(前の記事からの続き)
4. BPが口論したり、 話題を変えたり、 私を混乱させようとしたら?
本筋に戻れる表現を 編み出しましょう。
個人的境界は、 説明や正当化の必要はありません。
あなたは 敬意をもって扱われる価値を持った、 唯一無二の存在なのです。
* 「壊れたレコード」 テクニックを用いましょう。
説明や正当化, 後ずさりすることなく、 言うべきことを何度も繰り返しましょう。
* 挑発に乗ってはいけません。
* 境界が 「正しい」 「誤っている」 の 議論はしないでください。
必要としているというだけで、 あなたの境界は成立するのです。
* BPではなく、 まず自分自身を 大切にすることが必要です。
* BPがパートナーなら、
あなたの境界を尊重しない相手と、 なぜ一緒にいたいかを 自問してください。
* BPが未成年の子供なら、 法的な援助が必要かもしれません。
5. 境界は BPの感情を害するでしょうか?
害しません。
境界は BPが自らをコントロールする 援助になるのです。
自尊心を高め、 自分を大事にする行動を 形成します。
境界は 成績の悪い子供を 外で遊ばせないようなものです。
問題行動を無視するのでは、 双方にとって敬意を欠き、 愛情がありません。
〔「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」
(星和書店) 〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉 より〕