脚本家・清水さんは元のご主人と、このままでは二人とも不幸になると思われて、ご自分から家を出たそうです。
http://see-saw.way-nifty.com/diary/2005/12/post_e221.html
心子もトラブルがあると、自分が見捨てられるのではないかという恐れを無意識に感じ、自分が傷つく前に彼女のほうから僕を見捨てて去っていきました。
でも、時間が経つと、いずれ必ず帰ってきたのです。
そして何事もなかったように、再びまた楽しいときを過ごします。
それを常に繰り返したのでした。
帰ってくるまで時間は数日間であったり、ときによってまちまちでした。
最長で一ヶ月以上、最短で数秒でした。
傷ついて、姿を消し、苦しんで、戻ってくる。
そして甘え、求め、また傷ついては去っていく。
今度こそはこれで終わりかと僕も観念します。
しかし心子は、ついにはまた戻ってくるのでした。
心子は狂おしいほどに身もだえしながら、天国と地獄の往き来を繰り返さざるを得ませんでした。
でも今は本当の天国で、静かに、静かに、身も心も休めているでしょう。