風をうけて vol.3

お引越ししてまいりました。
拙いブログですがよろしくお願いします。

「ピーク」

2014-02-27 16:57:58 | 日記・エッセイ・コラム

2014_02150004 今日、夏の祭典

「奥武蔵ウルトラマラソン」を

申し込んできました。

せめて、この時期ぐらいになればの

思いを込めてのエントリー。

今はこんな状態だって

時が絶対に解決してくれる。

それまでの我慢、我慢。

夏になれば、秋になれば、そして来年になれば・・・・・。

かつて明けない夜はなく、止まない雨もない、だから今は我慢、我慢、我慢なんです。

ご存知の通り、今年に入ってまさかの3戦連続の降雪による大会中止に見舞われ

今やかなりのモチベーションダウン。

それでも今シーズンがこれで終った訳ではなく、続く「鴻巣パンジーマラソン」、

「はるな梅マラソン」、「板橋Cityマラソン」へとつながっていくスケジュールのはずでした。

しかしながら残念ですが鴻巣は取りやめ決定。

はるな、板橋も微妙な状態となってしまいました。

それだけではなく、強いて言えば冬だけに限らず春先のレースまでも危うい状況。

かつてこれだけ走れなかった事が無かっただけに自分の心の中にぽっかりと

大きな穴が開いたようにも思えてきました。

しかしそうも言ってられない事情が余計に私を苦しめます。

そうなった理由とは、やはり今回の大雪が原因。

実は勤務先の工場のうちの何棟かが大雪の影響で倒壊してしまったのです。

今や4月の消費税率値上げに際しての駆け込み需要真っ只中において

操業の停止と言うのは会社自体の存続を左右しかねない重大事。

従業員総出で何とかこの難局を乗り切ろうと皆が必死で働いている時に

私だけマラソン大会だから・・・・などと言ってはいられません。

もちろん普段の仕事量以上の労働も強いられ残業時間も半端じゃない。

でも、収入源である会社がなくなってしまったらそれこそ一大事。

疲れただのきついだの言ってられないのが今の現状と言ったところなのです。

今は悔しいけどもう走るだけの余力ははっきり言ってありません。

そこへきて、母親の特養への入所準備。

これも思いのほかエネルギーを使っているようで、かなり心に疲れが溜まっているようです。

毎日、頭痛、倦怠、腹痛に襲われ、息苦しさや胸まで痛むようなこともしばしば。

寝つきも悪く、それでも休む事もできずに朝の暗いうちから日が沈んだ夜になるまで

ただひたすらに仕事と施設通いに追われる毎日なのです。

たぶん人生の中でも何度かピークがあるとしたら今がそのひとつのピーク。

あとひと踏ん張り、ここさえ乗り越えればあとはまた快適な稜線歩きに行き着くんだ。

もう少し、あともう少しだけ頑張ろうよ。

そう自分に言い聞かせ、この難局という名の山をトボトボと歩いています。

だからと言って完全に走るのを諦めたわけではありません。

2012_04210015 随分走力も落ちました。

びっくりするぐらい本当に走れません。

今やハーフすら走りきる力もないでしょう。

でも、やめませんよ、いくら疲れていたって。

一歩、一歩、前に歩みを進めれば

確実にゴールに近づくんです。

止まったらそれで終わり。

生きるってそれと同じことですよね。

だから走り続けますよ、私は。

いつまでも、いつまでも。

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自然の猛威、白い恐怖

2014-02-21 11:03:36 | 日記・エッセイ・コラム

2014_02070007 先週の大雪の影響で、今週末の

「ふかやシテイハーフマラソン」が

早々に中止が発表されました。

ワタクシ、これで3戦連続の

降雪によるレース中止に

見舞われています。

要するに今年はまだ一度も

走れてないと言うことです。

未だにビッシリ積もった雪の影響で歩道はおろか車道も公園にもまともに

練習できる場所さえありません。

もう気持も、カラダも、走る気力さえも失いかけています。

でも、それは良いんですよ、遊びですから。

今はそれどころではない深刻な被害が徐々に発覚してきました。

私の住む地域は農業が盛んな土地柄。

しかも大型のハウス施設を利用した野菜や花卉の栽培、もちろん深谷ネギに代表される

路地栽培の野菜も多く栽培され関東地方を代表する野菜や花の産地であるのです。

しかし、この間の大雪で殆どのハウスが倒壊し、路地野菜はいつまでも融けない雪の中。

農業を生業とする人たちは生活の危機にさらされているのです。

2014_02070017 ハウスの規模にもよりますが、

大型のものとなれば

小さい家が一軒建つぐらいの

大切な高価な施設で、

それがひと夜でただの

パイプの残骸と化し、

途方に暮れる多くの農家の人々。

従事者の高齢化も手伝って、それまでの農業自体断念するしかない事情もかなり

増えてくるのではないかとも思えます。

我が家は農業で生計を立てている訳ではありませんが、やはりパイプハウスに格納していた

農業用トラクターがハウスごと押しつぶされてしまいました。

今はじゃがいもの植え付けの時期なのですが、この融けない雪の畑では

2014_02080001 どうする事もできず、

また押しつぶされたハウスの

始末と再建をどうしようか、

まったく頭の痛い話でもあります。

そんな中、

我が家はともかくとしても、

そんな甚大な被害のあった

農村地帯現場横を走るふかやシテイマラソンはやはり行う事は止めるべきではないかと

思っていた矢先に中止の決定。

表向きは会場の除雪とコース上の融雪が進まぬ事とありましたが、そういった事情も

加味されているに違いないと、深谷市の決定に今は納得しています。

とは言ったものの、やはり走れないことは残念至極。

今年こそはと思い、例年毎年体調不良に陥っていた反省を元に凄く体調管理に

気を使っていたのですが、今年もやはりこの大会を走る事ができなくなりました。

2014_02070004 また、私のホームコースである

熊谷スポーツ文化公園のシンボル、

熊谷ドームも一部崩壊してしまいました。

雪の重みで抜け落ちた天井が

あまりに無残で、

暫くはこの施設の利用は

無理かと思われます。

あれから一週間が過ぎようとしている今になってもジョギングコースに

ビッシリ積もっている雪と、天井の抜けたドームは今までに一度たりとも見たことのない風景。

本当にこの頃の尋常ではない気象状況を物語っているようで空恐ろしい思いでもあります。

更に今後、もっと過激な気象による被害が勃発しなよう祈りたいのですが

さてさて、これは勝手放題をやってきた人間達への神が与えた罰ではないかと

思ったりするのは決して私だけではないはず。

もっと地球を大切にしないと本当に大変なことになるよとの

警告であるように思えて仕方ありません。

さあ、これから私たちはどうしていったら良いのでしょうか。

もうそろそろ真剣に考えた方が良さそうですね。

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「判断 その2」

2014-02-15 12:06:29 | 日記・エッセイ・コラム

2014_02020004 昨日、母親を連れて

病院に行ってきた。

特別養護老人ホーム、

いわゆる特養に入所するにあたっての

必要な書類のひとつの

健康診断書の作成の為である。

雪の降る寒い午後、

施設にいる母親を車に乗せ、長い間通院し、そして入院も何度か経験した

その病院を母親はそこが何処だか分からないと言う。

以前なら病院のあらゆる施設も、親しく言葉を交わしていた看護師さんの名前も

直ぐに思い出せていたのに、この日はそこが何処なのか、声をかけてくれる看護師さんが

誰なのか、一切分からなくなっていた。

偶然、数ヶ月前までお世話になっていたヘルパーさんにも合ったのだが

その人物さえ分からなくなっている。

認知症は私の想像以上に進行が早く、もしかしたらこの3ヶ月あまりで息子である

私のことさえ本当は分かっていないのかもと思えるようになってしまった。

今の施設が、、、というよりも、母親にとってこうした施設生活は

予想以上に負担が大きかったのかもしれない。

そう言えば以前にも介護施設や病院で数ヶ月を過ごした後いに

相当な機能を失い、そのたびにその姿に絶句した事を思い出した。

やはり私は間違った判断を犯しているのか・・・・・。

そんな母親に数週間前、以前から申し込んであった他の施設から連絡が届いた。

「ショート(ステイ)のベッドが空くので、先ずはそこで特養のベッドがあくまで

繋いだらいかがですか」

私にはその意味がよく分からず、ショートと言うからには何日か宿泊したあとに

何日か自宅に帰りそれを繰り返す、とばかり思っていたのだが、

どうもそれはそうではないらしい。

ショートはショートでもそれをず~っと繋ぎ合わせ、結局は入所みたいな感じとなるようだ。

もちろん、今現在お世話となっている老健(介護老人保健施設)には入所している期限が

存在する訳で(それも無いに等しいらしい)、一応の目処として3ヶ月を経過した時点で

自宅に連れて帰り、また家族での介護生活を覚悟をしていた。

それは何も3ヶ月という期限にそうせざるを得ない、と言う事ではなく

お恥かしい話なのだが家計的な事情によるものが大きい。

国民年金のみの母親本人だけの収入だけではどうにもならない事情。

今の多くの老人はそんな悩みに苦しんでいるに違いないと思う。

そこへ降って湧いたような救いの手。

私はそのお話に飛びついた。

母親を特養に入所させる、そう決めてしまった。

特養に入所ともなれば母親とは世帯を分離させることによってグッと負担は減ることになる。

2014_01300012 もちろん金銭の問題だけではなく、

洗濯さえもする必要がなくなり、

家族の肉体的、精神的、経済的な

その負担は今の比ではない。

そうすれば自分も楽になると・・・・・。

ただ、、、、

母親にかかる負担は、、、、

ホントにそれでいいのか、、、、

矛盾しているのだが、楽になると思っていた自分の気持が時間が経つにつれ

そう簡単に割り切れないことに気付き、複雑な心境に陥っている

そして今、私自身があの老健入所で味わった鬱の状態を再び味わおうとしている。

その事を口に出そうとすると、言葉に詰まってしまい、言葉にならなくなってしまい、

どうしても考える事はいつもそのことばかり。

あの母親の姿が頭から離れず、女々しく涙にくれる。

自分はとんでもない判断を下したのではないかと。

次第に記憶をなくしていく母親は、実は私が原因なのではないのかと。

なのに更に負担を被いかぶせようとしている。

私はホントに人でなしである。

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「判断 その1」

2014-02-15 08:55:24 | 日記・エッセイ・コラム

2014_02020010 完全に雪に埋もれてしまった。

幼少の頃にはこのような

積雪もあったようにも記憶するが

今回の大雪は報道されている通り、

記録的であることは間違いない。

こんな非常事態にも

我が社は夜勤の従業員を

普通通り出社をさせ、何の責任も取ろうともせず、社員が駐車場で立ち往生しようが、

帰宅難民になろうがお構いなしだったらしい。

しかもその管理者達は、のうのうと自宅でくつろいでいるに違いなく、

心配の電話ひとつ無かったのだとか。

平社員の私でさえ仲間の帰宅が気になり、夜勤で働く何人かに電話で連絡。

どうか無事に帰宅できるようにと願っていたと言うのに・・・・・。

いったいこの会社の上司と言われる人達はどういう気持ちを持って

人を動かそうとしているのか、疑問以上に不信感や怒りでいっぱいとなり

ひと昔前の人間らしい人で溢れていたこの会社の変貌振りはもう嘆くしかないのだろうか。

ひとりの判断、決断は多くの者の生活、強いては生命の危機にまで影響を与える。

その判断のできない、鈍った感性の者に人の上に立つ資格は無く、

ただ自分の利益の為、見栄の為に多くの者が泣かされていい道理は決してない。

即刻、悔い改め謝罪するなり身を引くなりの行動を取って頂きたいものだ。

そんな早朝に目覚め、外の様子が暗闇ゆえはっきりした事が分からなかったのだが

異常であることは充分承知できていた。

2014_02020015 そして辺りが明るんでくると

その異常さは尋常ではないものへと

認識が変わる。

数台の立ち往生したトラックや乗用車。

何時からそうしていたのか、

ハザードランプだけが空しく

雪の中で光っていた。

そして、どうする事もできずに救援の消防を呼んだのだろう。

だが、その消防の車はサイレンこそ聞こえているもののなかなか近づいてこない。

その後、業を煮やしたトラックの運転手が何を考えたか外に飛び出し

サイレンの方向へと走り出していった。

その様子を二階のベランダから見ていた私にどうする事もできるはずも無く

どうか無事にそのサイレンの元へとたどり着ける事を祈るばかり。

子供の頃喜んだ降雪は、この記録的な積雪ともなると人の命まで

危険にさらされることになる。

まったく慣れていない雪の怖さをヒシヒシと感じさせられたこの大雪。

だからこそ余計に腹が立った。

午前9時になっても帰宅できない同僚達にどうか救いの手が差し伸べられるよう

ただただ祈るばかりだ。

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「運命の糸」

2014-02-09 13:35:33 | 日記・エッセイ・コラム

2014_01270006 今日は昨日からの記録的な

大雪で出場を取り止めとなった

「美里町万葉の里ハーフ駅伝」の

開催日でした。

雪さえなければ最高のお天気なのに

今年最初のレースを

走れなくなりちょっと残念です。

まあ、よくよく考えてみれば、あまり走れていなかったし

4kmにも満たない距離を全速力で走れる心肺も身に付いていなかったので

チームにご迷惑をかけずに済んだ、その点ではホッと胸をなでおろしてる自分もいたりして。

ちょっと複雑な心境ではありますが、こんな日曜日です。

今日は日頃の疲れを癒す良い機会としてゆっくり休みますかね。

それにしても今年は走る事に関してホントにダメです。

走る事自体にそれ程変わりはないのですが、いや、回復傾向の腰痛を考えれば

むしろ良い方向に向いている、そう言っても良いくらいなのに・・・・・・。

しかし、その走る環境やそれを取り巻く生活の諸事情があまりに整わな過ぎます。

既に今日の駅伝、来週の結城シルクカップ、それと4月の本庄クロカン&ハーフの

欠場が決定されちゃって、楽しみにしていた仮装製作も手が止まってしまいました。

ならば、その分を「安政遠足侍マラソン」へと気を取り直したのですが・・・・・・。

が! またまたやっちゃいました。

普段の忙しさからエントリー開始日を見逃してしまったのです。

しかし、それに気がつき慌ててパソを開き、、、、、が、時遅し。

なんと、開始から2~3日で定員に達したと締め切られていました。

そ、そんな~。

何時からそんな人気大会になっちゃったの????

まあ、人気は確かにあったけど、交通の便からして何処からでも参加できる、

って言う大会じゃなかったよねぇ。

もう、凄くショックです。

と言うことで、今年の秋まで仮装はなくなりました。

それと4月に走れなくなった本庄の代わりに「行田鉄剣マラソン」を走ろうかと思って、

しかしそれも締め切り。

う~ん、なんなんでしょうね、このマラソンブームって奴は・・・・・。

走りたいと思っている人の人数に対して大会自体の数が不足しているのかい????

ちょっと釈然としませんねぇ。

走れる、そう思ってエントリーすれば諸事情で走れず、

走ろうと思ってエントリーしようとすれば締め切られ、まるでお前はもう走るな、

とでも言われているかのようです。

2014_01270002 いや~、このかみ合わない今の状態、

何とか脱したいですよぅ。

じゃないと、モチベーションを保てない。

でも、、、、とりあえず、

そんなことじゃダメだし、

二週間後の

「ふかやシティハーフマラソン」は

地元開催でもあり、今年の初陣となってしまったのでそれに向けて

頑張って練習していくしかないようです。

さて、もう決まってしまった事は諦めるしかなくって、

何時までもくよくよしていても始まりません。

まだ何も決まっていない五月以降のレースを考えてみましょう。

私的に言えば真冬のレースはどうも苦手で、春先にくる身体のだるさを

何とか乗り越えさえすればその時期の方が好きで、ちょっとわくわく感も湧いてきます。

そういえば、安政遠足を走る前までは同日日開催の「鹿沼さつきマラソン」が

とってもお気に入りで毎年走ってました。

今年は久しぶりに行ってみようかな。

それとも、その翌週の新潟県「柏崎潮風マラソン」、長野県「軽井沢ハーフ」辺りも

心惹かれるレースだし、まだ他にも走った事のない面白そうな大会もあるかもしれませんね。

負け惜しみじゃないけど、安政遠足を走れなくなればそれなりに他の選択肢が増える訳で

そう考えれば別にそれ程悔やむ事もないかと少しは救われた気にもなってきます。

そして今はこんなどん底の状態だけど、この頃になればきっといいことがあると

信じたいですよね。

しかし、、、、何となく何かに操られているような気がするんですよねぇ。

あまりに何か不自然に事が起こるんで、ちょっと自分でも空恐ろしい気がします。

死ぬほど忙しい仕事は、今は休む事無く稼いでおけと?

走れなくなったレースは怪我や腰痛を悪化させないように?

派手に転んだのは、その先に待ち受けていたもっと酷い事故を防いでくれていた?

迷子になったのは交通事故から救ってくれたとか?

そして、エントリーできなかったレースは、それよりももっと楽しいレースに

引き合わせてくれようとしているのかな。

ともかくそうやって前向きに考えましょうよ。

じゃなかったら・・・・・あまりに悲しいぃ。

2014_01270007 ともかく今は、

そんな運命の糸に

雁字搦めに包まれ、

引き寄せられているのか

引き摺られているのかは

分かりませんが、

それに身を任せるしか手が無いようです。

さあ、私はこれからどうなっていくのでしょう。

なんだかミステリー小説のような毎日でちょっと楽しいかも。。。。

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