南海キャンディーズの山崎しずちゃんが、
2月8日の全日本選手権に優勝し、 ロンドン五輪代表内定を果たしましたね。
僕の知り合いである 梅津コーチと、 二人三脚でやってきて3年半、
ついにその努力が 花開きました。
一時は 不協和音が聞こえたこともありましたが、
(http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/62163545.html )
どうやらそれも乗り越えたようで、 二人の信頼関係は 深まっているようです。
ところが、 この全日本を前にして、 梅津コーチには 重大な危機がありました。
昨年11月から 足に痛みがあったそうですが、 練習を優先していました。
しかし今年1月、 激痛が限界になり受診すると、
右大腿部の付け根に 皮膚がんの疑いのある 腫瘍が見つかったというのです。
悪性腫瘍の場合には、 手術や検査などで 2週間以上の入院が必要となり、
そうすると 2月8日の全日本大会に 同行できなくなります。
梅津は、 全日本のときは 入院 (手術) は外してほしいと ドクターに言います。
不穏な話に しずちゃんの表情が変わりますが、
梅津は 検査結果よりしずのほうが心配だ と笑いました。
1月末の検査結果は、 「メラノーマ」 (悪性黒色腫)。
皮膚がんの一種で 悪性度が最も高いといいます。
腫瘍の成長が早く、 手術が遅れれば リンパや内臓に 転移する危険があり、
時に 命を落とす可能性もあると。
梅津はドクターから、
「肺がんなどよりも恐い。 下手をすると 1年持たない」 と 言われました。
手術しなければ 手遅れになるかもしれない、
しかし今手術すると 全日本に行けない。
ドクターと相談し、 結局 大会が終わってから 手術をすることになりました。
梅津は大会の直前、 しずちゃんに検査結果を告げます。
涙を流すしずちゃんに、
「ロンドンへ行ってくれれば治るよ。
それが一番の抗がん剤だよな」 と梅津。
しずちゃんは、
「いま私ができることは、 試合に勝つこと」 と決意します。
(次の記事に続く)
〔TBSテレビ「バースD」より)