この日の前日に行った
プチスピード練習の影響か、
太腿に筋肉痛があり
2階の寝室から下りる階段が辛い。
今日は「あかぎ大沼白樺マラソン」の
開催日だ。
天気は相変わらず残暑が厳しそうで
たとえ1300mの高地で行われるこの大会にしても
かなりの高温の中で走らねばならないだろうと容易に想像できる空模様。
身支度を整え、軽い朝食をとり、早くも起きだした母親の介助を行ってから
地元チーム「深谷SRC」のメンバーの待つ集合地点に向かう。
そこから分乗して会場へ出発したのだが、やはりこの日も参加者の
増加の影響か、かなり会場に続く一本道は込み合っていた。
かかったが、
無事、
毎年
お世話になっている「大沼山荘」に到着。
先輩ランナーさん達と一緒に受付を済ませ、歓談しながら準備を整える。
そして、先輩ランナーさんとアップに出かけるのだが
なんとコースを一周(5km)すると言うので、残念ながらそこまで走っては
本番のレースで完走することことも怪しくなってしまうため、ご辞退。
軽く流しなど入れながら再び山荘に戻り、携帯をチェックすると
甘党のぽんぽこさんから着信確認。
早速、待ち合わせ場所へ向かおうとすると、ちょうどそこを通りかかった
この日申し込みが間に合わず応援に廻ったねぎさんと共に
相変わらず爽やかな笑顔で
近況などをお聞きし、
前のレースで入賞を果たしたと、
相変わらずの速さで今日の快走も
期待できそうな雰囲気であった。
そしてお互いの健闘を誓い合い、
一旦ここでお別れしスタートに備える。
そしてスタート地点にチームのみなさんと向かい、雑談のうちにスタート。
今日のこのレースはアップダウンが大きく、タイムを狙う事は無理。
一周5kmを4周回する20km。
一周目を25分で入り、そこから序々にスピードを上げてゆき、
最後の周回で22分台に持っていければ100点満点。
そう計画していた。
が、結果的にいうとそんなに甘いものではなく、
1周目 25’05
2周目 24’28
3周目 24’59
4周目 25’35
(手持ちの時計々測)
公式ゴールタイム 1’40’21 (ネットタイム 1’40’03)
惨敗であった。
特に3周目には
早くもエネルギー切れを感じ、
全く力が入らない。
いつもなら10km前後が
一番調子の出る頃だと言うのに、ねぎさんの応援もむなしく完全な失速。
そんな精神的なダメージが更にのしかかったたからだでは4周目のタイムは
むしろ健闘したのではないかと思えるくらいだった。
確かに気温も例年になく高いのは仕方ないにしても、あまりに走れない自分に
かなりのショックを受けてしまった。
それは失速した3周目だけのことではなく、全周にわたり
全く走れる姿勢ではいられなかったと言う事。
それは足やからだに限った事ではなく、短期間での体重減少が
表しているように、普段からの体調管理はもちろんの事、
初心に戻り、熱く走ろうなどとは全くのお笑い種になってしまったような
気さえする練習内容。
以前は、年に何度かは泣きたいくらい、吐くほどきつく追い込んで走っていた
時間があった。
のほほんとしてジョグに明け暮れる毎日。
そんな積み重ねががこの日のタイムである。
実に昨年よりも3分も遅い。
なのに昨年よりも相当苦しんで
走ったような気がする。
折しもそんな事を思っているとラジオから
「涙の数だけ 強くなれるよ~ アスファルトに咲く花のように~♪」
などと、某有名歌手の詩が流れてきた。
全くその通りだと思わず大きくうなずいてしまった。
たった走るだけの簡単作業だと言うのに、心構えとかモチベーションだけで
これだけ変わってしまうのかとも、改めて感じるこの日のレースだった。
そんな自分に比べ、やはりぽんぽこさんは凄かった。
このコースを5kmの部で走り、18分台で3位に入賞している。
やはり5kmで年代は違うが、同じチームの方が20分台で4位の
入賞であった事から思うと、ぽんぽこさんの18分台の凄さが伺える。
もちろんその脚力も凄い事なのだが
その事以上に走る為のからだの管理に対する研究心も人一倍である。
秘密のサプリメント。
未だかつてサプリメントなど
口に入れて走った事などない私には
目からうろこの品物だ。
この日のレースでは使わせては頂かなかった
このサプリではあったが
レース中、「あれを飲んでいれば結果は随分変わったかも・・・」
などと、期待も寄せてしまった。
しかし、先ずは自分のからだから、そして精神からもう一度立て直すことが先決で
その上で、ここぞと言うレースで使わせていただこうと思っている。
とにかく、私のことで随分力となって下さるぽんぽこさんには
感謝、感謝の一言だ。
今回のレース終盤で
「昭和の根性を!」
との気合を
ねぎさんと
共に送って
下さったその瞬間から目が覚めたような気がした。
自分に甘くなっていた自分が恥ずかしい。
いつも何かに挑み続けていてこそ
「昭和魂」ではないかと、心新たにした大会でもあった。
そしてもう一度、「昭和の根性」で上り続けようとも思った。
最後に応援を下さったねぎさん、ありがとう!
そしてぽんぽこさん、おめでとう。そして、ありがとう!