「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

隣の庭の桜が……

2015年07月11日 13時56分09秒 | Weblog
 
 ちょうど2年前に 今の部屋へ引っ越してきましたが、
 
 窓の真ん前に見える 隣の家 (大家さん) の桜が、 素晴らしい美観です。
 
 特に1年目の春は、 桜の花にメジロが飛んできて、 素敵な風趣を楽しめました。
 
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/63948079.html
 
 春の桜の季節は言うまでもなく、 緑生い茂る季節や、 秋の紅葉もとても好きです。
 
 本当にいい部屋に越してきたと、 満悦していたものです。
 

 

 

 

 
 
 ところが、 この桜の木が、 何と切り取られてしまいました。
 
 大家さんも年で 手入れが大変になってきたということ。
 
 また、 桜の幹が太くなって、
 
 接している庭の塀が 壊れてきてしまったという理由だそうです。
 
 仕方ないとはいえ、 借景を堪能していた僕としては、 何とも残念なことです。
 
 絶景の桜の花は 2年しか味わえませんでした。
 
 また、 この桜は景観としてだけでなく、 僕の部屋の目隠しにもなっていました。
 
 窓一面に緑の葉が広がっていて、 窓を開けたままで着替えもできたものです。
 
 今は 向こうのアパートから見えてしまい、 情けないことになってしまいました。
 
 桜の木も痛ましい限りです。
 
 
 

 強いてましな点と言えば、 空が広くなったと言えることくらいでしょうか。
 
 でも この眺めにも慣れていかないといけませんね。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

境界についてよくある質問 (2)

2015年07月09日 20時21分20秒 | 「BPD 実践ワークブック」より
 
(前の記事からの続き)
 
4. BPが口論したり、 話題を変えたり、 私を混乱させようとしたら? 
 
 本筋に戻れる表現を 編み出しましょう。
 
 個人的境界は、 説明や正当化の必要はありません。
 
 あなたは 敬意をもって扱われる価値を持った、 唯一無二の存在なのです。
 
* 「壊れたレコード」 テクニックを用いましょう。
 
  説明や正当化, 後ずさりすることなく、 言うべきことを何度も繰り返しましょう。
 
* 挑発に乗ってはいけません。
 
* 境界が 「正しい」 「誤っている」 の 議論はしないでください。
 
  必要としているというだけで、 あなたの境界は成立するのです。
 
* BPではなく、 まず自分自身を 大切にすることが必要です。
 
* BPがパートナーなら、
 
  あなたの境界を尊重しない相手と、 なぜ一緒にいたいかを 自問してください。
 
* BPが未成年の子供なら、 法的な援助が必要かもしれません。
 
5. 境界は BPの感情を害するでしょうか? 
 
 害しません。
 
 境界は BPが自らをコントロールする 援助になるのです。
 
 自尊心を高め、 自分を大事にする行動を 形成します。
 
 境界は 成績の悪い子供を 外で遊ばせないようなものです。
 
 問題行動を無視するのでは、 双方にとって敬意を欠き、 愛情がありません。
 
〔「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」
 (星和書店) 〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉 より〕
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

境界についてよくある質問 (1)

2015年07月08日 20時25分51秒 | 「BPD 実践ワークブック」より
 
1. 境界について伝える 最適な時期はいつですか?
 
 初めて境界を設定する場合、 じっくり考えて、 抵抗に対する策を講じ、
 
 BPが冷静だと確認してください。
 
 以前に 同じ境界を風化させたことがあるなら、
 
 BPを否定しないように その事実を認めましょう。
 
 ある状況で気分が悪い ということを簡潔に説明し、
 
 その状況への対処に関して、 気持ちが変わったと伝えましょう。
 
2. BPが境界を守らなかったら?
 
 BPは、 境界を一歩 押し破るような方法で、 あなたの決意を試すでしょう。
 
 BPに 責任を取らせる方法の リストを作り、 方策を講じておきましょう。
 
 BPが非難してきたら、 部屋を去り、 BPを無視することもできます。
 
 離婚・ 別居する, 電話番号を変えるなど、 全選択肢のリストを作ってください。
 
 多くのnon-BPは、 虐待を拒めないと感じていますが、 正反対です。

 その時こそ、 生きる価値のある 暮らしが始まるのです。
 
3. 境界に違反したのに、 BPが遵守したと 言い張る場合は? 
 
 BPが 大原則のレベルで同意しているか、 確認しましょう。
 
 もし 身体的に脅かしたことを BPが否定したら、
 
  「身体的脅迫を いけないことだと思っているわけですか?」  と言いましょう。
 
* BPがそれに同意すれば、 「過去を蒸し返すのではなく、
 
 どんな行為なら 私が受け入れられるかを 伝えるたいのです」  と言いましょう。
 
* BPが同意しなかったら、 身体的脅迫は私には許せないことです」  と返します。
 
 大事なのは、 BPに 過去の償いをさせることではなく、
 
 今後容認できないことを伝えて、 同じことが起きたらどうするか、
 
 本気で言ってることを 分からせることです。
 
(次の記事に続く)
 
〔「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」
 (星和書店) 〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉 より〕
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

実生活のなかで DEARを使うこと

2015年07月07日 20時42分53秒 | 「BPD 実践ワークブック」より
 
※ アクション・ステップ 32
 
 アクション・ステップ16 〔*注〕 で作った カードを吟味します。
 
〔*注: http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/64631170.html 〕
 
 BPが 行なうことができる (あるいはできない) ことを 選んでください。
 
1. Describe
 
  BPとの出来事の状況を、 誇張なしに, 評価せず, 感じたことを入れずに, 
 
  客観的, 具体的に、 描写してください。
 
  ビデオカメラになったつもりで やるといいでしょう。
 
 * 「怒鳴られると、 何を言ってるのか聞けなくなります」
 
 * 「きのう、 午前0時まで帰って来ませんでしたね」
 
 自分の状況を描写してください。
 
 ______________________________________
 
2. Express
 
  その状況についての あなたの感情や意見を、 はっきり表現してください。
 
  「私が感じた」 と言い、  「あなたが感じさせた」 と言わないでください。
 
 * 「大声をあげられると、 とても気分が悪いです」
 
 * 「私はとても心配しました」
 
 あなたの感情を表現してください。
 
 ______________________________________
 
3. Assert
 
  あなたの境界を主張してください。
 
  正しく、 そうすべきだから という理由ではなく、 
 
  あなたが個人的に必要としている という理由で説明しましょう。
 
 * 「怒鳴るなら、 出て行って、 あなたが冷静になったときに 戻ります」
 
 * 「遅くなるなら、 電話してください」
 
 自分にとって 受け入れられること (境界, 妥協など) を主張してください。
 
 ______________________________________
 
4. Reinforce
 
  あなたの境界の よい点を繰り返し、 強化しましょう。
 
  必要なら、 現状のマイナス点と、 現状を続ける意思がないことを、 
 
  BPが理解できるよう助けましょう。
 
 * 「安全だと感じれば、 いい感情が持てて、 関係も改善するでしょう」
 
 * 「ここに住みたいなら、 ルールを守ってください。
 
   愛しているからこそ、 あなたを安全に保つ 必要があります」
 
 自分の境界を強化してください。
 
 ______________________________________
 
〔「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」
 (星和書店) 〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉 より〕
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

個人的境界 そして あなた自身を大切にすること

2015年07月06日 20時16分44秒 | 「BPD 実践ワークブック」より
 
 多くの人が、 境界設定の権利を信じていない, 自分の境界を知らない,
 
 境界を犯されたとき どうすればいいか分からない,
 
 境界設定自体に違和感を持っている, というのは驚くばかりです。
 
 自分にとって 良いと感じられるものに基づいて、 境界を設定するべきです。
 
 難しかったら、 友人の境界を設定すると 想像してください。
 
○ 感情的虐待と 言葉の上での虐待の 周囲に境界を設けること
 
 誰一人として、 虐待を受けて当然だということは あり得ないのです。
 
 あなたにとって虐待と感じるものは 全て虐待です。
 
 あなたを泣かせるもの全てです。
 
 100人のうち99人が気にしないとしても、 あなたは嫌かもしれません。
 
1. 境界を設ける権利があると、 心から信じてください。
 
2. 個人的境界は、 全ての人--BPとあなたと両方--に
 
   有益だと思い出してください。
 
   境界は、 断固として守れば、 二人の関係が健全になり、 長続きします。
 
3. 境界を設ける場合、
 
   「DEAR (ディアー) 〔*注〕 技法」 を使ってみましょう。
 
   これは 誰にでも使うことができます。
 
   友人や家族と練習しましょう。
 
 〔*注: DEARは以下の頭文字です。
 
   Describe (描写), Express (表現), 
 
   Assert (主張), Reinforce (強化)
 
   DEARについて 次の日記で記します。〕
 
〔「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」
 (星和書店) 〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉 より〕
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自己価値感を高める方法 (2)

2015年07月05日 19時56分50秒 | 「BPD 実践ワークブック」より
 
(前の記事からの続き)
 
_ 不器用さやぎこちなさに対する 恐れや感覚を認めてください。
 
  それから、 しなければならないことをしましょう。
 
  知り合いの少ないパーティーに 行ったりしましょう。
 
_ 自滅的な思考にはまってしまったら、 その事実を意識するようにし、
 
  やめるように言い聞かせ、 何かポジティブなことを考えましょう。
 
  自分の独り言を意識しましょう。
 
_ 家を飾りましょう。
 
  自分をいとおしむことを 思い出す写真や、
 
  大事なことを思い出す オブジェを使いましょう。
 
_ 詩や手紙など、 魂にエネルギーを与えたり、
 
  あなたを大切にする人を 思い出させてくれるものを集めましょう。
 
_ 具体的なもの (スポーツ) でも そうでないもの (自分を愛する) でも、
 
  目標をしっかりイメージしてください。
 
_ 「できない」 という抵抗思考や、 人からの批判を、
 
  革新的な考えで迎えうってください。
 
  (私 (ランディ・クリーガー) は、
 
  「境界性人格障害=BPD」 を 30の出版社が拒絶したので、
 
  出版社の人間に直接 売り込むことに決めました。)
 
_ 変化のための道具を 手の届く所に置いて、 ゴール達成を簡単にしてください。
 
〔「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」
 (星和書店) 〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉 より〕
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自己価値感を高める方法 (1)

2015年07月04日 21時37分00秒 | 「BPD 実践ワークブック」より
 
 自尊心を築くために、 自分にとって効果的と思えるものに ○をしてください。
 
_ 犯した全ての悪事 (現実でも想像でも) に対して、 自分を許しましょう。
 
  欠点を感じていることを 認めるのが必要でしょう。
 
  私たちは、 他人が知らない, または忘れている 過去の過ちについて、
 
  自分を叱責しているのです。
 
  プロのヘルプも必要です。
 
_ 自分の好みを知っていきましょう。
 
  自分が持っているもののありがたさや、 自分の運命を決定する自由意志は、
 
  大きな富です。
 
_ 自分を大切にしていることを 示しましょう。
 
_ 自分を信じてください。
 
  自分の直感に耳を傾けてください。
 
  non-BPのほとんどが、 うまくいっていない感覚があったといいます。
 
_ 自分の中で、 好きではなく、 変えることもできない部分を 受け入れましょう。
 
  変えることができて、 自己イメージに重要なものなら、 改善しましょう。
 
  自己批判的になったときは、 本当の問題なのか間違いなのか、 決めましょう。
 
  自分を愛さなければ、 幸せは得られないのです。
 
_ 良い選択ができない場合、
 
  愛する誰かのために選択をする ふりをしてみてください。
 
  愛する誰かになったつもりで、 その人にどんなアドバイスをするか、
 
  自問してください。
 
(次の記事に続く)
 
〔「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」
 (星和書店) 〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉 より〕
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自分自身をどう考えていますか? 

2015年07月03日 20時44分48秒 | 「BPD 実践ワークブック」より
 
※ アクション・ステップ 31
 
 前のアクション・ステップ (前の記事) に対する 自分の回答を見てください。
 
* 真実なのか知ることなく吸収してしまった、 他人の意見ではないだろうか? 
 
* かつては真実だった古いコメントで、 今は該当しないのではないだろうか? 
 
* これらの意見に対して、 どんな根拠を用いているのか? 
 
  私が最善の信頼を置けるものだろうか? 
 
* 失敗を過度に強調したり、 性向を無視しているだろうか? 
 
  或いは 1つか2つの例を 拡大解釈しているだろうか? 
 
* 「感情と事実は等価である」 という ゲームをしているだろうか? 
 
 ( ex. 自分を役立たずだ。 そう感じるのだから)
 
* 様々な原因がある問題に対して、 自分を責めているだろうか? 
 
 ( ex. BPとの問題や、 子供時代からのレッテルなど)
 
 
 家族からレッテルを貼られた人は、 その固定観念を振り払うのに 苦労します。
 
 特に、 レッテルを貼り付けた 張本人と一緒にいるときは。
 
 自分を大切にする人は、 自分を大切にしてくれる人と 多くの時間を過ごすものです。
 
〔「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」
 (星和書店) 〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉 より〕
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする