風をうけて vol.3

お引越ししてまいりました。
拙いブログですがよろしくお願いします。

衝撃! 昨今の大会事情とある日の練習風景

2012-09-30 17:44:00 | 日記・エッセイ・コラム

2012_09270002 ガ~ン!

酷い事になってしまいました。

この間、青梅マラソンの申し込み開始に伴い

ランネットに繋がらない為に

先延ばしにしていた

「さのマラソン」の申し込みが

定員に達した為、締め切られていました。

元々さのマラソンはビックレースのあと(大田原、つくば、富士山)の開催であり

コースの難易度の高さ(坂ばかり)や、規模の大きさからそれ程人気の大会とは言えず、

また、何気に関門もきつい事から申し込みに殺到するような大会ではありませんでした。

が、申し込み開始から10日も経たずに締め切られている現実に呆然としてしまいました。

きっとコースや関門の事など何も知らずに初心者(失礼!)がノリで申し込みに

殺到したのではないかと推測され、なんともやりきれない気持で未だに落ち込んでおります。

もう5年ほど連続で走った大会であり、フルのベストを記録したコースと言う思い入れもあり、

今年はどうやってあの坂を攻略しようかと考えていた矢先の不運。

もう今から思い悩んでも仕方ないので気持を切り替えることにしました。

ならば、今までに走った事のない大会を走ってみようと、

12月2日   伊勢崎シティマラソン    ハーフ

12月9日   群馬サファリ富岡マラソン  ハーフ

12月16日  黒井峯遺跡マラソン     10km

を、速攻で申し込みました。

これで11月25日のつくばマラソンから12月23日の年の瀬マラソンまで怒号の5連戦!

オイラ、ホントに走れんのか~!(笑)

但し、群馬サファリマラソンは完全に観光目的。

久しぶりにサファリパークで動物を見て、世界遺産申請中の富岡製糸工場跡の見学と

ちょっと楽しみでもあります。

こんなレースならきっと子供や奥方もついてくるような気がするんですけどね~。

それと黒井峯遺跡マラソンの参加費はなんと500円!

2012_09270003 今時、こんな大会もあるんですね~。

しかも参加賞もついているんですと!

近くには伊香保温泉や

小野上温泉などアフターも万全な土地柄で、

こりゃまた楽しめそうだ。

さのマラソンの参加費が4000円。

で、今回の3レースの参加費と

手数料合計で6100円。

いったいどちらがお徳か、よ~く考えてみよう~!(笑)

それにそもそも、今シーズンのメインレースはつくばだった訳で、

予備的、追試的な存在のさのは言い換えれば余分な訳で・・・と、

そう思って今回は諦めます。

参加の皆さん、頑張ってね!


さて、今日はおらが村の年に一度の運動会。

が、台風接近により本日早朝、早々に中止が決定。

ならば、台風の暴風が来る前に走っちゃえといつもの公園へ。

ま~あ、いました、いました、たくさんのランナーさん達。

2012_09270007 本格的な快足ランナーさんから、

ジョグデートにいそしむカップル、

そして女性の胸より大きい胸を

してるんじゃないかと思われるおっさんまで

さまざまなランニングスタイルで

楽しんでいる様子でした。

私と言えば、

昨日に今日を走る予定もないことから、久しぶりに15kmを5km毎に

6分、5分30秒、5分ちょうどのビルドアップで走っている為、少々疲労気味。

で、今日は雨や風が酷くなるまでの間をLSDでと決め込みゆっくりスタート。

キロ6分から6分30秒ほどで歩みを進めるのですが、どうもおかしい。

確かに昨日の疲れもあるし、気温も幾分高い気はするけど走れない条件じゃない。

でも、異常なほどの発汗とからだのだるさはどうしても10km以上のランニングを

続けるのには無理な状態。

う~ん、どうしたんだろう???

暫くどうしてしまったのか考えていると、以前にもこのような事でグロッキー状態に

なってしまったことを思いだしました。

「痒み止め」

その後、異常なほどの眠気に襲われ、眠いのなんのって。。。

昨夜、酷い痒みに襲われて、久しぶりに飲んだその薬は痒みをとめると同時に

人間の活力まで止めてしまう効力があるみたい。

やっぱ、薬は怖いや!

こうして走れない言い訳を薬のせいにして。。。(笑)

いや、マジでダメです。

薬を飲んでからのランは危険ですよ。

皆さんも気をつけてね!

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ちっちゃい変更ではありますが、気分は一転!今シーズンも頑張ります♪

2012-09-28 12:02:07 | 日記・エッセイ・コラム

2012_09250005_4 突然ですが、タイトルを変更しました。

前タイトルはどうもしっくりこなくって

何時変えよう、何時変えようかと

ず~っと考えていました。

前回の記事「もしドラ」でこのタイトルの

最後を飾ろうと長文に挑戦し

何とか3日かけて完結を見ることができ、

さあ今度は新タイトルを考えようとそれから2日。

考えに考え、やっと決まったのがこの「~ひととなり~」

しかし難しいもんですね~。

これは!と言うものは既に他の方が使っていたり、歌のタイトルになっていたりして

かなり難儀をしましたヮ。

この「~ひととなり~」の意味ですが、生まれ持った性格、個性みたいな事を言い、

なんとなくこのブログ似合っている言葉じゃないかなと。

「為人」とも書くそうなのですが、これじゃ読めませんもんね。

で、ひらがなだなと。。。

サブタイトルもシンプルなものに変更はしました。

でも、他は変えずにマイナーチェンジと言ったところでしょうか。

2012_09250002_2 さて、今年の秋シーズンを来週末から

向かえるのですが

どうしても今年の長かった夏のおかげで

完全に練習不足です。

正確に言えば、不足と言うより

不調と言った方が良いでしょうか。

年令と共に練習の効果を蓄積、

貯金と言うものが

できなくなっているようです。

ちょっと休むと直ぐになくなっちゃう。

また一からやり直し、みたいな・・・。

要するに筋力に容量がなくなってきている、そんな感じかな。

たくさん詰め込めることができなくなっちゃったんでしょうね。

だからといって、毎日走ろうとするとその疲労感は今まで以上に感じてしまい

そうなるとやっぱり怪我が心配ですもんね。

気のせいかな、気持の持ちようだろう、そう思ってみてもやっぱりダメ。

疲れは完全に残っていて距離を積めません。

ああぁぁ、どうしようあと10日しかないんだけど・・・。

まぁ、いいっか、そうそう、ランナー一路の定義は「自己満足」なんだもんね~。

初秋の信州での初戦「上田古戦場マラソン」を楽しんでこよっと。

2012_09250014 そんななか、今年の参加予定の大会の

申し込みの中で最後に残った

「さのマラソン」を申し込もうと

先ほどランネットにアクセスしたら

なんと3000人以上が待機しているの。

いったい何のさわぎだ?

と、調べたら、

今日が青梅マラソンの申し込み開始日でした。

きっとその申し込みをみんな待っているんだろうな。

ホントにこの頃は走りたいレースにエントリーできない事が多くなってしまい

なんなんだろうな~と、溜息をつくことが多くなってしまいました。

いくら人気の青梅だって何年か前までは何時だって申し込めたのになぁ。

人気の大会は申し込めたとしても、レースではスタートからゴールまで混み混み状態。

シーズン真っ只中の流れるプールみたいにただ流されて終わりだ、なんてね。

何をしにきたのか分からない、な~んてこともあったよなぁ。

昨日には、あの東京マラソンの当選発表もあったみたいだけど、当選と言う言葉自体

私にはあり得ない話ですね。

もちろん申し込みさえしなかったし、慌しく、賑やか過ぎる大会って苦手なんだよな~ぁ。

そうそう、もうひとつ例年の如く、「所沢航空公園 年の瀬マラソン」も申し込みました。

これでこの秋のフルマラソンが3本。ハーフが4本となりました。

一時はフルを4本、ハーフを5本走ったこともあったわけですから

幾分楽にはなったかな。

2012_09200006 で、来年の冬シーズンの予定。

鬼に笑われちゃうかもしれないけど、

やっぱり冬は苦手だから

パッと走ってパッと終っちゃう短い距離を

メインに走ろうと思っています。

そう、5kmのレースがメイン。

もう一度5kmで記録を狙い、

そして時々ハーフを走る程度に。

毎年同じ様なパターンだけど、ひとつだけ違う事があります。

とにかく、「もしドラ」の中で書いたように「自己満足」が私の定義。

何を持って満足をするのか、あるいは何が足りなかったから満足できなかったかを

一生懸命考えながら次ぎへのレースに繋げていこうと思っています。

「つながりを考えたレース」が今年の課題とでも言うのでしょうか。

さあ、今シーズンもたくさん楽しみますよ~!

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「もし高校野球の女子マネジャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」をランナーが読んだら。。。

2012-09-20 16:05:14 | 日記・エッセイ・コラム

47801203_4 【第一章 一路は『もしドラ』と出合った】

つい最近、今をに賑わすアイドルが主演で作られた

「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの

『マネジメント』を読んだら」と言う映画を観た。

巷では「もしドラ」といわれ、結構話題となった作品。

それがテレビで放映されたようで、

誰かがそれをビデオに撮り溜めておいていたもだ。

私自身、その作品に興味があった訳ではなく、

退屈な日の暇つぶし感覚で、どうせ・・・なのだろう程度に

再生ボタンを押してみた。

ところが、これが実に面白かった。

アイドル達の演技はともかくとして、その内容にいつのまにか引き込まれていった。

それは主人公のみなみがひょんなことから高校の野球部のマネージャーとなり、

マネージャーとしての仕事を学ぼうと書店に出向く。

しかし店員に勘違いをされ手渡されたのが企業経営の為に書かれた

P.F.ドラッカー著の「マネジメント」と言う本。

だがこうして間違われた書籍を参考にし、やがて弱小チームだった野球部を

甲子園出場へと導くと言った内容。

私は企業経営にはまったく興味もないし、その資質もないが一応こう見えても一企業人。

P.F.ドラッカーなる人物も「マネジメント」なる著書もまったく知ることもなかったが

この「もしドラ」の中に時々出てくるドラッカーの“名言”にグッとくるものを感じていた。

しかし、映画は映画。しかもアイドルの主演で。。。

もしかしたら脚色された台詞にへと変えられていられるかも知れないとの疑惑が湧きだし

ならばどその原作を手に入れようと思うようになった。

41ay8wef74l__sl500_aa300__2と言っても、著書「マネジメント」に興味が湧いた訳で

企業経営、マネージャーに興味が湧いた訳ではない。

しかし、残念な事に私の行く小さな本屋にその本が

置かれている事はなく、代わりに映画の原作が棚に

並んでいた。

既に“旬”を過ぎてしまっていたのか、棚の隅っこにぽつんと。

迷わずその本を手に取る。

殆ど新品で本を購入する事のない私には異例の事。

まったく欲のない企業人一路はその一文でもそのドラッカーの言葉に触れ、

現行のマネージャーなる人物の資質及び手法に間違いがないか

検証してみようと底意地の悪さを発揮すると同時に

もしこの映画のように“ランナー一路をマネジメント”したら

ひょっとして面白いかもしれないなと、ふっと思ったのであった。

(画像はお借りしました)



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



【第二章 一路はランナー一路のマネジメントに取り組んだ】

そもそも「マネジメント」とは何ぞや。

この「もしドラ」によればマネジメントとは、管理、処理、経営とある。

要するに企業や野球部のマネージャーならばその組織を

統括・管理する人物の事を言うらしい。

現にわが社にもそのマネジャーと言う人物が存在し、事業の概の責任を任され

いわゆる上司と呼ばれるように数十人を統括するボスとしてその座に君臨している。

しかし、ほぼひとりで活動するランナーにとって、マネージャーと言う存在があるとしたら

よほど恵まれている選手を除き、管理をするのも管理をされるのも自分と言う事になる。

それならば確かにランナー全員にマネージャーと言う役割を持った部分は自分の中に必ず

存在する訳で、マネジメントと言う手段は既にすべてのランナーが

実践していると言っていいと思う。

しかし、この「もしドラ」同様に“弱小チームのランナー一路”はマネジメントについて学び

再構築されたマネジメントによる“新しいランナー一路”を生み出すのも悪くはない。

それにより更なるスケールアップ、パフォーマンスの向上を図れれば申し分ないのだ。

さて、この「もしドラ」の主人公みなみがマネジメントを学ぶに当たって、

まず最初にドラッカーの手法から組織の定義づけというものを行わなければならなかった。

そこでぶつかった壁が『定義』とは何?ということ。

ここで高校野球の定義を探る過程において

ドラッカーは

外部、即ち顧客と市場と言う観点からみれば答えが出る

と解いている。

高校野球の顧客とは営利を目的としない団体ゆえ、ここでの顧客とは高校野球にかかわる

全てに者が顧客との答えに至り、そこで高校野球の役割とはその全ての顧客を

感動させる事こそが高校野球の定義だとの答えを導き出した。

それでは市民ランナーとして、ランナー一路としての定義とはなんだろう。

そこでみなみが定義を導き出したようにランナーにとっての顧客を考える。

トップランナーであれば沿道や競技場で声援を送るファンに感動を与える事は

ひとつの役割かもしれないし、実業団選手ならば結果を出し企業の広告塔としての

役割を果たす上で、その企業の収益にかかわる存在こそが実業団ランナーにとって

顧客となるのだろう。

しかし、市民ランナーとなれば話はまったく違ったものとなる。

高校野球同様、本人にとってマラソン自体が営利や利益を目的とした活動ではなく、

あくまでも趣味の世界のものであり、それでもあえて導き出すとすれば

沿道で応援をしてくれる方々も確かに顧客とはいえると思うが、

それは顧客としては小さいもののような気がする。

また市民ランナーならば家族の協力は多少なりとも必要なのだが

やはり顧客というのには私の場合残念ながらなりえない。

何故ならば我が家の者たちにはマラソン大会というものにまったく興味を示さず

私が走る姿さえ見ることはない。

となれば、やはり顧客と言う観点から見るとたぶん私に限って言えば

私自身が顧客であり、自分の為に走っているという事にすぎないのではないだろうか。

その中で喜びや達成感を感じ、走る魅力に取り付かれ今尚走り続けているのだから。

と言う事で、ランナー一路の定義は 『自己満足』 となるようだ。

とすれば、目標も自ずと決まってくる。

要するに顧客、即ち自分が満足する走りが出来れば目標を達成できるわけで、

答えは単純明快。

もっともっと速く、そしてもっともっと長く走れるようになれば良いだけである。

しかし、その言葉以上にこの目標の達成は果てしなく遠いところにあり

限界がないように思えるのも確かなのだが。

          



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



【第三章 一路はマーケティングに取り組んだ】

ドラッカーの言葉に

企業の目的は創造である。したがって企業はふたつの基本的な機能を持つ。

それがマーケティングとイノベーションである。そのマーケティングとイノベーションだけが

成果をあらわす。

と、ある。

マーケティングとは市場調査であり、イノベーションとは革新と言う意味である。

「もしドラ」ではある野球部のマーケティングと称し、部員ひとりひとりとの面接を行い

それぞれの気持をマネージャーが把握。

それまで蔓延していた不満やら不安を払拭し、もっとも重要であるプレーの質や

練習内容を一新することによりチームのレベルアップに役立てていた。

もちろん企業にとってもまったく同じことが言える。

組織にとってのコミュ二ケーションの重要性は身を持って体験しているし

それを欠いた組織に成功はないだろうと思う。

では、ランナー一路も面接と称し自問自答をしてみよう。

ここ最近悩んでいる事なのだが、暑さのためなのか、それとも疲労の蓄積なのか

まったく不甲斐ない練習内容にガッカリさせられている。

距離も走れず、スピードも上がらない。

イメージする走りとは程遠い内容に投げやりになる事もしばしば。

いったいどうしたら良いのか悩みは増すばかりだ。

せめて解決策の一端でも見出す事ができれば幾分気持的も楽になるような気もするのだが

今のところ入り込んだトンネルの出口も方向さえも見えないでいる。

できない走りは練習でこそ取戻すしか手立てはない事は分かっているのだが・・・。

「もしドラ」では、みなみの掲げた目標の「甲子園出場を目指す」をメンバーに伝えた当初、

ただの夢物語であり得ない話と誰も相手にしていなかった。

一般に甲子園出場といえばそれまでの弱小チームからすればそれは非常識。

意識と言うものは常識という狭い殻のなかから無理やり引き出す事で改革され、

そうして行動と成果に表れる。

今の自分の常識とは

〔暑さの中でのランから生み出されるものはない〕

しかしこれはいかにも常識であって本質の部分では非常識なのかもしれない。

そうした意識こそが今の不調を物語っているのか。

また、ドラッカーは

生産的な仕事を通じて、働く人たちに成果を上げさせなければならない。

と、言っている。

だが、今はそれが意識に阻害されまったく実現できない状態。

成果とはそれに見合った行動をとることで現実され、その行動をとらないことが

更に成果を下げる負のスパイラルに陥っているのだと思う。

更に続けて

仕事には働きがいが必要とされ、働きがいを与えるには、仕事そのものに

責任を持たせなければならない。

とも言っている。

ランナーにとって働きがいとは、走ることにほかない。

要するに気持ちよく走れることこそが働きがいであり、そこにこそ責任が存在する。

走ること、即ちそれこそがランナーとしての使命であり責任でもあるのだ。



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



【第四章 一路はイノベーションに取り込もうとしている】

弱小チームであったこの「もしドラ」の野球部のイノベーション(革新)とは、

古い常識を打ち壊し、新しい野球を創造することによって高校野球界の常識を変えて

いくという事だった。

ドラッカーは

イノベーションの戦略の一歩は、古いもの、死につつあるもの、陳腐化したものを

計画的かつ体系的に捨てることである。

とあり、

この「もしドラ」では送りバントとボールを打たせる投球術を捨てた。

これはあくまでもこの物語の中でのものなのかもしれないが、戦法としては面白い。

この野球部の定義である「感動を与える」と言う中で考えてみれば

実に的を得た考えなのかもしれない。

実際の高校野球でこれが通用するかどうかは別として、

これこそがイノベーションなのだろう。

またドラッカーは

イノベーションとは科学や技術そのものではなく価値である。組織の中ではなく

組織の外にもたらす変化である。

とも言っている。

そうした考えの中で、ランナーとして何を捨て、何に変化を求めるのか。

昨今のブームにより、フォームにしても練習メニューにしても

更にはシューズやウエアに至るまで日々研究され、それぞれ色々な形態を取りながら

変化を遂げているランニング事情。

言い換えれば、何を信じ、何を目指せば良いのか迷う事も多い。

しかし、真実はひとつだけ、とまでは言わないが、そうそう自分の求めるものに

出くわす事はかなり少ない。

時に情報と言うものは混乱のみを生み出し、真実から遠ざけてくれる。

惑わされない意志の強さは強力な武器になる反面、更なるステップアップについては

足かせとなる事もありえるのだ。

ここでは捨てていくものを考えて行かねばならないのだが、

確かに現在、自分の練習メニューや情報、持ち合わせているアイテムのなかで

間違った部分、不必要な部分は当然あると思われる。

これはあくまでも個人的な考えであり、周囲に迷惑をかける可能性もあり

明確な表現はできないが、ともかく焦点にあわせた計画と有効な手段の実行こそが

私にとっての最大のイノベーション。

薄々は感づいてはいたが、やはり加齢と共に焦点はなるべく狭め、

縛られた重りははずした方が良い結果を生み出す可能性は高くなると思う。

あくまでも意識の中での話しになるのだが、捨てていかねばならないものは今この機会に

サッパリと捨て去る勇気も必要なのだとこの「もしドラ」は教えてくれた。



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



【最終章 一路は真摯さとは何かについて考えた】

この本の冒頭のドラッカーの言葉に

マネージャーの根本的に必要な資質は真摯さである。

と、ある。

また、

マネージャーにできなければいけないことは、その殆どが教わらなくとも学ぶ事ができる。

しかし学ぶ事のできない資質、後天的に獲得できない資質、始めから身につけていなければ

ならない資質がひとつだけある。才能ではない。真摯さである。

と、胸の奥をぐさりと刺されるかのような言葉がある。

「もしドラ」のみなみはこの真摯さと言う言葉に強い刺激を受けていた。

そして、その真摯さをもってチームを予選の決勝まで導いた。

しかし、そこで親友である夕紀を病気で失う。

闘病で苦しんでいた事を知らないみなみは夕紀にプロセスよりも結果を大事にすると

以前口にした自分を責め自暴自棄に陥いり、その場から走り去った。

しかし、同じマネージャーである文乃に逃げてはいけないと諭され、再び決勝の球場へ。

そう、真摯さとは逃げないことなのだ。

そして接戦を制したチームは甲子園への切符を手に入れる。

友人の死と定義である感動を同時に経験するみなみ。

ここは不謹慎だが笑おうとするみなみは結局激しい嗚咽と共に泣きじゃくってしまった、

と言う感動のラストストリー。

私にとっての真摯さとはいったいなんだろう。

企業においてマネージャーとなることはまずない。

その気もないし資質としての真摯さもない。

では、ランナー一路のマネージャーとしての資質はどうだろうか。

真摯さは存在するのだろうか。

みなみが冒頭でショックを受けたこの言葉に自分は答えられることができるのだろうか。

毎日真剣に練習を取り組むだけが真摯さではないと思う。

時には手を抜くことも、時にはサボることもあると思う。

しかし、決して逃げてはいけない。

一生をランナーとして走り続けようと思う情熱があれば、

それは私なりの真摯さではないかと思う。

マネージャーとしての資質はこれからの私の行動に証明されるのだ。

今、底に沈み、出口の分からないトンネルに入り込んでしまった自分に

一筋のひかりを差し伸べてくれたこの「もしドラ」

アニメであり、アイドル主演の映画であり、オタクっぽい表紙の小説との出会いは

今このブログのタイトルどおり、「ひかりの道標~あしたへ~」となった事は

まったくの偶然であったのだろうか。

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サーキットは夢の国、な~んちゃって

2012-09-12 18:45:23 | 日記・エッセイ・コラム

2012_09070098 「あっち~、もうダメ・・・

おら、明日から頑張ればいいや~~」

今日も気温35℃

走れない・・・。

もういい加減にして欲しい。

と、言う事で走れない天気に

ヤキモキしているんだったら

もう完全にそんな考えはやめて2年ぶりにサーキットにでも行ってこようか、ってことで

2012 GT選手権Round6 FUJI300kmRACEに行ってきました。

午前0時までの仕事を終え、一旦自宅に帰り私の帰りを今か今かと待ちわびている二路を乗せ

一路富士スピードウェイへ。

さすがに無睡眠での高速道路の運転は厳しく、それでも時々襲ってくる睡魔との闘いは

大好きな場所へ行ける喜びに負けることは決してありませんでしたよ。

午前4時現地到着。もちろん辺りは真っ暗。

やっと少しの時間ですが、眠る事ができました。

2012_09070004 ふっと目覚めると目の前には

快晴の青空の下、

日本一の富士山が

待ち受けていてくれました。

まだ朝の7時だというのに

一晩そこで過ごした

観客達は朝食の準備で忙しそう。

そう、このレースに限ってこの富士スピードウエイはキャンプが許されているのです。

ご夫婦で、子供連れで、ペットも一緒に、と、それぞれのスタイルで

前日の予選日の土曜日から決勝の日曜日までをここでず~っと楽しめるのです。

好きだな~、この雰囲気。

これからピキピキした緊張のレースが始まるというのに、それぞれの観客は思い思いの

楽しみかたでリラックスした時間を過ごす。

普段のストレスも疲れも一気に解消してくれるこの空気と景色と雰囲気は

私なりの感想で言えば、「生きていて良かった~」なんですよね。

何故か高校の写真部の二路も相当気合が入ったか、中古で手に入れた一眼レフの

カメラをバッグに積め、いつもなら歩くことに不満を言うぐうたらな奴が

先を争うように撮影ポイントへと急いでいるんですよ。

2012_09070009 イベント広場には

ちょっと懐かしいマシンやら、

マジで貴重なマシンの展示や

華やかなキャンペーンガールが

更に興奮する心をあおってくれます。

って、お姐ちゃん目当てじゃないですよ、私は(笑)

それだけを目当てにしているような

やからも実に多いんですけどね。

2012_09070035 まぁ、これはサービスショットと言う事で(笑)

しかし、どうも最近の景気を

象徴しているのでしょうか

何となくイベント自体の規模が

小さくなったな~という印象。

また、あの震災以来

どうもこの手のイベントは

敬遠されがちなのかマシンのウインドウには、「ニッポンを元気に!」なんて言うロゴが

全車に張られているんですが、まだ何となく引きずっているな~という感じ。

ファンにとっては淋しい限りだけど、これも仕方のないことなんだろうなぁ。

そうすると、観客自体も随分少なくなってしまったし、同時に行われる前座のシリーズ戦の

レースもなくなっていたりして・・・。

2012_09070107 でも、やっぱり私はこの場所が好き。

あのエンジンの爆音。

あのオイルのこげる匂い。

タイヤがきしむ音。

派手なカラーで飾られたボディー。

レースウエアとヘルメットで

身を固めたドライバー。

その全てが私の心を震わせてくれます。

何でなんでしょうかね~。

ホントに幸せを感じちゃう。

私は前世、あのフェラーリやポルシェのようなレースに関わっていた人物の生まれ変わり?

なんて事はないよね~。

コテコテの日本人だもの(笑)

2012_09070123 そうそう、もう我が愛車も

12年間走り続けメーターは18万kmに

達しようとしています。

もう限界も近い・・・。

今度は二人乗りのいわゆる

ツーシーターと言うスポーツタイプの

オープンカーに乗り換えようかと

思ったこともあったのですが、やっぱりワンボックスのでかい図体の車にしようかな。

だって、キャンプができるような車ならまたこんな楽しみ方もできますもんね。

もうスポーツタイプの車でカッ飛ぶには反射神経が衰えすぎちゃってますもん(笑)

危ないよね。

2012_09070119 本音で言えば、ナイショですよ。

きっとせがれとの一緒の旅も

そんな車ならこれからだって

継続できるでしょう?

照れるけど、こんな事がオヤジとせがれの

唯一の接点ですもんね。

大事にしなくっちゃ、ですよね~(笑)

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もう間もなく始まります、秋大会。そんなランナーの食事事情。

2012-09-01 18:20:26 | 日記・エッセイ・コラム

2012_08290003 先日の赤城大沼白樺マラソン以来

咳が止まりません。

しつこくからむたんで不快感たっぷり。

熱がでるとか食欲がなくなるということは

ないのだけれど、やっぱりね~。

またこの頃、特にアレルギー系の不調で

へたれている自分にとっては

これ以上のからだの不調はどうか勘弁して頂きたいところ。

そうそう、赤城といえばこの大会、地元チームの皆さんとご一緒したのですが

その時に改めて感じた事。

やっぱり自分の胃腸というか食欲は他の皆さんと比べて明らかに劣っている。

私は走った後に暫く時間を経過したあとでなければどういうわけか、

食欲がわくということがないのです。

ですから、大会等で出されるとん汁系のサービスにそれ程喜びは感じません。

食べて食べられない事はないのですがねぇ・・・。

当然、この赤城の大会でも皆で食べた昼食は一杯のうどんを食べるのがやっと。

周りを見ればカツ丼だとかカレーだとかを皆さんそれを美味しそうに頬張っているのです。

私からすれば信じられない光景なのですが、多数決でいえば圧倒的に私の負け。

私だけなのですね、こんなひ弱なのは。

もし私がもっとしっかりした食、いわゆる胃袋を持ち合わせていたなら

今とはまったく違ったからだでいられたのでしょうか。

2012_08290009_2 しかし、それならば何故もっと痩せないのか?

という疑問がわくでしょう。

それは私、普段ご飯だけは

いっぱい食べているからなんですよ。

おかずなんていりません。

ふりかけだけだって、

鰹節のねこまんまでだって、全然平気。

写真は育苗中の冬野菜の苗たち)

むしろ手の込んだ料理はちょっと苦手かな。。。

シンプルに素材で食べるものが好きなんです。

例えばお漬物だとか、生野菜だとか。

奥様からすれば手のかからない旦那さんだけど、ちょっと張り合いのない旦那なんですね。

さて、こんな偏食の旦那が今秋シーズンの出場予定大会の殆どの

エントリーを完了しました。

毎年代わり映えしない大会ばかりですが、どの大会も私の好きな大会ばかりであり

欠かせない大会でもあります。

まったく知らない大会を走る魅力も捨てがたいものがありますが、

もうこれ以上出場を増やすわけにもいかず、今年も蓋を開けてみれば

結局同じ大会となってしまいました。

10月7日  上田古戦場マラソン(長野県)  ハーフ (今年の調子を占います)

10月21日 大町アルプスマラソン(長野県)  フル (目指すはコースベストでサブ3.5)

10月28日 上州太田スバルマラソン(群馬県) ハーフ (抽選大会で車Get)

11月3日  ぐんま県民マラソン(群馬県) ハーフ (ハーフベスト狙い)

11月4日  足利尊氏公マラソン(栃木県) ハーフ (ガチ仮装)

11月25日 つくばマラソン(茨城県) フル (フル本命)

※12月2日 伊勢崎シティマラソン(群馬県) 5km (18分台を狙いたいけど・・・)

12月9日  さのマラソン(栃木県) フル (つくばの予備&ガチフル)

※は検討中 

2012_08290001 こうして並べてみると地元埼玉県の

大会参加がひとつもない(笑)し、

連荘となる大会が多いのは

毎年の事ですが、

今年の最大の山場は何と言っても

ぐんま県民マラソンと足利尊氏公マラソン。

土・日曜日の二日でフルを走る事になっちゃった。

そうすると、検討中の伊勢崎シティマラソンを除くとつくばマラソン、さのマラソンと

3連荘のフルとなり、そしてまだ発表されていない所沢年の瀬マラソンのフルを

走ることになれば怒号の4連荘と言う事になります。

オレ、走れるのか~???(笑)

今のところ、仕事のシフト上では何とか全部の大会を走れそうなスケジュール。

しかし、例年この秋という季節は何故か仕事も忙しくなる時期。

多忙な仕事とあわせて全部走るとなると当然それなりに体力も消耗します。

最後のガチレースのさのマラソンまで何とか頑張るにはやっぱり食事とからだの

ケアが重要になるんだろうなぁ。

好き嫌いなんていってる場合じゃないか!

でも、、、まっ、いっか~、何とかなるでしょう、きっと、たぶん、、、なるよね(笑)

コメント (10)
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