ネタは降る星の如く

とりとめもなく、2匹の愛猫(黒・勘九郎と黒白・七之助)やレシピなど日々の暮らしのあれこれを呟くブログ

ライブドア関連で武部幹事長の名前が

2006-02-16 19:14:49 | 時事
 また毎日新聞の記事。

[永田寿康議員]堀江メール「指示受けた人物二男と認識」
 ライブドア前社長の堀江貴文被告が、自民党の武部勤幹事長の二男と同じ名前の人物に、「選挙コンサルティング費」として3000万円を振り込むように指示した、堀江前社長の社内メールの存在を指摘した民主党の永田寿康衆院議員は質問終了後、国会内で記者会見し「(親子は)別人格とはいえ、非常に親しい親族に対して、堀江ブラックマネーが提供されたということであれば、政治的に非常に重い問題となる」と述べた。そのうえで、メールにある振込先の名前が武部氏の二男と認定した根拠については「情報提供者からの(武部氏の二男だとの)証言による」と説明。情報提供者が誰かについては明言せず「(3000万円を)振り込むよう指示された人物が(武部氏の)二男と認識して行動し、何の問題も起きていない」と主張した。


ライブドア版には出ていないが、Exciteニュース版には件のメールが紹介されている。

■永田氏が16日の衆院予算委員会で読み上げた堀江前社長の社内メールの内容は以下の通り。

  ×  ×  ×

 シークレット・至急扱いで処理して欲しいんだけど、おそくても31日できれば29日までに●さん宛(あ)てに3000万円を振り込むように手配してください(前回、振り込んだ口座と同じでOK)

 項目は、選挙コンサルティング費で処理してね。

 ○○○○、宮内の指示を仰いで。○○には、こちらからも伝えておくので心配しないで。

堀江

(●は武部氏二男と同じ名前)


民主党の永田議員、グッジョブ。「項目は、選挙コンサルティング費で処理してね。」というくだりが、何とも生々しい(笑)。

 ご本人は否定しているようですね。

<武部幹事長>「そういう事実は全くない」堀江メール問題

 認めたら進退問題になるでしょうねぇ……。

☆★☆★

2/17追記。

「ガセネタで追及」と首相 金銭振り込み疑惑
「堀江メール疑惑」根拠明示求める、自民が民主に

「全く把握していない」=自民・武部氏二男への送金指示-東京地検

 地検が異例のコメントを出したという点が気になるが、今日の予算審議でどんな話になるか注視しよう。

金銭振り込み疑惑で質疑 ライブドア集中審議
 「衆院予算委員会は17日午前、ライブドア事件など金融問題に関する集中審議を行った」……9時30分の記事で「行った」という過去形には、違和感がある。


マスコミが小泉政権に辛くなり始めたきっかけ

2006-02-16 12:40:59 | 時事
 例によってメモメモ。

立花隆の「メディア ソシオ-ポリティクス」
第67回「第67回 朝日・読売の論説トップが批判 小泉靖国外交の危険な中身」

ここで小泉首相が言っている「偏見に満ちた報道」とは、若宮・渡辺対談の次のくだりをさす。

若宮 小泉さんが日米関係は非常に大事だというのは、私たちもまったく異存はない。だけれども、先日、小泉首相は「日米関係がよければよいほど、中国、韓国、アジア諸国をはじめ、世界各国と良好な関係を築ける」という発言をした。これはいかがなものかと思いますね。

渡辺 あれは、なんという短見か。愚劣な意見ですよね。13億人もいるあの大国がそんな簡単に動くわけがない。僕は、日米同盟が必要になるのは、むしろ北朝鮮だけだと思うんだ。しかし政治家は、現実の外交を優先して考えなきゃいけない。小泉さんは政治をやっているんであって、イデオロギーで商売しているんじゃあない。国際関係を取り仕切っているんだから、靖国問題で中国や韓国を敵にするのは、もういいかげんにしてくれと言いたい。

若宮 そこまでおっしゃられると、私が言うことはありません。(笑い)

若宮、渡辺の2人は外交面でここまで意気投合していたのである。そして、靖国問題でも、A級戦犯が合祀されているような靖国神社に首相は公式参拝すべきではないという点において、2人は完全に見解を一致させていた。

それに対しても、小泉首相は反発し、先の年頭記者会見で次のように述べている。

「(靖国参拝に対して)日本人から、おかしいとか、いけないとかいう批判が、私いまだに理解できません。まして外国の政府が一政治家の心の問題に対して、靖国参拝はけしからぬということも理解できないんです。精神の自由、心の問題。この問題について、政治が関与することを嫌う言論人、知識人が、私の靖国参拝を批判することも理解できません」


「若宮」は朝日新聞のトップ、「渡辺」は通称「ナベツネ」ご存知読売新聞のトップ。


若宮・渡辺対談を機に、日本のマスコミ全体が、小泉政治に批判的な論調を強めており、政界では小泉首相に平気で弓を引く動きがあちこちで出はじめている。そのせいもあって、小泉首相の支持率はどんどん落ちている。マスコミは、落ち目になった権力者に対しては、機会があればトコトン叩くのを趣味とするから、これからヒョンなことから、さらなる小泉叩きがはじまる可能性がある。


そうかぁ、どうりで年が明けてからバタバタと、現政権にとっては不利な事件が表面化しているんだ……(何となく納得)。

ちなみに『論座』2月号のバックナンバーは朝日新聞社では在庫なし。図書館にでも捜しに行くかな……。