風をうけて vol.3

お引越ししてまいりました。
拙いブログですがよろしくお願いします。

猫の気持ち・犬の気持ち

2012-01-31 15:11:25 | 日記・エッセイ・コラム

2012_01300010 毎日寒い日が続いています。

遠くに見える山々は

例年に無く雪を被った

姿を見せ、よりいっそう冬の厳しさを

演出しているかのようです。

毎日吹き荒れる季節風は

湿度を奪いとり、

埃を舞い上げ、

木々の枝を揺すります。

この季節は日差しのある日中でさえその季節風の影響で、外気温はかなり低く感じられ

それに輪をかけたような記録的な寒波の影響で家に閉じこもる事が多くなっています。

それはペット達にも同じ事が言え、我が愛猫の二匹もヌクヌクとソファーの上で

お昼寝の毎日。

夜になってもそれは同じで、毎晩決まって私の布団の上にて二匹揃ってご就寝。

締め出す形となる私も必死の抵抗を試みて、布団は猫たちと私の奪い合い。

結局半分ずつで何とか折り合いをつけ、寒い夜中にも何とか風邪を引かぬ程度には

睡眠を取れてはいます。

そういえば、昔の猫は布団の上で寝ずに、布団の中にもぐり込んできていました。

しかし、最近の猫はどうしても布団の中に入ろうとはしません。

2012_01240006 それはどうも住宅事情が

関係しているのかもしれませんね。

今は昔のような隙間風が

入ってくるような部屋ではなく、

しっかりとした断熱材が効いた

部屋の温度は

猫にとって充分暖のとれる環境と

なっているのではないかと思われます。

「膝の上に乗らない・・・」と嘆いている妻や子供達の叶わぬ願いも

そんな住宅事情が影響しているかもしれません。

言わば、猫の世界の温暖化は住居から既に始まっているのです。

激変と言うと大げさかもしれませんが、昔の猫と現在の猫の事情はそんなところから

違いが生まれてきているのでしょう。

2012_01240016 また餌などは

猫に食べさせるには

随分贅沢な品物で、

しっかり栄養分も含まれ

飼い猫はこぞって肥満気味。

成人病に侵されても

全くおかしくない

最近の猫たちの悩みの種は

その原因のひとつとして、自由に外出がままらないこと。

それももちろん現代の住宅事情によるところが大きいのです。

ドアを勝手に開け閉めできる猫なんてそうはいませんからね。

寝ては食べるを繰り返す猫達にとって、果たしてそれが幸せなのかどうか・・・。

外で自由気ままに過ごすのが猫の本来の姿だというのにね。

それは犬にとっても同じことが言えるでしょう。

「犬は喜び庭駆け回り、猫はコタツで丸くなる~♪」なんて今はありえません。

庭を駆け回っていたなら、保健所に通報されちゃいますから(笑)

2012_01240017 私、どうも犬は苦手です。

というより、犬が私を嫌いみたいで・・・。

もう何度噛まれた事か。

私は何もしていないんですよ。

なのに何の前触れも無く

いきなりガブッとやられちゃうんです。

いつか夜、帰宅した際、

物陰に隠れていた

野良犬と見られる犬にいきなり襲い掛かられさすがにその時は子供も小さかった事もあり、

即保健所に連絡。

きっとその犬は保健所で捕獲され処分されてしまった事でしょう。

私はその犬に対して死の宣告を与えてしまった訳で、自分がかまれたその傷の痛みより

今でもあのおびえたような犬の表情が脳裏に焼きついて消えることが無いのです。

決して私は犬が嫌いなわけではありません。

あの犬の表情や、そのほかにも何度かかまれた犬への恐怖心が

苦手意識を作り上げているのかもしれませんね。

2012_01240010 「いつかは犬と散歩」

それは私の子供の時からの

憧れでもあり、

そして夢でもあるのです。

果たして私を気に入ってくれる

犬と出会える事ができるでしょうか。

そして猫たちと

仲良くしてくれる犬が

表れてくれるでしょうか。

夕焼け空の下、愛犬との散歩を夢見るオヤジでありました。

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「卒業」の予感

2012-01-24 18:46:44 | 日記・エッセイ・コラム

2012_01240019 今日は休日。

たまたま同じく休みを頂いていた

奥方と共に初詣(?)を兼ねて

栃木県佐野市にある

厄除大師に行ってきた。

昨夜は首都圏でも

かなりの積雪があったそうだが

我が街では全く無し。

まさかと思っていたがこの佐野市に近づいていくと、やはり3cmぐらいではあるが

積雪がったようで、所々路面も凍結をしていた。

昨年受けたお札を納め、そしてお参りをしてきたのだが、さすがに日陰に入ると

身震いするほどの寒さ。

この時期でもあるし、平日と言う事とでちらほら程度の参拝客も長居は無用と

何軒か出ていた露天の店主ものんびりムード。

当然私たちも寒さに耐えかね、会い向かいにある物産館に逃げ込み暖をとる。

相変わらず我が奥方は目ざとく甘いものを見つけては買い物籠に放り込んでおり、

苦笑と共に今年も相変わらずの年をおくれそうだと、なんだかおかしな安堵の雰囲気。2012_01240023

ここ佐野市はご存知の通り

「佐野ラーメン」で有名だが

何軒も軒を連ねるそのお店は

まだ昼時前と言うこともあって

静かさの中にあった。

しかし、有名店ともなれば

今でも長い行列ができるらしい。

だが生憎我が奥方は

この佐野ラーメンがあまりお好みではないらしく全く興味を示さない。

それよりもこの佐野にはとても美味しいらしいお蕎麦やさん情報があり、

何時しか耳には入っていたのだが、そこがなんと言うお店で、何処にあるのか

全くその辺の事情も分からず、せめて物産館でその情報でもつかめればと

思っていたのだが、何件かのお店のパンフはあったもののわからずじまい。

失敗はしたくないし、改めて調べなおす事として今回はラーメンもお蕎麦も無し。

その代わりといってはなんだが、アウトレットモールへ向かう事にした。

実は私の練習用ウインドウが相当くたびれており、良いものがあれば購入と

思っていたのだが、A社やN社のお店を覗いては見たものの、これと言ったものが

見当たらず、結局何も購入する事無く帰宅する事となってしまった。

が、が、である。

何を思ったか、我が妻。

何の気なしに入ったアウトドア専門店のC社やF社などで盛んに登山用のパンツを物色。

まさかと思い、たずねてみれば暖かくなったら山に登りたいと・・・。

2012_01240025 私、ア・ゼ・ン・(笑)

マジかよ~!

そんなにガチで山に登りたいの???

そうでもないとはいうものの、

これは本気なのか・・・。

これで私の“お一人様お気楽山行”は

終わりを告げるのか・・・。

ちょっと困ると言うか、

はたまた嬉しいと言うか、なんとも複雑。

昨年まではその登山シーズン中に自治会のお役目目白押しで全くといっていいほど

行けなかった山ではあるが、今年からはその時間を少しは取れるだろう。

そうなればやっぱり“お二人様山行”となるのだろうな。

もう子供の成長と共に、“お一人様”を卒業する時期に来ているのかも知れない。

夫婦として同じ場所で同じ感激を味わう。

まあ、それはそれで良しとしようか。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ぼた雪」

2012-01-21 15:13:02 | 日記・エッセイ・コラム

2012_01200003 昨日はこの冬初めての雪が降った。

雪の粒と言うにはあまりに大きく

ぼった、ぼった、っと、

降っては消えていくその雪は、

殆ど積もる事無く、

あっという間に

消え去ってしまった。

子供の頃はホントに大雪が

よく降っていたのを思い出す。

子供の身長でいえば、大げさではなく腰骨ぐらいまで埋まるほどの大雪も珍しくは無かった。

そうなれば学校は始業、終業の時間を早めたり、授業を取りやめ雪合戦に興じたり

巨大な雪だるまを教師と共に大汗をかきながら作った記憶が蘇る。

今の時代ではそれ程の雪が降る事も珍しく、残念ながらそれ程ゆとりが感じられない

今の学校事情ではそんな事は行われていないのが実情だろう。

時間に縛られ、不純に大人びた子供社会において、無邪気に雪と格闘する学校生活は

あまりに純朴すぎた私たちの時代とはかけ離れた存在であるような気がする。

しかし私自身、雪そのものをそれ程好きにはなれなかった。

もちろん、雪が降れば普段ではできない遊びに講じる事はできる。

手足の冷たさなどもろともせずに、日が暮れるまで積もった雪に足跡を付け続けていた。

それも夕刻となれば各家庭の電灯の灯りがオレンジ色に映し出され、その景色の綺麗な事。

普段見慣れた景色が見事に変貌を遂げ、子供の心にも感動を与えるほどの

その美しさであった。

が、である。

そんな雪の日でも家に帰ればその雰囲気は一転する。

141 我が家はイチゴ農家。

大雪の下ではトンネルハウスなど

いとも簡単につぶされてしまう。

そうなれば甚大な施設の被害の上、

収穫を控えた果実にも

影響が出てしまう。

収穫そのものが一年の収入の

大半を占めるこの時期のダメージは

我が家の生活に対して完全に死活問題でもあるのだ。

降り積もった雪は下ろさなければならない。

今、メディア等で良くみる豪雪地帯の人家の雪下ろし並みのことが、

この畑のハウスでも夜遅く、そして早朝にいたるまで、雪の降っている間中は

積もれば下ろすを、何度も何度も繰りひろげられていたのである。

それはとても両親だけで終えられるような作業ではなく、家族総出で交代々々に行われる。

小学生だった私には決して楽な仕事ではない。

遊んでいた時には感じられなかった手足の冷たさは、今になっても決して忘れる事の

できない痛さとなって、脳裏に残っている。

子供心にも雪が降れば嬉しいなどとは、口が裂けても言えないところであった。

2012_01200002 季節にはその季節の辛さが

心の中にたくさん埋まっている。

しかし、私はその中でも

未だに冬が大っ嫌いである。

夏の暑さや春秋の体調の憂鬱さは

何とか我慢できる。

しかし、冬の寒さは

どうしても我慢できない。

私の冬嫌いはこんなところから来ているのだろうか。

夜勤帰りの早朝、傘を差しうつむき加減に登校をする子供達の姿と、

降っては消える大粒の雪を見ながら苦い昔を思い出していた。

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

遅れ馳せながら、「あけまして・・・」

2012-01-10 09:37:47 | 日記・エッセイ・コラム

2012_01010003 今年初めての更新となります。

先ずは、「今年もよろしくお願いします」

で、始めなくてはいけませんね。

世間では松の内も過ぎ、

そろそろ鏡開きを迎えようとしています。

すっかりお正月気分も

終わりを告げるような

そんな時期に来ているのでしょうが、

私からしてみればやっと一息ついた感の強い今を迎えています。

実は昨年の暮れと正月3日、立て続けにに身近な方が亡くなり、

忙しいお正月休みを過ごしていました。

そういう事情ではなかなか「おめでとうございます」とは言いにくい境遇ではありますが、

心の底ではやっぱり「おめでとう」でいたい気持ちで一杯なのです。

が、現実を見ればなかなかそういう訳にもいかず、複雑な心境での新年でもありました。

今日は休日。

まったりとした朝を迎えました。

このところ毎日のように吹き荒れていた季節風も、昨日あたりからやっとその勢いが

弱まってきたようで、今朝は無風状態。

乾燥は相変わらずで、何時雨が降ったのか忘れてしまいそうなくらい。

そうなればからだのいたる所に痒みを発し、指先は潤いを失い、

プチプチと裂けて血がにじんでいます。

それももう慣れましたね。

それよりもこの指先の表皮が硬く固まり、剥がれ落ち、そしてまた再生をする、

その繰り返しがいったい何時まで繰り返すことができるのか、興味深々。

人間の再生能力って凄いですよね。

尻尾まで再生しちゃうトカゲには勝てませんが・・・(笑)

2012_01010017 いや、そんなことはどうでも良いのですが、

最近左肩から手のひらにかけての

シビレが酷く、それに加えて激痛も走ります。

きっと五十肩から

くるものではないかと思うのですが、

首周辺の違和感もあり

どうしたものかと苦慮しております。

これは今の仕事をしている限り、

きっとず~っと続くような気もしますし、生きている限りこの痛みとシビレから

解放されることは無いんじゃないかとそんな不安にもかられてもいます。

どうも私のカラダは足以外、年令相応の老い方をしているようですね。

またそれだけではなく、全体的に鈍い。

頭の働きと共にからだの捌きが鈍っています、完全に。

何時だったか、最近のお話なのですが、いつもの里山を走っている最中、

ここは絶対に気をつけないと、という場所でのこと。

大きめの木の根っこに足を引っ掛け見事なまでに転倒。

いいオヤジがごろんと転がる姿はみっとも良いものじゃないですね。

承知してしているのに足が上がらない、そんな自分の鈍さに唖然とする事もそうなのですが

引っ掛けてバランスを崩したとしても、それを立て直せない運動神経の衰えは

笑って誤魔化せるものじゃないです。悲しい・・・。

正月休みのお葬式ではないですが、人間、いや生あるものは必ずいつかは逝くのです。

ですが、やっぱり最後まで元気でいたい。

2012_01010026 老いて衰えて最後は

自分が自分でなくなって、

タンポポの種のようにふ~っと

消えていくのは嫌だなぁ。

ほぼ子育てにはひと段落。

社会生活面では

責任を増すような年頃でもあります。

肉体的にも精神的に環境的も

変革期を迎えているようですね。

上手くこの時期を乗り越えたいと思うと同時に、若かった頃には全く思ってもいなかった

変化に何かと戸惑い、それでも時間は止める事のできないもどかしさに

「なんだかなぁ~」の新年一発目の“風をうけて”となりました。

やれやれ・・・(笑)

コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする