ゆうべ 帰りの満員電車の中で、僕の前に立っていた 若い女性が突然、
崩れるように 仰向けになって倒れてしまいました。
周りからは女性の悲鳴も。
倒れた女性は 白目をむき、唇が紫色になっています。
「大丈夫ですか?」 と言いながら、頸動脈に触れてみましたが、
脈があるのかどうか よく分かりません。
とにかく 胸を押して、心臓マッサージをしました。
横にいた男性は、女性が舌を噛まないようにするためか、
ハンカチを口の中に 入れていました。
周りの人たちも どうしたらいいのか分からず、黙って見ているだけです。
僕も 「車掌さんを呼んでください」 と言うのが 精一杯。
倒れた女性は、にわかに 腕を突っ張るように動かし、
僕は心臓マッサージの 手を止めました。
しかし 女性はまたぐったりとし、僕も再び 心マを。
それが 2回繰り返されました。
どうなるんだろう? こんなことをしていて いいのか?
不測の事態で 頭が回りません。
すると、女性は 急に意識を取り戻し、すっくと立ち上がって、
けろっとしたかのように、「すみません、大丈夫です」 と 2度ほど口にしました。
床には 失禁らしきあとが。
周りからは 「座って休んで」 という声もして、女性は席に座りました。
(シートは 濡れなかったのだろうか?)
間もなく 電車が駅に着き、女性は そそくさと降りていきました。
その間、誰かが 非常用ボタンを押したようで、
車内アナウンスが流れ、すぐに駅員が 二人やってきました。
降りていった女性の方を 乗客が指さしながら、簡単に事情を話し、
その場は治まりました。
それにしても、女性は何が原因で 倒れたのでしょう?
素人には分からないものです。
(続く)
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/51165172.html