主役はリバースロールをして新たなことに気付いたら、今度はそれに対してどうするかなどを即興で演じたりします。
それらを繰り返してドラマを進めていくのです。
ディレクターはドラマの展開を見ながら、適切なところで新たな場面設定をして、テーマを深めていきます。
さらに現在や未来のシーンを作っていったりします。
ディレクターの手腕がものを言うところです。
主役は、何が問題だったのかを発見したり、新たなことを感じたりします。
そしてそのテーマにこれからどう向き合うかなどを、ロールプレイで演じていきます。
ディレクターは結末に向けてドラマをクライマックスに持っていきます。
実際に体験しないと分からないのですが、主役は頭で考えるだけでなく、非常に感情が動きます。
これがサイコドラマの重要なところです。
主役は涙でぼろぼろになることも珍しくありません。
参加者も自分の中の感情が共振して涙が溢れることもあります。
(続く)