「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

男性に対する虐待(3)

2012年02月12日 19時41分18秒 | 「愛した人がBPDだった場合のアドバイス
 
(前の記事からの続き)

 男性の被害者はどうしたらいいか、 いくつか提案してみます。

・ 現実から目をそらしたり 無視してはいけません。

  暴力を軽く考えず、 信頼できる人に ぜひ相談してください。

  皆さん自身が話さなかったら、 誰も助けようがありません。

  家庭内暴力は 男女どちらか一方から始まるのではなく、 双方から始まります。

  むしろ女性が 最初に手を出す割合のほうが、 著しく高いと言っていいでしょう。

  それを認めないと、 相手を叩いてもいいというメッセージを

  子供に伝えてしまいます。

  やがて子供たちは その教えを、 自分自身の夫婦関係へ 移行させていきます。

・ ネットでは、 虐待される男性向けの情報が 多々紹介されています。

  「虐待された男性 (または女性)」 と入力すれば、

 豊富な情報が手に入るでしょう。

〔注: これはアメリカでの話ですが、 日本のサイトでも いくつか出てきます。〕

・ 暴力を 深刻に受け止めてください。

 男性は 女性が攻撃してきても 真面目に受け止めませんが、

 エスカレートする可能性があります。

 女性に叩かれたら、 最初のときに、

 再びこういうことをしたら 二度と会わないと 釘を刺すべきです。

・ 殴られたからといって、 殴り返すのは禁物です。

 お子さんを連れて 安全な場所に非難してください。

 女性を力で抑えつけようとしたら、

 皆さんの方が  「虐待者」 呼ばわりされるだけです。

 皆さんには  「清廉潔白な経歴」 が必要です。


〔 「愛した人が BPDだった場合のアドバイス」
   星和書店 (ランディ・クリーガー) より 〕
 
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