風をうけて vol.3

お引越ししてまいりました。
拙いブログですがよろしくお願いします。

にわか百姓の「男はつらいよ」 自然には勝てね~や。。。

2012-05-29 18:12:40 | 野菜

2012_05280024  昨日も今日も午後になると

突然の強風と豪雨。

真っ黒な雲がいきなりやってきて

人々を慌てさせます。

おいおい、夕立って

夏の風物詩じゃなかったのかよ。

まだ5月だぜ、ワイルドだろ~。

って、そんな事をいってる場合じゃない。

本当にやばいんだから。

何がやばいって、ひょうでも降られたなら、もう夏の作物はお釈迦になっちゃう。

頼むから、それだけは勘弁してください、雷様~!

と、言う事で昨日は、このところの忙しさにかまけて、ほぼ放置状態だった

野菜たちのお手入れ。

もう凄い事になっているだろうなと思っていたら、意外やそうでもなく、「おや・・・?」と。

2012_05280016 全然大きくなってないんだもん、

きゅうりやトマト、

どうしちゃったの?

まあ、考えてみれば

まだ上空には

マイナス18℃とかの寒気が

居座っているっていうんだもの、

空気自体は冷たいやね。

そんな気温じゃ伸びるわけもないか・・・。

ホント、おかしいよ、今になっても寒気だなんて。

それでも今日は日差しはかなり強く、気温も25℃はゆうに超えているというのに、

やっぱり風は冷たかったよな。

まったくヘンなお天気だぜ。

さてさて、伸びの悪いのはきゅうりやトマトだけじゃなくって、他の作物もみんなおかしい。

種を蒔いた次の日に大雨になっちゃったチンゲン菜はほぼ全滅。

2012_05280018 大根やインゲンも何となく元気がない。

元気モノは春菊だけかな。

でも、春菊なんてそんなに

食べる事もないし、

どうせ秋になるまでほったらかされて、

キレイな花を見ることに

なっちゃうに違いない。

そんなものよりも高価な種のショウガが全く芽を出す気配もないんですよ。

初めて植えたのでどの時期に芽を出して、どの時期に収穫するのだか知らないのだけど

何となく不安だよね。

不安といえば、ナス!

やられちゃったよ・・・、虫に食われちゃった・・・。

虫除けで粒状の農薬を撒いておいたのだけど、まったく効果がなかったみたい。

参ったな・・・。

「ちくしょう~、はぁ~」と、途方にくれていると、ちょうどそこを通りかかった近所のオバサマ、

「良いナスだね~」だって。

2012_05280015 おいおい、お世辞もそこまでいくと

完全に嫌味だぜ~。

まあ、葉っぱを食べるものじゃないし、

芯はまだ無事だから何とか復活するか。

慌てて消毒したけど、その直後の豪雨。

「ざけんなよ~!」

薬害が心配だからこれで少し

様子を見ることにするけど、やっぱり虫さんは未だ健在?

これもみ~んな、このヘンな天気のせいだからね、雷様、賠償請求するよ、マジで!

それと、ネギの苗が非常に調子が悪いんですよ。

発芽はしっかりしていたのにいつの間にか消えちゃってる。

何が悪かったのかなぁ

2012_05280011 やっぱり、にわか百姓じゃ

こんなものなのか、

プロにはかなわないよな~。

これじゃプロのオバサマに

嫌味を言われても仕方ないよね。

全くお百姓の成果は

みんなに見られちゃうから、

誤魔化しが効かないんだよ。

いくら虚勢を張っても畑をみりゃ一目瞭然、お~こわ!

もっともっとお百姓を極めなくっちゃいけないね。

一応、将来の目標は立派なお百姓さんなんだからさ。。。

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「収穫」

2009-06-21 08:39:27 | 野菜

2009_06200017 はっきりしない天気が続いています。

それでも今年は、降水量としては

少な目なのかのか、

雨で一日部屋の中にいなければ

ならない、いうことが少ないですね。

そんな私の住む地域では、

今が田植えの真っ盛り。

水をためた田んぼが徐々に緑色に変わっていく様は、この時期にふさわしい

「雨と田植え」の風景なのです。

今では機械で植えていくのが当たり前で、手で植える農家など皆無。

その昔、我が家でも米を作っていた頃は、もちろん今風に機械で

ということもありましたが、私が小学生のころまでは手で植えていたのですよ。

2009_06200018

私の頃にはありませでしたが、

私の姉などの時代には学校さえも

この時期には休みとなり、子供たちも

農家の大事な戦力としてみんなが総出で

この時期の繁忙を乗り切っていたのです。

今のこの時代には考えられない事ですね。

この田植え、当然裸足で水を張った田んぼの中を歩くのですが、

これがかなり大変で、滑る埋まるは当たり前。それでも、

そんな事に苦戦していれば親から檄が飛ぶのです。

それだけではなく腰を一日中くの字に曲げて行う作業は、大人だけではなく

子供さえも腰痛を引き起こす事さえあるのです。

こうして一日の作業を終える頃には足裏がホカホカになっちゃう。

これが裸足走を行った後の感じに非常に似ていて、その頃の事を懐かしく

思い出してもいたのですね

また、気を抜けばヒルなども足にくっ付いていていたりすることも普通で

今の気の弱い方でしたら、間違いなく卒倒してしまう事でしょう。

農業体験でやった事がある。そんな方が結構多い田植えだと思いますが、

あくまでも体験は体験あり、楽しい想い出のなのだと思います。

でも、実際はこんな日が何日も続き、全ての田んぼに苗が植えられる頃には

みんながヘトヘトになってしまうのです。

が、そんな田植えにも楽しみがない訳ではなく、10時、3時の休みには

パンやおにぎりでのエネルギー補給。

これが嬉しくって嬉しくって・・・。

田んぼで食べるその美味しいさ。普通にアンパンやクリームパンなど

こんな時じゃなければ食べられませんでしたからね。

その時のために頑張っていたような・・・(笑)

ああ、懐かしいなあ~。

さて、今回は田植えのお話ではなく(こんだけ、話しておいて・・・笑)、

我が一路夏野菜の収穫も繁忙期を向かえ(?)、それぞれの野菜が

我も我もとその実をならしてくれています。

2009_06200001 きゅうりは水を好む植物で、

この時期には、成長著しく

側枝を止めるのが忙しい。(笑)

それでも、今年は

何となくナリが少ない。

気象条件によるものでしょうが、これから頑張ってくれれば良いので

今はこんなもので充分。

で、今の木が終わる頃には次の木が実をならす様にと、ころあいを

図って種をまいてあるのです。

2009_06200008 それが、今はこのような状態。

当然、接木苗ではないので、病気に弱く

収穫量も落ちるのですが、

種から育てる為、本数を多くして

それなりの収穫量を確保します。

この苗に実がなり始めるころ、更にもう一度種をまく予定です。

そうすると、秋口まできゅうりに困ることがないように引き継がれていくのです。

2009_06200002 2009_06200004

なす、トマトは

まだまだですが、

それでも、順調に

成長しています。

ただ、トマトは昨年

実が落ちてそれが発芽してしまい、今大変なことになってます。

トマトって、本当に生命力が強い。

2009_06200011 2009_06200012 2009_06200013

こうなると、トマトも

ただの雑草となってしまいますね。

ちなみに写真にはないのですが

ゴーヤも昨年の種がこぼれたようで、発芽して成長を続けています。

これで普通どおり収穫ししちゃったら苗生産業者さんに申し訳ない・・・(笑)

2009_06200006 2009_06200014

かぼちゃもインゲンもいい感じです。

収穫までは、もう少しといったところでしょうか。

また、イモ類も今のところ順調ですね。

と、言うかジャガイモに関しては、もう掘らなければいけないのですが

掘った後に少し乾燥してあげないと、みんな腐っちゃうものですから、

これからは天候次第。梅雨空の合間の晴天乾燥した日があることを期待して

待つしかないですね。

2009_06200010 相変わらず、元気な里芋も根元に

土を寄せてあげなければならなくなりました。

こうしてみると今年は、みんな良い感じで

成長しているみたい

今まで、それ程天候に恵まれた訳でもないけど、頑張っているこの子達を

見るのはとっても楽しいです。

2009_06200016 2009_06200015

このままの状態でいけば、今年もいっぱい

野菜が食べられそうです。

これですから、止められませんよね。

苦労以上に喜びの大きい収穫期です。

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お久しぶりです、一路農園にも春が来た~!

2009-04-30 15:28:26 | 野菜

2009_04300001 かなり放ったらかしにしていた

一路農園も、そろそろ本腰を入れて

夏野菜の準備にかからないと

かあちゃんに大目玉を食らっちゃいますから

世間で言うゴールデンウィークとやらを

利用して苗を植えつけました。

ここ数日風が強くって、そんな日は芯を傷めてしまう可能性があるので

自重していたのですが(言い訳です)、今日はそんな怠け癖を一掃するが如く

早朝(?)9時頃から、気合を奮い立たせ先ずはトラクターでの耕運。

しかし、しばらくエンジンなどかけていないせいか、うんともすんとも言わない。

こんな時は必ずといってよいほど、バッテリーとコネクターとの接触が悪く

その辺をイジイジしてやったら、案の定一発でエンジン始動!

カッコいい~、お父ちゃん!!!

2009_04300024 さあ、今日は昨日購入した夏野菜の苗を

植えつけるのですが、毎年植えるだけで

殆んど食べる事のない、しし唐や

ゴーヤ、モロヘイヤは今回はパス。

いや、いずれかあちゃんが世話もしないくせに苗だけ人に押し付けて

「オメェ~が造っとけや!」って、購入してくるかも・・・(恐怖)

今回もかぼちゃを植える植えないで険悪な雰囲気になりましたからね~(笑)

2009_04300019 2009_04300020

先ずは定番のピーマンと茄子。

ナスにいたっては、棘のある

従来のものと、同じ品種では

あるようですが、棘なしのもの。

かあちゃんのたっての希望で棘のない新種をテスト的に植えましたが

これ、接木苗で無いのにかなりの値段。ならなかったら引っこ抜いて

けちょんけちょんにしてくれるからなあ!って、気合を込めて植えてやりました。

2009_04300021_2 2009_04300022_2

トマトときゅうり。

トマトは、もちろんミニです。

大玉は雨に弱く、雨よけをしなければ

ならないので面倒ですから

放っておいても勝手になり続けるミニと、最近話題のフルーツトマト。

中球とハート型をした実をつける変り種。

かなり値段的には高価でしたが、子供達が喜ぶかなと。

まあ、それも最初だけでしょうけどね。

また、きゅうりもトゲトゲの凄いやつと、普通のもの。

このトゲがいっぱいあるきゅうり、意外と美味しいですよ。

なんていう名前かは忘れてしまいましたが・・・。

我が家には、カッパがいるんかい!って言うほど、きゅうりの消費が激しい。

結局全部で10本ほど植えましたが、しばらくしたら今度は種を播いていきます。

そうすることによって初夏から秋口まできゅうりに困る事がないのです。

基本的には、なりだしたら種を播く、そんな感じで切れ間無く

ならせることが出来ますね。ただ、種からの苗は病気に弱く収穫量も少ないので

多めに播かなければなりませんが、コスト的には安いのであとは何処まで

手を入れられるかの勝負となります。

2009_04300025 2009_04300027_2 2009_04300029

黒い

ビニール

に見える

物は

マルチングといって、雑草がはえてくるのを抑える役目と乾燥の防止

更には、地熱の確保といろいろな効果を発揮します。

しかし、後で剥がした時の大量のナメクジさんや、その片付けでうんざり

するのですけどね。

2009_04300018 2009_04300030

殺虫剤などの消毒はあまり

やりたくないので、根元に播いて

その効果を発揮する

オルトラン顆粒。

それ程、害虫にやられることの無い物ばかりですが、一応播いておきました。

そしてたっぷりと水をやり、風や遅霜避けの寒冷紗を施し、これでしばらくは

放っておきます。とは言うものの、乾きが激しければやっぱり水はあげないと

高価な苗ですから、枯らしてしまってはかあちゃんの信用を

一機に失いますからね。ご用心、ご用心!

2009_04300023 2009_04300026

さあ、問題のかぼちゃ。

これ果てしなくつるが伸びちゃうんで

除草が大変なんですよね。

だから植えたくなかったのですが

かあちゃんが不機嫌(笑)になちゃうので仕方なく植えておきました。

あ~あ、今から憂鬱・・・。かえる君、手伝って~!

こうして、やっちゃえば半日もかからないお仕事を、やっと重い腰を上げて

行いました。

しかし、本番はこれから・・・。さあ、これから忙しくなりますよ~、ガンバ!!!

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がんばれ、みんな! そして、一路も!

2008-05-23 20:16:47 | 野菜

今頃、甘党の皆さんは明後日に参加する「谷川真理駅伝」に向け、

早くも夏本番さながらの暑さの中、気持ちよ走られている事でしょう。

皆さん、熱中症や脱水症状にはくれぐれも注意してくださいね。

そして、何となく怪しそうな天気(私のせいではありませんよ!)の予報ですが

かんかん照りのレースよりは体調的には救われるのではないかと・・・。

まあ、いずれにしても皆さんのご活躍をお祈りしております。

私と言えば、お忍びで応援に出かけようと目論んでいましたが、雨雲を

こちらに引き寄せて置くと言った重要な仕事と、本当の会社の仕事で

残念ながら皆さんの走る姿を見ることは出来ません。が、幽体離脱をして

頭上よりゆっくり見学と言う最終手段もあるのですが、ここはやはり

こちらでおとなしく仕事をしていましょう。

てな訳で、オーバーホール中の私は本日、久しぶりの有給休暇にて一日畑仕事。

午前中は地味に、ねぎ苗の中の草むしりに汗を流し、午後からはこのところ

植えただけでほったらかしにしていた、夏野菜の手入れ。

2008_05220006 2008_05220002 2008_05220003 2008_05220004

なすも、トマトも、きゅうりも大変な事に

なっていました。(笑)

ピーマンは、成長が緩やかで

助かりましたが

その他は、伸び放題!

 トマトはこれからのことを思うと

気を失いそうでした(笑)

きゅうりは接木苗(根の部分がかぼちゃ)の為、その部分からは

当然かぼちゃの芽が出てきてしまうので、当然カット(芽欠きといいます)

なすも下3~4節は芽を摘みます。とまとは、わき芽はすべて欠き、さっぱりと

仕立てますが、茎が太いので慎重に誘引しないと「ポキッ!」と、

いってしまいます。小さい頃から手をかけていればそんな事ないのですけどね。2008_05220011 2008_05220008_2 2008_05220009

ここで、

気になったのが

きゅうり。

すでにベト病 が

発生している?

苗を購入する際に気になってはいたのですが、やっぱり・・・(ガックリ)

安かったのでしかたないですが、これ以上の広がりを防ぐためにも

仕方なく消毒しておきましょう。きゅうりは非常にウイルス性の病気に弱く

無農薬の栽培は不可能なのです。収量を考えなければそれも可能ですが

我が家には”河童”以上にきゅうり好きの子供達がいますから、フル稼働で

ならせないと暴動が起きるのです(笑)2008_05220010

天候次第ということもありますが

これから先、この子達の活躍と共に

親である私の手入れ次第で

秋口までなり続ける野菜たち(きゅうりは、次々に種を播いていきます)。

どうか、がんばっておくれ! そして昨年の無念を晴らしておくれ!

(昨年はあまりの暑さで、惨敗に終わりました。)

安給料である私のせめてもの家計の手助け、故に今日も腰が痛い(笑)

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太陽と大地の恵み いざ、出陣「一路野菜」

2008-05-17 11:16:19 | 野菜

今日は、本当のお百姓さんのお話です(笑)。

昨年の秋に播いたそら豆が、収穫期を向かえ少ないながら本日出荷しました。

2008_05150032 通称ファーマーズ、

「あけと農産物直売所」。

野菜生産の本場の私の住む

地区に出店された、この周辺では

人気のある野菜直売所です。

なんといっても新鮮な野菜が

2008_05150033 格安の値段で購入できるとあって

開店前からお客様がたくさん

押し寄せます。我が「一路農園」産の

野菜たちも出来のよいものはこの

販売所の棚に並ぶ事になるのです。

2008_05150031 最近、マラソンと本職の

会社の仕事にかなりの時間を

とられ殆んど野菜を出荷を

することができなっかったので、

非常に心苦しい事ではありましたが

栽培しても出荷の時期を逃して

2008_05150030 しまい残念ながら、テレビの二ュースで

やっているようなトラクターの”餌食”、

再び土に返してやる羽目になって

いたのです。

今は走る事を休んでいるので

2008_05150029_3

いる事もあり、そして出荷しなければ

自宅だけでは食べきる事の

できない豆に悩まされることになって

しまいますから、頑張って出荷と

至った訳です(笑) 

そら豆のあんこにしてしまう手も

あるのですけどね。

で、肝心な収支は、赤字!

それも莫大な赤字なのです。

農業は作物を作るのに資材費として

かなりの額の資金が必要なのです。

「一路農園」のような、極小規模の農家にも大規模農家にも同じ設備、機具が

必要なのです(規模の大きさは違いますが)。

それらの農機具を維持するだけでもかなりの資金が必要なのです。

まあ、「一路農園」は趣味でやっているので仕方ありませんが、専業農家の

ご苦労は並大抵の物ではないと思いますよ。

中国、アメリカなどから格安の野菜の参入で、価格的に劣る日本の野菜は

今、窮地に陥っている状態なのです。

これは、野菜だけに限らず牛肉や小麦も同じ事。日本の農業にて

生計を立てるという事は、今や本当に困難なことなのです。

現に私の住む地区でどれだけの数の農家がその職業を断念した事か。

そのうちの1件が我が「一路農園」であるのですが・・・。

それでも、我が家はまだその後も健闘(?)している方で、草原と化して

しまった農地も現在では良く見かける光景なのです。

安全で美味しい日本の農産物を、もっと皆さんに理解していただきたい、

そして皆さんにもっと喜んでいただきたい、これが日本で農業に携わる

物のたちの切なる願いなのです。

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