自閉症という障がい。
それらの子との仕事に就てからもう丸二年が経とうとしている。
未だに彼等を理解しきれてはいない。
彼等の心の中には何があるのだろうか。
純粋無垢、対価を求める訳でもなく、ひたむきに作業に従事するその姿は輝いている。
が、これも気分の乗っている時の姿であって、日常の中にあるストレスが原因かそれとも他の理由かは知れないが、爆発したその時は手が付けられない。
指示に従わない、やる気をなくすは日常茶飯事。
無理な言い訳に終始する子もいる。
誰でもわかるようなウソを並べ立て、自分を正当化する子もいる。
その上で彼等に同じ量の作業を割り当て、同じ成果を求めなければならない。
そうしないと今度は他の子からの不満が吐出するわけで、グループでの取りまとめの難しさはミクロン単位の加工技術の数倍難しい。
しかし、それでも何とかやれてきた。
問題はいくつも抱えながらの他の先輩同僚さんたちとの共同作業で大いに助けられている部分もあるが、だ。
これからどれだけ続けてやって行けるのか、皆目分からないがともかく体力負けしないよう、日頃から健康に留意し精進していくつもりだ。

その子たちにとって”理解力”には大きな差がある。
指示に対して返事はしても、本当に理解しているのかはその現場で確かめなければならない。
間違った作業、危険な行為、戸惑いなどはどの子にもあるが、一言二言の注意で軌道修正は可能だ。
が、ある子に対してはそれが困難なことが多い。
自分の信じるものに対して方法や技術的なものを否定されるとかたくなに抵抗をする。
それがどんなに間違っているモノに対してもだ。
殆どのかたが”お手上げ”と見放す。
会社的にもそれを諦め顔だ。
しかし、もっと深く彼のことを知り、根気よく指導していけばきっと修正は効くと思っている。
心の中に得体のしれないバリアを張り巡らし、自分の信じるもの以外を寄せ付けない。
それこそが自閉症であり、そこを理解しなければならない。
お手上げだとほ放っておいては、結果的に彼は孤立してしまう。
彼にしてみれば、ひとりでいることは孤独ではなく心地いい場所なのかもしれないが、社会生活を営む以上それでは将来的に世界から排除されかねない。
ご両親や親族が一生サポートしてくれる保証などひとつもない。
彼がこの会社に来ている間に、彼は彼だけで生きていく才をどうか身に付けていって欲しいと切に思う。
それが自分たちに課せられた本当の作業なのかも知れない。

今週末は地元、「ふかやシティハーフマラソン」だ。
気分が乗っていない。
調子も悪い。
運悪く、ここ数週間体力勝負の作業が続いていることも手伝ってか、上半身の筋肉がガチガチだ。
すると走っていても上下のバランスがガタガタで足がスムーズに出ない。
仮にその様な作業でなくても、どうもこの寒さの中では体が動かない。
やはり自分は冬が苦手だとつくづく思う。
もう少し暖かくなれば体も気持ちもほぐれるのだが、大会は待ってはくれない。
まあ、タイムが悪かろうが、苦しみもがこうが、自分のお金で自分で走る訳で誰に迷惑をかけるでもない。
できる走りをするだけ。
春よ、早く来い。
いまはそんな心境だ。
それらの子との仕事に就てからもう丸二年が経とうとしている。
未だに彼等を理解しきれてはいない。
彼等の心の中には何があるのだろうか。
純粋無垢、対価を求める訳でもなく、ひたむきに作業に従事するその姿は輝いている。
が、これも気分の乗っている時の姿であって、日常の中にあるストレスが原因かそれとも他の理由かは知れないが、爆発したその時は手が付けられない。
指示に従わない、やる気をなくすは日常茶飯事。
無理な言い訳に終始する子もいる。
誰でもわかるようなウソを並べ立て、自分を正当化する子もいる。
その上で彼等に同じ量の作業を割り当て、同じ成果を求めなければならない。
そうしないと今度は他の子からの不満が吐出するわけで、グループでの取りまとめの難しさはミクロン単位の加工技術の数倍難しい。
しかし、それでも何とかやれてきた。
問題はいくつも抱えながらの他の先輩同僚さんたちとの共同作業で大いに助けられている部分もあるが、だ。
これからどれだけ続けてやって行けるのか、皆目分からないがともかく体力負けしないよう、日頃から健康に留意し精進していくつもりだ。

その子たちにとって”理解力”には大きな差がある。
指示に対して返事はしても、本当に理解しているのかはその現場で確かめなければならない。
間違った作業、危険な行為、戸惑いなどはどの子にもあるが、一言二言の注意で軌道修正は可能だ。
が、ある子に対してはそれが困難なことが多い。
自分の信じるものに対して方法や技術的なものを否定されるとかたくなに抵抗をする。
それがどんなに間違っているモノに対してもだ。
殆どのかたが”お手上げ”と見放す。
会社的にもそれを諦め顔だ。
しかし、もっと深く彼のことを知り、根気よく指導していけばきっと修正は効くと思っている。
心の中に得体のしれないバリアを張り巡らし、自分の信じるもの以外を寄せ付けない。
それこそが自閉症であり、そこを理解しなければならない。
お手上げだとほ放っておいては、結果的に彼は孤立してしまう。
彼にしてみれば、ひとりでいることは孤独ではなく心地いい場所なのかもしれないが、社会生活を営む以上それでは将来的に世界から排除されかねない。
ご両親や親族が一生サポートしてくれる保証などひとつもない。
彼がこの会社に来ている間に、彼は彼だけで生きていく才をどうか身に付けていって欲しいと切に思う。
それが自分たちに課せられた本当の作業なのかも知れない。

今週末は地元、「ふかやシティハーフマラソン」だ。
気分が乗っていない。
調子も悪い。
運悪く、ここ数週間体力勝負の作業が続いていることも手伝ってか、上半身の筋肉がガチガチだ。
すると走っていても上下のバランスがガタガタで足がスムーズに出ない。
仮にその様な作業でなくても、どうもこの寒さの中では体が動かない。
やはり自分は冬が苦手だとつくづく思う。
もう少し暖かくなれば体も気持ちもほぐれるのだが、大会は待ってはくれない。
まあ、タイムが悪かろうが、苦しみもがこうが、自分のお金で自分で走る訳で誰に迷惑をかけるでもない。
できる走りをするだけ。
春よ、早く来い。
いまはそんな心境だ。