「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

心子との想い出の銀杏並木(2)

2005年12月02日 20時51分47秒 | 心子、もろもろ
 黄葉の頃を見計らって、再び神宮外苑の銀杏並木に行ってきました。
 大体見頃でしたが、やはりまだ緑の葉の木も残っています。
 一方ではほとんど葉が落ちてしまっている木も。

 葉っぱは小さいし、やはり何かおかしいのでしょうか。
 もみじの葉はこの数日で急速に赤くなっていました。

 外苑の銀杏は4年ごとに剪定するそうで、来年がその年に当たるとか。
 従って今年はいつもより葉振りが良いということです。

 平日にもかかわらず大勢の見物客で賑わっていました。
 このところ人出が増えてきているようです。
 携帯で写真を撮る人の姿もあちこちに。
 12月4日までは銀杏祭りですが、出店も今年は倍増しました。
 
 風物詩も少しずつ変わってきますが、訪れるたびに心子と黄色い落ち葉を踏みしめた日のことを、想い出しては懐かしんでいます。
 もう一度二人並んで歩けたら……と、ふと思ってしまいます。

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映画の日

2005年12月02日 00時21分01秒 | 映画

 毎月ついたちは「映画の日」。
 首都圏の映画館が一律1000円になります。
 この日はいつも映画4本ほどハシゴしますσ (^^;)。

 「映画の日」が始まったのはもう20年くらい前です。
 最初は毎月1回ではなく確か年4回。
 3の倍数の月の第1水曜日だったと思います。
 当時は映画1本1400円のところが、半額の700円になっていました。

 一時は東京が毎月第1水曜日、横浜がついたちだった時期があり、僕は月2回映画のハシゴをしてました。 (^^;)
 1日4本観れば電車賃を使っても行っても安くつくんですね。

 今月は都合で「同じ月を見ている」「イン・ ハー・シューズ」の2本だけ観てきました。
 「イン・ ハー・シューズ」が良かったですね。

 弁護士で忙しい日々を送る姉と、美人でセクシー、奔放な生活をしている妹の話。
 でも姉はルックスや恋愛にはコンプレックスがあり、妹は何の仕事をしても長続きせずに自信を失ったり、放蕩をしています。

 妹は夜中に酔っぱらって姉の部屋に転がり込んできて、そこに居つきますが、姉に迷惑ばかりかけ、姉は怒り爆発。
 価値観から何から正反対の姉妹はトラブル続きで、ついには姉が好きだった男性を妹が寝取ったところを姉が目撃、その場で部屋から追い出されます。

 そんなとき姉妹は、ずっと聞かされていなかった祖母や母のことを知っていくようになります。
 子供のときの話を通して、姉妹は再び心を通い合わせ、互いになくてはならない大切な存在なのだということに気付いていくのです。
 人の物やお金をくすねるのも平気な妹もやっぱり優しいデリカシーを持っており、姉も妹を守る気持ちが蘇ってきます。

 人としての様々な感情の陰影が、しみじみと伝わってくる作品でした。
 型にはまらない筋立てで、姉妹の心の機微をつづっていきます。

 CGを駆使したSFやアクションも映画ならではですが、淡々と人生の彩りを描く物語もやはり秀逸です。

コメント (1)
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