多くの人が、 境界設定の権利を信じていない, 自分の境界を知らない,
境界を犯されたとき どうすればいいか分からない,
境界設定自体に違和感を持っている, というのは驚くばかりです。
自分にとって 良いと感じられるものに基づいて、 境界を設定するべきです。
難しかったら、 友人の境界を設定すると 想像してください。
○ 感情的虐待と 言葉の上での虐待の 周囲に境界を設けること
誰一人として、 虐待を受けて当然だということは あり得ないのです。
あなたにとって虐待と感じるものは 全て虐待です。
あなたを泣かせるもの全てです。
100人のうち99人が気にしないとしても、 あなたは嫌かもしれません。
1. 境界を設ける権利があると、 心から信じてください。
2. 個人的境界は、 全ての人--BPとあなたと両方--に
有益だと思い出してください。
境界は、 断固として守れば、 二人の関係が健全になり、 長続きします。
3. 境界を設ける場合、
「DEAR (ディアー) 〔*注〕 技法」 を使ってみましょう。
これは 誰にでも使うことができます。
友人や家族と練習しましょう。
〔*注: DEARは以下の頭文字です。
Describe (描写), Express (表現),
Assert (主張), Reinforce (強化)
DEARについて 次の日記で記します。〕
〔「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」
(星和書店) 〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉 より〕