「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

第一段階における 他の問題

2012年02月03日 18時55分57秒 | 「愛した人がBPDだった場合のアドバイス
 
 ノン・ボーダーラインの人は ボーダーのパートナーを愛するうえで、

 いくつかの段階を経ていきます。

 第一段階 (混乱の段階) の問題を、 いくつか取り上げたいと思います。

 これらの多くは、  「境界設定」 によって 対処することができます。

・ パートナーの障害に 対応するなかで、 自分のアイデンティティを見失う。

・ 常に 混沌とした状況にいる。

・ パートナーの金遣い, 自殺・ 自傷の試みなど、 破壊的な行動を心配している。

・ 巧妙に操作されていると感じている。

・ 自分の責任でもなく、 取り組むこともできない障害を 持つ相手に、

  道徳的義務感を抱くことに 釈然としない。

・ パートナーのために、 法律, 仕事, 金銭 その他の問題に直面している。

・ 子供を守ることを考え、 不安, 懸念, 混乱を抱いている。

・ パートナーの愛情行為は本物なのか、

  それとも障害の一部なのかという 疑問に駆られる。

・ パートナーの行動が豹変したことに、 自分が何をしたのかという 疑問に駆られる。

・ 平穏を乱したくないために、

  どこまでパートナーの要求を 受け入れるべきかという 疑問に駆られる。

  パートナーから浮気を疑われたために、 人に会うこともやめてしまった。

〔 「愛した人が BPDだった場合のアドバイス」
   星和書店 (ランディ・クリーガー) 〕 より