東日本大震災後、 節電が叫ばれ始めたころから、
僕は疑問に 思っていたことがあります。
節電は昼のピーク時に 必要なのであって、
夜は余裕があるのだから、 節電の必要はないのではないか?
でも街ではこぞって ネオンや街灯を消したり、 ナイターがセーブされたりしました。
暗い道路を 自転車で走行するときには、 危険を感じる場所もありました。
夏を迎えた今になって、 メディアでもこのことを 取り上げるようになりました。
資源エネルギー庁のホームページには、 次のように掲載されています。
「夏 (7~9月) の平日 9時~20時における消費電力を、
15%減らすことを目指して、 節電に取り組んでいただきますよう」
節電の時間を限っており、 夜間は 節電しなくていいということなのです。
夜の電灯を消すことは、 色々な弊害をもたらします。
商店では 客の入りが悪くなり、 売り上げが落ちているといいます。
暗がりではひったくりが増え、
夜エアコンを消して 窓を開けている家が 盗みに入られています。
電力中央研究所の主任も、
「夜間は 経済活動や生活に 必要な電気は きっちり使うべき」 と述べています。
また、 熊谷では 熱中症の死亡者の半分は 夜間だそうです。
夜の電力使用も減ると、 東電の収入は逼迫し、
被災地への補償が ますます遠のいてしまうのではないでしょうか。
むしろ夜は 余計に電力を使ったほうが、
被災者の救済に つながるのではないかと思いますが、 いかがでしょう。
〔 参考 : フジテレビ 「とくダネ!」 〕