時々、無性に坂を走りたくなるんですよ。
今日もそれ。
で、走ってきました、奥武蔵グリーンライン。
あの夏の奥武蔵ウルトラマラソンの
コースの一部なんだけど
このコースで一番きつい部分でもある
鎌北湖から高山不動尊まで、の予定でした。
が、まったく人っ気が無いんですね、この時期は。
知らなかった~(汗)
ランナーはおろか、車もバイクも自転車も殆ど通らない。
淋しいよ~、ひとりでそんな山の中を走るのはさ。
もし冬眠し損ねちゃった熊さんやお腹を空かしたイノシシさんに出会っちゃったらどうしよう。
ダッシュで逃げてもこの坂じゃ簡単に追いつかれちゃうな。
そして遺体は暫くの間発見されずに
ず~っと淋しく成仏もできないで・・・・(涙)
そんなバカなことばかり考えながらのラン。
しかもな~にも食べ物を持たないし、水もない。
だって、きっとすごく
寒いんじゃないかと思っていたし、
だから汗もかかないだろうなと。
もしお腹が空いても、喉が渇いても途中の顔振峠で何とかなるだろうから、
いや逆にいち早くお茶屋さんで年越し蕎麦でもご馳走になっちゃうなんていう
楽しみもあったりして。
だからウエストポーチにはお金とカメラだけ。
身元を証明するものはもちろん何も無く、発見されても名前さえ分からず・・・・。
って、またそこかよ(笑)
だけど走り出したら殆どが日陰なのに結構暖かく風もない。
スタート地点で気温が10℃だったけど山の中でも7~8℃はあったんじゃないかな。
そうするときつい上り坂では汗が吹き出し、空気も乾いていて意外と口が渇くんだ。
でも、普段からあまり水をとらないし、水を飲んで逆にお腹が冷えちゃっては
走るどころの話じゃなくなっちゃうし。
このくらいなら全然OKだよ。
まったく物音のしない山の中でひとりぼっち。
聞こえるのはカラスの鳴き声と自分の足音だけ。
ブ・キ・ミ~ィ、ブルブル。
こんな所、ひとりで来るもんじゃないな、
と思ってもあとの祭り。
引きかえすか・・・・、
それとも意地を通して走り続けるか・・・・。
まさかここにきての心の葛藤。
やめる、いや走る、そんな事を繰り返し思っていながらも走り続けていたら
やっと人家のある阿寺まで到着。
なんだかんだとか言いながらも結構走っちゃったね。
ここからは暫くの間、人家や人っ気もあるんでなんとなくひと安心。
ありゃ、なんか淋しい。
平九郎茶屋もシャッターが
半分閉まってるし・・・・(涙)
店内にはふたりだけ。
ああ、もういやだぁ~。
もう帰る!
給食はおろか、飲み物さえ買う事無くそそくさと引きかえしました。
今度は下り基調の復路。
だけどここにきてなんとなく足の運びが鈍くなってきちゃった。
走れないわけじゃないけどスピード出して走ることはできなそう。
ハンガーノック・・・・。
ここで餓死???(またそれかい 笑)
やっぱりこういう所を走るのにはそれ相応の準備とか気構えが必要のようで。
急いで帰ろうにも帰れん。
ヤバイ!
腰にも次第に負担がかかってきているみたいで痛みほどでもないけど
違和感が漂ってきたし、膝も同様に何となくおかしくなってきちゃった。
下れなかったら何が面白くって上るの?って感じ。
ああ、何とかしなくっちゃね。
と、言う事でヘロヘロになりながら
やっと駐車場にたどり着きましたとさ。
棒の様になっちゃった足と腰をストレッチで伸ばし、
冷たくなったウエアを着替え、
ようやくこれで水分も食べ物も口にできます。
が、私、走り終えたすぐあとには食べ物は受け付けてくれないんですよ、
いくらお腹が空いていても。
食べちゃうと出ちゃう。
ので、ちょっと離れたコンビニに着くまでは我慢、我慢。
で、やっと暖かいコーヒーとから揚げ棒でとっても遅い昼食。
おいおい、そういえば今朝からあまり食べていなかったんだっけ。
なんだかすごく今日はお腹が空くな~って思っていたら、そうでした(汗)
まあ、今日は大晦日で今年最後の晩酌だからしっかり飲まなきゃならんし(笑)、
しっかり年越し蕎麦も食べなきゃならないからこれでも良いや。
って、今もお腹がペコペコなんだけどね。
さて、そろそろお風呂に入って、それから晩酌、晩酌だぁ~。
バカなことをしながら暮れていきそうです。
何かとたくさんの皆様に
心配をかけてしまった今年ではありますが
何とか生きて来年を迎えることができそうで、
皆様には感謝の言葉もございません。
どうかこんなおバカなワタクシではありますが、
見捨てる事無く来年もよろしくお願いのほどを申し上げる次第であります。
また、皆様のご多幸をお祈りしつつ今年を締めたいと思います。
それでは皆様、良いお年を!