「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

臓器移植法改正 -- 医療ルネッサンス (1)

2009年07月20日 21時53分53秒 | Weblog
 
 臓器移植法改正を受けて、

 読売新聞の医療ルネッサンスに 特集が連載されました。

 気に止まった点を 要約してみようと思います。

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 札幌病院 救命救急センターのICUでは、

 重篤患者の命を救うために 全力を尽くして戦うだけでなく、

 脳死など 救命不能になった患者と家族に、

 残された時間を 有意義に過ごせるように手伝う

 「看取り医療」 を始めたといいます。

 患者を囲んだ 家族の様子を 看護師がVDに収めたり、

 成人患者には 化粧やネイルアートをしたり。

 人生の最期を 治療だけで終わらせるのではなく、

 「家族と一緒のひととき」 を 味わってほしいという願いです。

 看取り医療の中で、 家族に臓器提供の意思を 尋ねることにしています。

 成人患者の場合、 6割以上の家族が 申出に応じてくれるといいます。

「 最期に 一緒の時間を 過ごせてよかった 」

「 臓器提供して 誰かの役に立てて嬉しい 」

 家族は そう言ってくれます。

 こうした看取り医療が 可能になるのは、

 最善の救命治療が なされたということが大前提です。

 しかし、 日本の救急医療、 特に 小児救急には課題も多いようです。

 日本の1~4歳の死亡率は、 先進14ヶ国のうち 2番目の高さです。

 小児の専門医が常駐し、 24時間の集中治療体制が 整った施設は

 国内に数ヶ所しかありません。

 改正法施行後は 15歳未満の臓器提供が 可能になりますが、

 小児脳死移植が普及するには、

 小児救急への信頼構築と 家族の心のケアが 鍵を握っています。

〔 読売新聞より 〕
 
(次の記事に続く)

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