( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/48286618.html からの続き)
自傷行為に限らず、訳の分からない感情や 衝動に見舞われた時、
まず それがどういう感情なのかを知り (悲しいのか、苛々するのかなど)、
次にその原因を探ると、それだけでも 動揺は半減します。
さらに 原因が分かれば、どう対応したらいいのかを 考えることができ、
今後のケースに 活かすことができるでしょう。
でも 意識化して認識していても、それだけでは 実践できないことは多いので、
実際に 行動に移す練習が 必要になってくるでしょう。
以上が認知行動療法ですね。
一連の思考パターンを自覚し、行動パターンを トレーニングすることによって、
我を失って 感情に振り回されたり、闇雲に行動化してしまうのを
コントロールできるようになっていきます。
でも、いくら認知しても、やろうとしても できないこともあるでしょう。
意識化しても 無理なものは無理で、
認知行動療法の限界と 言われているそうです。
例えば、イモムシを食べても死なない ということが頭で理解できても、
とても 食べることはできない。
ただそれは、食べる必要がないことでもあります。
人間関係などでも、絶対に会いたくない人には、
会う必要がない という場合があります。 (たとえ身内でも。)
解決できなくても やっていけるものなら、問題を抱えたままでも いいわけです。
一方、辛いけれども行わなければ 生活に差し支えがある、というものもあります。
そういう 境界の事例に適用する 最新の治療法が、
「マインドフルネス」 (または 「弁証法的行動療法」 ) だということです。
ヨガの東洋思想を 西洋科学に取り入れるものです。
「弁証法的行動療法」 と 「マインドフルネス」 については、
下記の記事に 書きました。
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/45269689.html
[ 参考ブログ : http://blogs.yahoo.co.jp/isshy_0810/41650010.html ]