朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

京都一周トイレル:北山コース(二ノ瀬~山幸橋)1

2013-04-22 | 京都の文化(春)
しばらく中断していた一周トレールの続きを歩きました。これまでに歩いたトレイルの記事は、このページの下の方です。



4月21日(日曜日)明け方までは小雨が降っていたのですが、朝の天気予報によれば曇り時々晴れ。

このところ運動不足であったので、思い切って出かけることにしました。まずは叡山電車の鞍馬行きに乗り終点の2つ手前の「二ノ瀬」駅下車。



まわりの風景はすっかり山中で、駅舎も山小屋風。



線路をわたって、並行する貴船川(小川状態、すぐ南で賀茂川に合流)の岸を100メートルくらい上流に歩きます。この写真の正面に見える山がとりあえずの目標となる夜泣峠です。



この区間の道は、「東海自然歩道」と重なっているのでこんな立派な看板が立っていました。



踏切を渡り、右手の神社に参拝してから、いよいよ山道になりました。



踏切警報音がするので下を見ると、先ほど乗ってきた電車が下っていきました。(時刻表的には「上り電車」というべきかな?)



砂防ダムの脇に階段があってそれを50mくらい登ります。



その先はきれいに植林された杉林。少しずつ高度を稼ぎます。



「ナラ枯れ」、広葉樹のナラの木などに寄生する虫が毒素を出して木を枯らす病気が蔓延していました。昨年ぐらいから対策が取られて大分減少しているようですが、すでに、こんな大きな木が枯れていました。あ、この木は枝先に若葉が出ていましたが、この木の周囲の大木に被害が多く見られました。



やぶ椿の群生が現れて、濃い赤の花を付けて森の中で虫達を惹きつけています。



この花は首からポトリと落下します。昔は、斬首を連想させたので好まれなかったそうです。



気持ち悪いほどたくさんのキノコ、サルノコシカケ?、がついたナラの木がありました。枯た木はこうしてキノコや虫、微生物の餌食となってその元素が循環して行きます。



案外に楽勝でした。二ノ瀬駅から約30分で、この峠に到着。

この看板の説明を読むと、そんな事情があったようすが伝説になっていますが、そもそも今以上に道路事情が良くない時代に、幼児の親王を連れてこんな峠を越えなければいけないことが本当にあったのでしょうか。内戦で追手から逃げる道中だったのかしら。
コメント (2)
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