「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

予想して実行すること

2015年07月29日 20時45分03秒 | 「BPD 実践ワークブック」より

※ アクション・ステップ 36
 
 感情的な脅迫をされている場合の 会話を予想して、 ノートに書いてみましょう。
 
 最良と最悪のシナリオに 戻ってください。
 
 各個人が 自分自身の行動に責任があることを 忘れないでください。
 
 あなたは自分の決断を持っていて、 脅迫者も自分の決断を持っています。
 
 初めは不快に感じるでしょうが、
 
 成功させるたびに 新たな自尊心を得て、 次はより容易になるでしょう。
 
 「私は自分を第一に考えている」  と言うのは避けましょう。
 
 見捨てられ恐怖の 危険度最大のボタンを押すことになります。
 
 「二人にとって最善のことをしていると 感じています。
 
 同意してもらえないなら残念です」  と言ってください。
 
 あなたが 自分のニーズに応えれば応えるほど、
 
 二人の関係は 改善する可能性があるのです。
 
○ 得られるものを心に留め続けましょう
 
 変化は 二人にとって難しいでしょう。
 
 自分の人生を取り戻すことと、 二人の関係の健全さを確保するという、
 
 両方の目的を 持ってやっているということを、 心に留めておくのが大事です。
 
 自分自身に、  「こういう気持ちを我慢できないわけがありません。
 
 大人の選択をするというのは こういう感じなのです。
 
 これが普通なのです」  と言い続けましょう。
 
〔「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」
 (星和書店) 〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉 より〕
 
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