「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

パートナーのもとに留まる場合 (2)

2012年05月16日 23時07分46秒 | 「愛した人がBPDだった場合のアドバイス
 
(前の記事からの続き)

 次は、 観察者 (Observer) になってください。

 状況に対して距離を置き、 どう反応すべきか観察します。

 パートナーだけでなく、 皆さん自身のことも よく観察してください。

 皆さんの存在が 状況に影響を与えているのです。

 自分や相手の反応を 批評するのではなく、

 何が起こっているのかを ただ見定めてください。

 自分が何を考え、 何を感じていたのか、 しっかりと認識します。

 そして 起こった事柄と関連づけて 考えるのです。

 「パートナーが ~~ すると、 私は ~~ と感じる」  というようにです。

 気付いた点などをメモして 関連を考え、 適切な反応を探していきます。

 最後は 作戦 (Strategize) です。

 防衛的に構えることなく、 DEARやPUVASを活用してください。

http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/62561487.html
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/62566628.html

 どのように反応するか、 前もって計画を立て、 練習しておきましょう。

 冷静でいることが大切です。

 相手の怒りや批判は、

 あなたに向けられた個人的なものではない ということを忘れないでください。

 パートナーの感情を その本来の持ち主である 彼らに返し、

 彼らの批判をかわすことで、 皆さんの身を守ると共に、

 彼らが自分の感情や行動に 責任を取れるよう手を貸すのです。

 彼らは非常に言葉巧みに、 説得力あることを言うかもしれません。

 「でも ~~ のことはどうなんだ」

 「あのとき、 あなたは ~~」

 このような言い回しが出てきたら、 主題をはっきりさせて 本題に戻してください。

〔「愛した人がBPDだった場合のアドバイス」 星和書店(ランディ・クリーガー)より〕
 
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