先日、所沢航空公園にて「サヨナラ2016年の瀬マラソン㏌所沢」を見学してきた。
この数年、この大会の仮装で走る人達の率が相当上昇し、”仮装マラソン”」としての地位を確率した、と思える。

私も数年前には何度かこの大会を何度か走っている。
そう、当然仮装のコスチュームで。
その当時から仮装のコスチュームを評価、賞を設けていたこの大会。
が、その当時の仮装の質、人数ともそれほど多くはなく、ちょっとした衣装でも相当目立っていたものであった。
そもそも参加する人数自体それほど多くはなく、航空公園内のジョギングコースを周回するこの大会は、その年の走り納めとしてのんびり楽しく走る、そんな位置づけであって、タイムや順位、更には仮装ランだけがクローズアップされるような大会ではなかった。
もちろん、そんな意識の大会だったため、ほとんどの仮装ランナーは賞を狙うなどと思うこともなく、自分も楽しみ、そして公園内で遊ぶ方々にも楽しんでもらえば、この大会自体楽しいものになるのではないかと、そんな軽い気持ちでの参加だったと思う。
仲間との語らい、応援の方々とのコミュニケーション、そして今年の締めとして走る大会。
それはそれで楽しかった。
そんな大会だった、この年の瀬マラソンがいつの間にかあの「安政遠足侍マラソン」並の仮装ランの大会となっていたのには、さすがにびっくりした。
その仮装コスチュームも年々クオリティがとんでもないところまであがり、今や私ごときの仮装ではおそらく全く目立つ事が無いのではないかと思われるほど、その変化は過激だ。

そうした風景を見るのは実に楽しいし、その製作に費やしたや時間、費用、アイディアに至るまでそのご苦労に頭が下がる思いだ。
これはその製作に携わった者でなければその本当のところの苦労や苦悩はわからない。

だからこそ、見学する私の心も異常に燃えたりもする。
だが、そのあまりに加熱した仮装アイテムはマラソン大会としての意義や本質に対して疑問符を投げかけるランナーや主催者が増えている。
と、言うのも年々大型化しつつあるアイテムは他のランナーの邪魔となり得るし、転倒等の危険性も含んでいる。

当然、”他のランナーの邪魔”、”転倒”というものには仮装ランナーだけにある危険性ではなく、狭いコースであればあるほど、参加人数の多い大会なら多いほどそのリスクが高くなるのは普通の事として発生する事項だ。
そんな理論から”仮装ランナーはいらない”と言われるのは、さみしい話である。
もちろん、コースを塞いでしまうほどの大型の仮装は邪魔と言われても仕方がない。
そこは仮装ランを選択するランナーのモラルとして特に注意したいところでもある。
ほぼ最後尾から走る仮装ランナーにはきっとその辺の事は十分承知し、その上で制限時間内での完走を目指し、自分が楽しみ、そして沿道の応援の方々にも喜んでもらいたい、とそう思っているに違いない。
事実、自分がそうだから。

というのも、私は多くの大会はタイムを意識し、全力で走るっている。
そういうレースで一番多く目にする風景は通行を遮られ、交通誘導員に苦情を投げかけている市民の方々。
当たり前の話である。
もしも自分がその立場にいたら、もし、緊急を要する要件を抱えて通行止めを食ったら、それは尋常な精神状態でいられるはずがない。
マラソン大会は一般の方々からすれば、多くの方が不快に思う、とまでは言わないが、かなり迷惑をかけているイベントであると、そんな場面を目にするたびにそう思うのだ。
だからこそ、少しでも一般の方々に喜んで頂けたらと、”感謝の気持ち”を込めて、「ありがとう」の言葉と手振りを発しながら、私は何度かの大会を仮装で走っている。
”自分は他のランナーの邪魔をしていない”とは言えない。
きっと不快に思われているかもしれない。
だが、ある大会でランナーからも礼を言われたことがあった。
後半、落ちてくるランナーひとりひとりに「がんばれ!」の声を掛けながら走ったレースである。
ある女性ランナーから「目標にさせていただきました。そしておかげさまで完走できました。ありがとう」と。
私に後方の視界はまったくなく、知らなかったことなのだが、私の後に数人のランナーさんがついていたらしいのだ。
その言葉を聞いた時に私は鳥肌が立つほど感激した。
”貢献”できたということがこれほどうれしいこととは。。。
だからといって、それがすべてではないし、仮装ランを正当化しようとも思っていない。
先ほどにも書いたように不快に思われている方々もおられると思う。
そんな方々には申し訳ないと思っているし今この場で謝罪もしたいと思う。
「ごめんなさい」

ただ、そうは思ってもまた再び仮装で私は走ろうと思っている。
沿道で寒さの中を長時間仮装ランナーを心待ちにしている方々、そしてそれを喜び楽しまれている方々のためにも。
追伸
昨年中は大変お世話になりました。
少々更新の頻度も少なくなってしまい、反省しきりの今年の大晦日です。
来年はもう少し頑張ってたくさんの記事の更新を心掛けようと思っておりますので、何卒来年もよろしくお願い申し上げます。
それでは皆様、良いお年を。
この数年、この大会の仮装で走る人達の率が相当上昇し、”仮装マラソン”」としての地位を確率した、と思える。

私も数年前には何度かこの大会を何度か走っている。
そう、当然仮装のコスチュームで。
その当時から仮装のコスチュームを評価、賞を設けていたこの大会。
が、その当時の仮装の質、人数ともそれほど多くはなく、ちょっとした衣装でも相当目立っていたものであった。
そもそも参加する人数自体それほど多くはなく、航空公園内のジョギングコースを周回するこの大会は、その年の走り納めとしてのんびり楽しく走る、そんな位置づけであって、タイムや順位、更には仮装ランだけがクローズアップされるような大会ではなかった。
もちろん、そんな意識の大会だったため、ほとんどの仮装ランナーは賞を狙うなどと思うこともなく、自分も楽しみ、そして公園内で遊ぶ方々にも楽しんでもらえば、この大会自体楽しいものになるのではないかと、そんな軽い気持ちでの参加だったと思う。
仲間との語らい、応援の方々とのコミュニケーション、そして今年の締めとして走る大会。
それはそれで楽しかった。
そんな大会だった、この年の瀬マラソンがいつの間にかあの「安政遠足侍マラソン」並の仮装ランの大会となっていたのには、さすがにびっくりした。
その仮装コスチュームも年々クオリティがとんでもないところまであがり、今や私ごときの仮装ではおそらく全く目立つ事が無いのではないかと思われるほど、その変化は過激だ。

そうした風景を見るのは実に楽しいし、その製作に費やしたや時間、費用、アイディアに至るまでそのご苦労に頭が下がる思いだ。
これはその製作に携わった者でなければその本当のところの苦労や苦悩はわからない。

だからこそ、見学する私の心も異常に燃えたりもする。
だが、そのあまりに加熱した仮装アイテムはマラソン大会としての意義や本質に対して疑問符を投げかけるランナーや主催者が増えている。
と、言うのも年々大型化しつつあるアイテムは他のランナーの邪魔となり得るし、転倒等の危険性も含んでいる。

当然、”他のランナーの邪魔”、”転倒”というものには仮装ランナーだけにある危険性ではなく、狭いコースであればあるほど、参加人数の多い大会なら多いほどそのリスクが高くなるのは普通の事として発生する事項だ。
そんな理論から”仮装ランナーはいらない”と言われるのは、さみしい話である。
もちろん、コースを塞いでしまうほどの大型の仮装は邪魔と言われても仕方がない。
そこは仮装ランを選択するランナーのモラルとして特に注意したいところでもある。
ほぼ最後尾から走る仮装ランナーにはきっとその辺の事は十分承知し、その上で制限時間内での完走を目指し、自分が楽しみ、そして沿道の応援の方々にも喜んでもらいたい、とそう思っているに違いない。
事実、自分がそうだから。

というのも、私は多くの大会はタイムを意識し、全力で走るっている。
そういうレースで一番多く目にする風景は通行を遮られ、交通誘導員に苦情を投げかけている市民の方々。
当たり前の話である。
もしも自分がその立場にいたら、もし、緊急を要する要件を抱えて通行止めを食ったら、それは尋常な精神状態でいられるはずがない。
マラソン大会は一般の方々からすれば、多くの方が不快に思う、とまでは言わないが、かなり迷惑をかけているイベントであると、そんな場面を目にするたびにそう思うのだ。
だからこそ、少しでも一般の方々に喜んで頂けたらと、”感謝の気持ち”を込めて、「ありがとう」の言葉と手振りを発しながら、私は何度かの大会を仮装で走っている。
”自分は他のランナーの邪魔をしていない”とは言えない。
きっと不快に思われているかもしれない。
だが、ある大会でランナーからも礼を言われたことがあった。
後半、落ちてくるランナーひとりひとりに「がんばれ!」の声を掛けながら走ったレースである。
ある女性ランナーから「目標にさせていただきました。そしておかげさまで完走できました。ありがとう」と。
私に後方の視界はまったくなく、知らなかったことなのだが、私の後に数人のランナーさんがついていたらしいのだ。
その言葉を聞いた時に私は鳥肌が立つほど感激した。
”貢献”できたということがこれほどうれしいこととは。。。
だからといって、それがすべてではないし、仮装ランを正当化しようとも思っていない。
先ほどにも書いたように不快に思われている方々もおられると思う。
そんな方々には申し訳ないと思っているし今この場で謝罪もしたいと思う。
「ごめんなさい」

ただ、そうは思ってもまた再び仮装で私は走ろうと思っている。
沿道で寒さの中を長時間仮装ランナーを心待ちにしている方々、そしてそれを喜び楽しまれている方々のためにも。
追伸
昨年中は大変お世話になりました。
少々更新の頻度も少なくなってしまい、反省しきりの今年の大晦日です。
来年はもう少し頑張ってたくさんの記事の更新を心掛けようと思っておりますので、何卒来年もよろしくお願い申し上げます。
それでは皆様、良いお年を。