「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

畠山鈴香被告は 反社会性人格障害ではない

2007年11月04日 21時29分07秒 | 凶悪犯罪と心の問題
 
 昨年、畠山鈴香被告が反社会性人格障害と 言われていることに対して、

 疑義を唱える記事を、僕のブログに書きました。

http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/36340434.html

 先週の報道では、畠山被告は 自ら極刑をもって償いたいと 述べているようです。

 反社会性人格障害の人は、犯罪行為を犯しても 良心の呵責を感じないことを

 特徴としますから、畠山被告は 反社会性人格障害ではないことになります。

 やはり、安易に 犯罪者を人格障害だと 述べる向きには、

 非常に遺憾な思いを 覚えます。

 人格障害に対する 偏見や誤解を広めるようなことは、

 マスコミには 厳しく謹んでほしいものです。
 

 また 畠山被告は、彩香ちゃんを 橋から突き落としたあとの、

 記憶がないと 言っています。

 彩香ちゃんが いなくなったと思い、本気で探し回ったといいます。

 それが真実かどうかは 分かりませんが、あり得ることではあります。

 彩香ちゃんを あやめてしまったという、

 自分でも受け入れがたい ショックから逃れるために、

 解離症状を起こして 記憶を消した ということは考えられます。

 もちろん それで罰が免じられる わけではありませんが、

 境界性人格障害などにも見られる、そういう心理的症状こそ

 報じてほしいものだと思います。
 
コメント
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