何かと忙しく、正直パソコンに電源さえ
入れる時間も無いくらいだった。
ここにきてやっと少しだけ
時間的に余裕ができ
こうしてキーを叩いているのだが・・・。
しかし、そんなキーを叩く指先が
痛くって難儀をしている。
実を言うと手荒れが酷く、指先は裂け、酷い日には熱を帯び
腫れあがってしまうことさえあるくらい。
病院で頂く薬の効用をはるかに越える悪化の早さになす術もなく、
ただただ我慢の毎日。
入浴時、湯船につかる瞬間は硬く身構え、歯を食いしばり、
うなり声を上げてしまう。
また、ほぼ全身に広がった湿疹は、私にこれでもかと言うくらいの
試練を与えてくる。
掻き越したキズの多さに自分自身驚かされる事もしばしばの状態。
はあ~、いったいいつになったらこの苦痛から開放される事やら・・・。
全く雨が降らない。
こんな日はやはり呼吸系も思わしくなく、
無理をするとしばらく咳き込んでしまい
昨年、一昨年の悪夢が蘇ってしまう。
もうあの苦しみは二度と
味わいたくないのだが
どうしても自然には勝てない。
私にとって冬と言う季節は、やはり歓迎すべき季節ではない事は事実のようだ。
それでも確実に季節は春に向かっているようだ。
梅の花はちらほらとほころび、花の無いこの季節に彩を与えてくれる。
良く見れば、桜のつぼみも幾分大きさを増したか。
毎日吹き荒れる赤城おろしにも慣れたせいか、鋭い切っ先で刺されるような
冷たい痛みを感じなくなってきている。
澄み切った空気が心をくすぐる。
もう直ぐだ。
もう直ぐ我が家に最良の
“春”の便りがやってくる。
時には声を荒立て叱咤激励し
時には夜遅くまで付く部屋の明かりに
心配もしてきた。
そんな長男(ニ路)の受験の日が近い。
いつか以前記事に書いたように、“春”が訪れたその日には
生涯一番であろう美酒を味わうのだ。
そう絶対に・・・!
その時まで、その時までは心、鬼にして長男を見守ろうと思っている。