました。

いつかこの大会で、

誰もが認めてくれるような

仮装ができるようになること。

制作に必要な縫製も

塗装もこれから少しずつ

学んで行こうかなと思っています。

こりゃ忙しくなったぞ～。

またひとつ趣味が増えちゃう予感です。

スーパームーンの夜に

月がもっとも地球に接近し、

いつもより大きく見える満月を

スーパームーンと言うそうだ。

そう言われれば、昨日の月は

幾分大きく見えたような気がした。

「おぼろ月夜」なんて言う

童謡があるように

秋の十三夜や十五夜以上に

春の月はこの朧（おぼろ）という美しい言葉で表現されるように

なんとも言えない味わいがある。

そういえば私自身、大きく育ってしまった菜の花の丈にも満たないような子供の頃に

西の空が朱色に染まり、それと同時に大きな月が反対の空にぼんやりと昇るのを

不思議と眺めていたような記憶がある。

子供心にもそのような幻想的な美しさと、春の幾分冷たさの残る夕方の空気に

季節の移り変わりを肌で感じ取っていたようだ。

そうするとやけに家のぬくもりが恋しくなり、それまで夢中で遊びまわっていた暗くなりかけの

畦道を駆け足で帰りを急ぎ、思わず母親に抱きついた、

だなんて、まるで映画のひとコマの様な思い出は、もしかして今の自分の記憶を

限りなく美化したものに過ぎない夢の中の話だったのだろうか。

こうして現実を逃避するわけではないのだが、春の月は私にとってそんな夢物語の

格好の舞台となって、今でも嫌な思いでひとつ浮かぶ事はない。

今は多くを夜が

活動の主とする仕事ゆえ、

日々の暮らしの中で

夜空が自分にとっての

夜明けであるし、

見上げる夜空から

今日の一日が始まる。

昨日は玄関を出たその瞬間、

目の前に大きなその姿を見せてくれた満月。

クレーターまで見えてしまうかのような大きなその月の姿に、そんな昔のひとコマを懐かしみ、

そして思い出しながらの昨日の出勤となっていた。