ランディ・クリーガーさんの 「BPDのABC」 (星和書店) に、
「10のステップ」 という章があります。
BPDの人と接するとき、
自分をコントロールするための 10のステップを述べています。
〔 ステップ1 〕
BPDの人に 治療を強制することは できないと受け入れましょう。
〔 ステップ2 〕
BPDの人の行動を 個人的に受け取ることは やめましょう。
(BPDがさせる行動であって、 その人個人が していることではない。)
〔 ステップ3 〕
あなた自身を大切にし、 自分が BPDを引き起こしたのではなく、
コントロールはできないし、 治すこともできないと 受け入れましょう。
〔 ステップ4 〕
あなた自身と ふたりの関係を 検査しましょう。
他の誰の行動でもなく、 自分自身の行動だけに 責任を持ちましょう。
〔 ステップ5 〕
BPDの人の言動の 引き金を見極めても、
生活にもっと 予測可能性を生み出しましょう。
〔 ステップ6 〕
あなたの 個人的な境界を 明確にするため (境界設定)、
あなたの思考や感情に 注目しましょう。
〔 ステップ7 〕
BPDの人との コミュニケーションを取るための
一般的ガイドラインを学びましょう。
〔 ステップ8 〕
適切な時には、 「DEAR」 や 「PUVA」 という
コミュニケーションツールを用いて、
BPDの人の 思考, 感情, 行動に対する責任を、
BPDの人に返しましょう。
〔 ステップ9 〕
安定でない行動に 事前対処する方法を計画し、
必要な場合は 実行しましょう。
〔 ステップ10 〕
子供の 特別なニーズを 意識しましょう。
子供の環境を、 できるだけ安全で 予想可能 かつ
支援的, 教育的なものにするため、 早急に手段を講じましょう。
以上について、 ひとつずつ 詳しく書いていきます。
〔 「BPDのABC」 ランディ・クリーガー/E・ガン (星和書店) より 〕
(次の記事に続く)