「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

低機能BPに 話を聞いてもらうための秘訣

2015年07月31日 21時14分40秒 | 「BPD 実践ワークブック」より
 
 低機能BPは、 悪意のない言葉に、 話し手が意図しない解釈を加えて、
 
 自分をこき下ろしていると 考えるかもしれません。
 
 事が起きる前に、
 
 小さなサインや 微妙な気分の変化に 注意を払うことが求められます。
 
 非難や問題行動に、 怒りではなく共感をもって反応するには、
 
 適切な言葉が必要です。
 
 家族が自分の 感情やニーズに敏感だと、
 
 BPに感じさせるような 言い回しがあります。
 
 家族の 正確な解釈と共感的な反応によって、
 
 BPに 言葉によるコミュニケーションを促します。
 
※ アクション・ステップ 38
 
 これらの言い回しを暗記しましょう。
 
 以下の表現を暗記し、 友人や家族と 練習を重ねてください。
 
1. 「私には あなたがちょっと、
 
   ________ と 感じているように聞こえます」
 
2. 「私は ________ を聞いています。
 
   ________ のせいで、 ________ と感じているのですか?」
 
3. 「私が言ったことが、
 
   あなたが 〈苛々している / 怒っている / 不安・焦燥を感じている〉
 
   原因のなったのかと、 気にしているのです」
 
4. 「この点で、 あなたが少し
 
   〈孤独だ / 失望している / 裏切られた / やる気を損なわれた〉
 
   と感じているのではないかと思います」
 
5. 「もし、 これが私の身に起こったら、 ________ と感じるでしょう。
 
   あなたはどうですか?」
 
6. 「あなたが ________ を始めると、
 
   私は ________ と感じます」
 
7. 「約__ 〈分/時間〉 経ってから、 この話を再開することができますか?」
 
〔「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」
 (星和書店) 〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉 より〕
 
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