風をうけて vol.3

お引越ししてまいりました。
拙いブログですがよろしくお願いします。

奥が深いな~、今日は勉強だ!「上州太田スバルマラソン」を走ってきました。

2011-10-24 18:26:11 | マラソン

2011_10230004 前日の雨も夜中にはあがり

雲の切れ間からは

ちょっとだけ薄日が差しそうな気配。

早朝までの夜勤務を終え

残業などにならぬよう

逃げ帰るように帰宅。

家では朝食を待ち詫びる

母親の面倒を一通りこなし、

それから慌てて会場に向かう。

夏の節電対策以来、シフト制の勤務を敷かれ日曜日に休めなくなる事の

多い今はレースを走るのにも一苦労。

スタート時間ギリギリに会場到着では走る準備もままならず

ましてや今回の「上州太田スバルマラソン」はスタート位置も

最後尾近くにおいやられてしまった。

2011_10230009 しかし、それは仕方ない。

皆、かなり前から良い位置を

キープする為に並んでいるのだから。

諦めろと心の中では自分に

言い聞かせているものの、

いざスタートを切ってしまえば、

根っからの貧乏性が

首をもたげてしまい

せっかく走るのにいい加減に走ってはもったいないと、

何時しか本気モードへと心移りしてしまう。

しかし、並び順で後方に位置してしまうと、絶対といって良いほど

周りのペースで暫くは我慢の走りになる羽目となる。

果てしなく広々とした道路で開催される大会ならいざ知らず、

一般の道路や競技場からスタートすれば前を行くランナーを

かわして前に出ると言う事は、後方になればなるほど至難の業なのだ

この日はそんな状態がかなりの長い距離続いてしまった。

スタート位置から遠く見えるプラカードには「120分」と書いてあった。

2時間か・・・などと周りを見渡すと、確かに良いフォーム、

速い足取りで走られている方はかなり少ない。

2011_10230005 だからといって時々見られる

学生などが不真面目に

走っているような姿はなく

皆、真剣な表情で走っている姿は

とても好感が持てる。

そんな方々を邪魔だと

言わんばかりに急な進路変更等で

かわして行くのは

実に失礼なような気がして好きではない。

が、競技である以上、人より前に出たいのは当たり前であり、

ならば、開いた空間だけでも自分のペースで走るように

まるでインターバルトレーニングでもしているかのような走りになりながら

とりあえずできるだけタイムを稼ぐ。

しかし、そんな走り方ではたがが知れていて、1kmを7分弱。

3kmまでは少し取り返したと言っても、18分弱。

あまりにも遅いペースに我ながら愕然としてしまうのだ。

今日は全くアップらしいアップもしておらず、むしろこの位のペースで

走る方が怪我の防止とかの意味においては良いのかと

思ったのも確かなのだが・・・。

しかし幸いにもこの辺りから徐々に自分のペースに持っていけるスペースが

増えてきた事から、かなりの人数を後方に追いやれる。

2011_10230013 日差しは無いものの、

気温と湿度が上昇したのか、

それとも無睡眠での

レース参加でなのか、

かなりの発汗。

相当暑さを感じていたのだが、

どうも私は走っている最中に

水分を採りたいという

気持ちになれず、給水所は全て素通り。

結果、そこでたむろしているランナー達は労せず抜きされるのだが

給水で息を吹き返してきたランナーとは、そこで良くバトルになったりもする。

この日も何時しか後ろに着かれたランナーが前方をふさぐランナー達を

利用して、私を追い抜いて行った。

が、その後それ程差もつかず、コーナーを内側で回った私が

更に前に出る事ができ、再びピタリそのランナーに着かれる。

それでも荒い息遣いをだんだん遠くに感じはじめ、振りきれたと

後方を確認せづとも感じる事ができた。

時には逆に私が振り切られることもあり、私にとって給水ポイントは

バトル勃発ポイントと言っても過言ではない。

2011_10230023 さて、かなりのハイペースで

ここまでの遅れを

取り返してきたなと

思ったのが、

再びスタート位置にもどり

同じコースを走る。

そこからゴールまで約5km。

が、ここからガックリと

スピードが落ちた。

こんなものである。

練習不足は自分の限界も分からず、ペースもイーブンを維持できない。

しかも、この日の大会は距離表示がはっきりしておらず、全くラップを

確認する事ができなかった。

こんな時こそGPS付きのウオッチでもあれば、周りや自分の不明確な感覚に

惑わせられる事も無く、正確に走れるというものなのだが、

機械に管理されながら走るのは私にとって本位ではない。

たとえ失敗をしたとしても、感覚を大事にしてこそ自分本来の総合的な

走力ではないかと、昭和の時代の古き精神論的な呪縛から

抜け出せない自分でもある。

2011_10230022 ならばこの日は、

タイムはもうどうでもいいと思った。

この疲労がたまった足で

この先どれだけ粘れるかが

今日の最重要課題。

何時しか姿勢は乱れ、

前屈みとなれば

腿は上がらず

足の着地は踵からペタリと置くような感覚となる。

当然シューズにはグリップが存在するので、慣性の付いた足は

シューズの中で動く。

せめて少しでもバネが残っておれば、その違和感も軽減できるのだろうが

引きずるような走どりは更に悪化し、完全に足を鈍らせていた。

体幹、太腿、更に腹筋に筋力がかなり不足している感じだ。

何とか姿勢を保とうと腰や腿に手をやり、意識を深める。

そして腕振りをいつもより大げさに肘を引くというイメージ。

更に肩甲骨を引く、廻すというイメージに変えてみた。

また、開いた手のひらは幾分握り、開きすぎると判断した脇は

2011_10230044 ほんの少し締めてみた。

それでも、どうもアンバランスだ。

力が入りすぎている。

リラックスは足を幾分

スムーズに運ばせてくれる半面、

姿勢を崩させる。

ここはその双方の兼ね合いなのか。

そんな事を思いながらも、

何とか前を行くランナーを追え、そしてかわして行くことができている。

この辺のレベルならこれでも良いのだろうが、もっと上を目指すなら

全く物足りない。

もっとスムーズに、もっと華麗に、もっと強力に、走らなければ・・・。

今日は勉強の日であったなと、ラストの直線を全開で駆け抜けながら

そう思った。

2011_10230017 記録 1時間43分09秒

惨敗であった。

ちなみに抽選会も、

ご他聞にもれず

今年も惨敗であった。

ちゃん、ちゃん~♪

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時間なく、校正ができませんでした。不備はご容赦を・・・。「秋祭り」

2011-10-22 15:16:33 | 日記・エッセイ・コラム

2011_09020002 秋も本格化し

山々では色づいた木の葉が

めっきり冷たくなった強風に吹かれ

一枚、また一枚と空を舞っていく。

里では収穫を祝う、この村きっての

大祭が執り行われていた。

大きな太鼓の音や笛にに合わせ

獅子頭をつけた若者数人が

まるで何かに取り付かれたような舞を見せている。

それを取り囲むように年寄りや子供達が手を叩き、まるで獅子を煽るかのような

仕草で守り立てる。

トランス状態とはこのような光景を言うのだろうか。

昔から神の居場所と崇められてきた小さな祠の前では、純粋な心を持つ者ほど

全てを忘れ去り、ただひたすらに儀式としての舞の世界に

のめり込んでしまうのだろう

都会の風に吹かれる事なく、深い山々の奥にあるこの村の一番の楽しみは

このような祭りであるに違いない。

都会のように近所にコンビにがあるわけでもなく、一日を通して激しい音と

光を放つゲームセンターや繁華街の雑踏があるわけでもない。

向かいには、これが商店かと思うような古い店頭に並べられた商品が見える。

生活用品から食品の全て、そして石油商品から子供用のおもちゃに至るまで

何でもそろえてある。

しかしそれ等は、ここに何年もここに置いてあるかのように色あせ、

幾分埃さえ被っているかのようにも見える。

まさに数十年昔の日本の姿そのもの、そういえば自分の子供の頃に

良く見た光景そのものだと思った。

「まるでタイムスリップだな・・・」

昨日、遠方の旧友が重い病気で入院したと聞き、なかなか時間の取れない

今の生活も合間って、深夜であったが、ひたすら友人の住む街へと

車を走らせていた。

ナビが示すインターチェンジで高速道路から離れ、山道に導かれるのだが

どうもおかしい。

2011_10160001 ナビはこうした山の奥へ入ると

GPSに狂いが生じ、時々あらぬ方角へ

案内される事が少なくない。

今日もその類か・・・。

深夜の道路事情も災いし、

行き先を示す道路標識も無い。

今は自分の感だけを頼りに次第に狭まる道路を走る。

分岐となる交差点もなく、間違えることもないだろうと高を括ってのドライブだ。

「こんな山道だったか・・・?」

以前、一度だけ彼が元気な時に訪れた事のあるその街は、インターを下りて

暫く大きな道路を走って行ったような記憶があるのだが、本当にこの道で良いのか

少々不安になってきた。

そう思った瞬間、偶然にも前を走る車のテールランプらしき赤い灯りが

目に入った。

その灯りは明るさを増し、どうやら停車したようだ。

その車に追いつき、確かにこの道で良いのか聞いてみようではないかと思った。

やがて行くと白のセダンが止まっていた。

車から下り、セダンの車のウインドウを叩く。

す~っと下がったガラスのその奥には、何と病気で入院していると聞いた

友人のその姿。

あっけに取られ、「お前、何をやってるんだ!」と、半ば呆れ顔で聞く。

「ふふ、お前を待っていたのさ」と、平然と言ってのける彼。

「これから私の自宅まで案内するから着いて来い」とも言う。

狐につままれたかのようなこの事実をどうしても現実のものと

受け止める事ができない。

しかし前を走っている車を運転しているのは確かに旧友の彼なのだ。

やがて白々と辺りから闇が消えていった。

すると無性に眠気に襲われ、どうにも我慢ができない。

前を行く彼に停車を促すようにクラクションを鳴らし、パッシングライトで

合図を送るのだが、まったくスピードを落とそうとしない。

2011_10080002 もう限界だ・・・」

運よく一台分の駐車スペースを見つけ

飛び込むように車を止める。

瞬間、眠りに落ちた。

「どん・どん・どん」

腹に響くような太鼓の音で目が覚めた。

そこは小さな神社の鳥居の

前の小さな空き地。

子供達が不思議そうな顔をして

こちらを見ながら走り去っていった。

鳥居には真新しいお飾りが揺れていた。

そして獅子頭を抱えた若者が通り過ぎようとしていた。

引き止めるように、「ちょっとお伺いしますが、ここは・・・」と、言って息を飲んだ。

病気で伏している彼の若かった頃にそっくりな風貌。

ニコリと笑い、彼は子供達の後を追うようにして走り去った。

そして喝采と共に、太鼓と笛が鳴り響くき、勇壮かつ華麗な獅子舞が

繰り広げられていた。

ぼんやりそんな光景に目をやっていると、一節終えたようで若者達が

神社の影で一息入れていた。

氏子から振舞われた杯を酌み交わす若者のひとりが旧友に見える。

その相向かいに・・・。

「あれは・・・私・・・か・・・?」

楽しそうに会話を交わすうちにちらりとその顔が見えた。

間違いなく自分の若かった頃の自分だ。

耳を澄ませ会話を聞く。

「子供の頃、この獅子舞に憧れてたんだよな~」

「そうそう、約束したもんな。一緒にあの獅子を被るんだってさ」

「今日は最高だぜ、さあ、飲もうぜ」

忘れていた・・・。

2011_07260009 何時しか消滅していた

地元のあのお祭り。

そして彼との約束・・・。

急激に昔の光景が蘇った。

場所は確かに違うけど、

このお祭りは、あの獅子舞は、

あの当時とそっくり同じ。

そして有り得ない自分と彼の姿・・・。

「約束を果たせたんだ・・・」

何時しか安堵の涙が流れていた。

「ドンドン・ドンドン」

車のドアを叩く音で再び目が覚めた。

「君、ここを退いてくれんか。今日はお祭りでのう」

白髪頭の宮司らしき人に促される。

ふと周りを見渡すと街の大通りに面した神社の駐車場に車を止めていたのだ。

その数百メートル先には大きな病院らしき建物。

彼が入院していると言う病院の名前の看板が見えていた。

不思議な出来事だったが、夢でも見たのかとその病院に向かった。

病室に着くと面会謝絶の掛札。

廊下の奥から彼の奥さんがうつむきながら歩いてくる。

「彼は・・・」

「ハイ・・・」と、言ったまま首を力なく振った。

「せめて顔だけでも見てやってください」と、病室に招かれ彼の顔を見る。

青白くやせ細った顔には以前の面影は無かったが、

心なしか微笑んでいるように見えた。

「昨日の夜からなんですよ、こうして楽しそうに笑っているのは・・・」

「・・・」

2011_10130005_2 彼の手を握り締めると

弱々しく握り返してきた。

「オレだ、分かるか、頑張れよ」

自分の心の中にあのお囃子が

響き渡ってくるような

錯覚を感じていた。

そして、止め処も無く涙が流れた。

彼と奥さんの別れを告げ

悲しみに暮れながら病室を後にした。

あの神社のお祭りだという太鼓の音が小気味良く、大勢の人々の歓声と共に

この病院の玄関にまで響いていた。

その数日後、彼は静かに永遠の眠りに着いた。

秋祭りの時期である。

彼の棺には祭り袢纏が収められていた。

                       完

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戦略「大町アルプスマラソン」を走ってきました。

2011-10-17 20:07:47 | マラソン

2011_10160015“日本の屋根を走ろう!”

この大会のスローガン、

「大町アルプスマラソン」を

走ってきました。

日本の屋根と言うだけに

日本アルプスの麓、

長野県大町市がこの大会の会場。

そして会場アナウンスで

いつもMCが言っている言葉。

それが「公認レースでは一番過酷なコース設定」だと。

コース標高差約200mもさることながら、上り下りの長さは私の参加する

フルマラソンの中ではピカイチの過激さ。

コース図を見れば殆ど平な場所が無く、このレースを走ると

他のフルマラソンの楽な事、楽な事。

Course 決してタイムは狙えない

大会ではあるけれど

平坦なコースで

良いタイムを出す事よりも

ず~っと走り甲斐のある

レースでもあるのです。

それにもまして素晴らしい景色。

鹿島槍ヶ岳がど~んとそびえ立ち、黒部や穂高の山々に囲まれ

まさにアルプスマラソンと言う名にふさわしいロケーション。

昨年はコース脇の山の中で猿の騒ぐ声が聞こえたりして。。。

また、長野県でも有数のりんごの産地であり、お土産はもちろん今回もりんご。

暫くは我が家からりんごの匂いの消えることが無くなるこの時期でもあるのです。

2011_10160007 さて、肝心なレース内容なのですが

、一言で言えば

「簡単に跳ね返された」

と言う言葉がぴったり。

昨年はとっても

上手く走れた印象が強く、

それに比べたらまったく問題外、

最初から最後まで

苦しかったとしか言いようがありませんでした。

その原因のひとつとして、レース数日前からの体調不良。

頭痛、眠気、呼吸系の不調、肩こり、イライラ等。

特に頭痛は酷く、前々日前まではまったく起きることもできないほどの重症。

原因としては、はっきりした事は言えないのですが、

どうも精神面と肉体的なもののアンバランスさから発症した

不調であるような気がしてならないのです。

自治会役員として遁走した数ヶ月と母親の介護、仕事内容や休日の変更による

精神的、肉体的な疲労。

2011_10160003 これらが一気に自分に降りかかり、

いくら頑張ろうとあと足掻いてみても

やらなければならない出来事が

後から後から湧いて出てくるのです。

そうすれば当然走る時間も奪われ、

ストレス感もMAX。

更に梅雨の時期から

今月まで月間平均100kmにも

満たない練習量ではハーフまでは誤魔化せてもフルマラソンは

決して走れる状態でない事は明らかなのです。

そうなれば今回のレースは相当な覚悟で臨まなければならず

走りきれる自身も無く、それでいても何とかなると自分を過大評価する

自分もいたりするのです。

2011_10160027 結果から言えば、

3時間53分09秒。

昨年は3時間43分台で

走っていたのでちょうど

10分落ちでの

完走となりますし、

もちろん、容から言ったら

比べようも無いくらい

ダメダメなレースでした。

ですが、そんな状態であっても4時間を切れたのには、確かな戦術が

存在するからなのです。と、言うのにはあまりに大げさですが・・・(笑)。

先ず、このコースは前半8kmまでの下りは絶対にペースを

上げてはいけないのです。

ここを上手く抑えて走らないとその後に20km過ぎまで続く長い上りで

絶対にばててしまいます。

しかし今回はいくら抑えようとしてもキロ5分、5kmまでを

25分で走ってしまいました。

先ずはここで失敗ですね。

当然まずいな、と思いながら上りを走っていると、

やはり足にダメージを感じてしまいました。

ジワジワと落ちるラップ。

どうしよう、どうしようとの考えに終始しながら20km。

それでもそこからは下るので何とか30kmまでは走れます。

問題はその先の35kmまで続く上り。

この足で何とか上ってしまったら、もうその先は走れなくなってしまうでしょう。

そこでその上りの5kmは無理をせず歩きを入れて最後の下り7kmに

力を残そうと考えたのです。

その計画とおり、約2~3km位歩きを入れたでしょうか。

それでも思惑以上に疲労を感じてしまい、それにも増して練習不足と言う事が

頭から離れず、本当に下りを最後まで走れるのか不安感でいっぱいでした。

2011_10160034 が、こんな時に

力を発揮するのが「昭和の根性」

ペアルック(?)の男女のランナー。

スレンダーな若き女性ランナー。

いや~な腕振りをする

ベテランランナー等、

みんな前半で

私をす~っとかわして

行ったランナーばかり。

それがいつの間にか私の視界の範囲内に入るのです。

ならば、走るしかないじゃないですか。

そして華麗(笑)にその方達を抜き去り、更に小癪にも私を簡単に

抜き去った女性ランナーを力の限り追いかけようと思いました。

すると前にいた他のランナーを前を行く女性ランナーと共に

面白いように抜き去る私。

これは本当に痛快でしたね。

そしてゴールのトラックへ入る花道にはたくさんの応援の方々。

所々で「ラスト、ファイト!」、「ナイスラン!」との声や

たくさんの拍手をいただき、大げさではなく鳥肌の立つほどの

感激を味わう事ができました。

これだから止められないんだな。。。

そんな感激のひと時でした。

しかし現実にもどると、残念なゴールタイムと共に

何となく吐き気のようなものを感じてしまい、残念ながら決して気持ちの

良いものではありませんでした。

2011_10160028 サービスのりんごも、

地元のお母さん方が

もてなしてくれる

お茶やお漬物も、

そしてこの大会名物の

無料でふるまわれる

お蕎麦やお豆腐も

少し口にしては残してしまい、

なんともボランティアの方々に対しても申し訳ない気持ちでいっぱいでした

それでも、今回の頑張りはきっと次回に繋がるものだと

ちょっとだけ自信になった事も確かなのです。

頑張った者にはきっとその頑張りにふさわしい見返りがいつかあるだろうと

思わずにはいられません。

2011_10160036 相変わらず今日になっても、

頭痛は私を苦しめています。

そして久しぶりに限界を超えた

根性走りはあらゆる筋肉に

ダメージを与えて

しまったようです。

しかし、昨日の頑張りは

私に何かを与えてくれました。

そんな言葉がぴったりな大会。

そして苦しいけど、楽しい。

これこそがフルマラソンでもあるのですね。

まさにそんな事を実感、「大町アルプスマラソン」でした。

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感涙の復帰、「上田古戦場ハーフマラソン」を走ってきました。

2011-10-11 12:51:45 | マラソン

2011_10080008 秋真っ只中の日らしく

澄み切った青空の土曜日、

長野県上田市

「上田古戦場ハーフマラソン」を

走ってきました。

ご存知の通り、

まったく練習も出来ないほどの

多忙な毎日もこの日を堺に

やっとひと段落と思いきや、3ヶ月を経て退院を強いられた母親の介護に

再び縛られる日々が始まっていました。

この日も出発する前に多少のトラブルが発生してしまい、

小一時間遅れて家を出る羽目になり、慌しいレースの日となってしまいました。

スタート時間の9時には何とか間に合い、久しぶりにウエアの胸に

ゼッケンを付けた時は何故か涙が出そうになってしまいました。

2011_10080016 やっと自分だけの時間を

誰にも邪魔をされることも無く

充実したこの時を迎えられた

安堵感は練習不足の不安や

焦りもあっという間に

吹っ飛ばしてくれていたのです。

周りの人々たちは

ストレッチやアップジョグに

余念が無く、ウエアをぼ~っと見つめている私を暢気な奴だと

思っていたかもしれません。

暫し、感激に慕っていると選手集合のアナウンス。

スタート地点も確認しておらず、慌てて膝を回し、アキレス腱を伸ばし、

五十肩で固まった肩をなんとか回しながら、アップを兼ね小走りに

ハーフの選手の集まるスタート地点へと急ぐのでした。

この大会、私自身まったくその存在さえ知らなかった大会でもあり

次週のフルマラソンの前に何とか1本でも良いからハーフを

走りたい、そう思って血眼になって見つけた大会でもあったのです。

2011_10080010 実は今年で25回目を迎え

歴史ある大会だったようで

参加人数は昨今のブームでごった返す

マンモス大会程ではないにしろ

それなりに増加はしているようで

それでもハーフの部の

参加人数は850人程度。

しかも、男子と女子とを

分けてのスタートでまったく渋滞する事も無く、

運営面での苛立ちなどはまったく皆無、私にとっては本当に好感の持てる

大会となっていました。

ただし、女子にしてみれば否応なしにスタート位置が男子より後ろに

並ばされる為、快足女性ランナーにしてみれば、

それだけタイムロスは避けられず、不満が出てしまうのではないかと

ちょっと心配でもありました。

コースは基本的に前半を上り、そして折り返しまったく同じ道を

下ってくるという設定。

山里の田園風景を見ながらのランは応援こそ少ないものの

静かに流れる新鮮な風が心地よく、稲刈りの終った田んぼに

昔ながらの天日干しされた稲藁がまるでランナーを

応援してくれているかのように優しく揺れている光景がとても印象的でした。

きっと太陽の光をいっぱい浴び、近代化され機械の力で乾燥されたコメの

何倍もの旨みを蓄えているのだろうな、なんて穏やかな気持ちとは裏腹に

2011_10080023 走り自体は戦前の予想道理、

苦しさの連続。

しかも、運が悪いのか、

大会前に電池の切れた愛用の

ランニングウォッチを

メーカーに交換に出したのですが、

確認もせず何の疑いも無く使ったところ、

ラップの表示機能がまったく生かされず、

どのくらいのペースで走っているのか

皆目検討もつかず、遠い記憶の中にあったペース感覚のみで

走る羽目になってしまいました。

しかも、練習不足は15kmを過ぎた頃より顕著に表れ始め、

1kmおきの距離表示の間隔がこれ程長く感じた事はありませんでした。

最後は抜き去られるランナーに少しの距離でも付いていこうと

節操の無い必死のコバンザメ走法。

久しぶりに「根性」と言う文字が頭の中をよぎった事は言うまでもありません。

また下肢の苦しさよりも呼吸が追いつかない心肺のダメージは

レースが終った後も暫く胸に手をやらずにはいられませんでした。

しかしそんな中でもゴールしてみれば1時間36分42秒。

それ程惨めなタイムでもなく、練習量を考えれば上出来であったようにも

思います。

ただ、やっぱりこの足ではフルをまともに走ることは無理。

今週末は相当苦しむ一日を覚悟しなければならないでしょう。

今回のレースはこうして終えましたが、もうひとつのお楽しみがあります。

2011_10080046 ここ上田市は新鮮野菜や

果物の美味しい土地柄でもあります。

当然、会場には販売ブースが

あるだろうと期待いっぱいで

見回してみると

ありました、ありました、

りんごと白菜のお店。

りんごはシナノスイーツという

品種が抜群に美味しく、迷わず購入。

そして白菜は菅平高原の朝採りの品が最近高騰している価格の半値以下で

購入する事が出来ました。しかもオマケまでしていただき、

2011_10080047 もう満面の笑顔で

会場を後にすることができました。

さあ、今週末は

目標としているレースのひとつ、

「大町アルプスマラソン」です。

走る方は期待できませんが、

また美味しいりんごや野菜が

購入できたら良いなあ。

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「疲労」

2011-10-04 14:53:41 | 日記・エッセイ・コラム

2011_10020010 今年もまたキンモクセイの甘い香りが

漂ってくる季節となりました。

今年の秋は駆け足でやってきたようで

ここ数日、真冬に感じるような

肌寒さを感じる日が続いていました。

そんななか、この間の日曜日に

「市民グランドゴルフ大会」が開催されました。

おかげさまで何とかそれも無事に

終える事ができ、今年の体育行事の全てをこなす事ができました。

まずは一安心と言ったところでしょうか。

本来ならば、「よ~し、これからは・・・」と、言ったところなのでしょうが

現実的には残念ながら何となく疲労感から開放されないでいます。

この頃では「秋バテ」などという言葉をよく耳にするのですが、

それは夏の疲れが秋に出るという意味らしく、

私の場合はまったく意味合いが違う疲れが蓄積したものと思われ・・・。

気疲れ、神経疲れ、ストレス、そんなものが束になって私に

圧し掛かってきたような感じとでも言うのでしょうか。

それは、例えば栄養ドリンクを飲めば回復するだろうとか、

気分転換に汗でもかけば済むとか、そういう類のものではないような

そんな気がしています。

2011_10020005_2意外と根が深い」

実感しています。

何をするにも気力が沸かず

無気力状態。

根気がなく、

まったく事が進まない。

頭痛、腹痛、倦怠感、肩こり

なんなんでしょうね、この症状。

もう、今週末には秋シーズン始めのレースが控えているというのに、

まったくまともな練習をする気も湧かないでいるのです。

「走り出してしまえば何とかなる・・・」だなんて、しょうもない考えだけは

すんなり浮かび、本当はどうにもならな事が分かってはいても、

それでも行動にでられないでいます。

ともかく疲労感が凄いんですね。

これを燃え尽き症候群とでも言うのでしょうか。

2011_09210040 全精力を傾け望んだ

このお役目は未だに

私を苦しめている訳なのです。

とにかく動きたくありません。

こうしてパソコンに向かうのも

辛いものがあります。

だけど・・・、

そんな事を言っている暇はありません。

畑の作物に消毒をしなければ、忙しく植え込んだ冬の野菜は虫達の餌食に。

夏の野菜はもう片付けなければならない時期だし、ほうれん草や小松菜の種は

蒔かなければならない時期でもあるのです。

時間は待っていてはくれません。

非情ですね。

まあ、愚痴を言ったからってどうにかなる訳でもないのですから

ここは頑張るしかないのですけどね。

ともかくできるものかやっていきましょう。

生きていく為にすり減らすだなんて

なんと矛盾した生き物なのでしょうね、人間って。

あ~あ、嫌だ、嫌だ~。(笑)

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