「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

安全対策 (3)

2012年02月15日 22時52分20秒 | 「愛した人がBPDだった場合のアドバイス
 
(前の記事からの続き)

・ 救急箱や、 重要な書類, カード, 保険証,

  その他を入れた、  「非常用持ち出し袋」 を用意しましょう。

  着替えや子供のおもちゃを 入れておくといいかもしれません。

  それを 信頼できる人の家や職場などに 置かせてもらってください。

・ 虐待について 一部始終を記録しておくのは、 極めて重要です。

  目撃者がいれば、 その人の名前なども書き留めます。

  パートナーの障害を証明できる、

  治療請求書や入院記録なども 控えておきましょう。

  ここまでやるのは 抵抗があるかもしれません。

  皆さんがパートナーを 愛しているのは分かります。

  でも、 皆さんの大切な人と この障害を区別して考えましょう。

  パートナーの行動を 文書で証明するには、 法的な助言を得るべきでしょう。

  弁護士, 警察, 保護施設に連絡してください。

  物的証拠や目撃者がない場合、 水かけ論になりがちです。

  写真やビデオ, 録音など、 物理的な証拠を 残すことを考えましょう。

  ボーダーの人の行動を 見ていない人たちに、

  事態の深刻さや危険さを 信じてもらう助けになります。

・ 喧嘩が始まりそうになったら、 誰か大人の人を 自宅に呼んでください。

  パートナーの行動化を防げるかもしれませんし、

  目撃者になってもらえるかもしれません。

・ お子さんがいる人は、 一刻も早く 弁護士に相談するべきです。

  皆さんだけが家を出る事態や、 パートナーに逆らって お子さんを連れ出すことに

  ならないようにしなければなりません。

  法的に有利にはならないからです。

〔 「愛した人が BPDだった場合のアドバイス」
   星和書店 (ランディ・クリーガー) より 〕
 
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