1. 境界について伝える 最適な時期はいつですか?
初めて境界を設定する場合、 じっくり考えて、 抵抗に対する策を講じ、
BPが冷静だと確認してください。
以前に 同じ境界を風化させたことがあるなら、
BPを否定しないように その事実を認めましょう。
ある状況で気分が悪い ということを簡潔に説明し、
その状況への対処に関して、 気持ちが変わったと伝えましょう。
2. BPが境界を守らなかったら?
BPは、 境界を一歩 押し破るような方法で、 あなたの決意を試すでしょう。
BPに 責任を取らせる方法の リストを作り、 方策を講じておきましょう。
BPが非難してきたら、 部屋を去り、 BPを無視することもできます。
離婚・ 別居する, 電話番号を変えるなど、 全選択肢のリストを作ってください。
多くのnon-BPは、 虐待を拒めないと感じていますが、 正反対です。
その時こそ、 生きる価値のある 暮らしが始まるのです。
3. 境界に違反したのに、 BPが遵守したと 言い張る場合は?
BPが 大原則のレベルで同意しているか、 確認しましょう。
もし 身体的に脅かしたことを BPが否定したら、
「身体的脅迫を いけないことだと思っているわけですか?」 と言いましょう。
* BPがそれに同意すれば、 「過去を蒸し返すのではなく、
どんな行為なら 私が受け入れられるかを 伝えるたいのです」 と言いましょう。
* BPが同意しなかったら、 身体的脅迫は私には許せないことです」 と返します。
大事なのは、 BPに 過去の償いをさせることではなく、
今後容認できないことを伝えて、 同じことが起きたらどうするか、
本気で言ってることを 分からせることです。
(次の記事に続く)
〔「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」
(星和書店) 〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉 より〕