朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

京都鉄道博物館3

2016-05-28 | 京都の文化(夏)

本館の2階には、興味深い展示やジオラマがあります。

昭和34年からは、修学旅行専用列車と新婚旅行専用列車が走り始めました。専用車両ではなかったものの、当時、現在ほど観光バスが普及していなかったことと高速道路がなかったため、修学旅行は貸し切り列車で複数の学校が同じ列車に乗り合ってでかけました。現代では新幹線で貸し切り車両を見ることがあります。

昭和の日々・・・・・

それ以前は、地方の駅員が鉄道電話で東京等の予約センターに電話して、長距離列車の予約切符を入手していました。そのせいで二重予約の間違いも時々発生しました。

そこにコンピュータによる予約管理システムが始まりました。日立製の国産電子計算機を使い遠隔操作で運用していました。駅員の操作卓は、路線や駅名が複雑なため、帳面のイメージに作って、入力は所定の穴にプラグを差し込む方法です。ディスプレイにキーボード入力と比べて、機器構成は複雑ですが直感的で間違いは少ないと思えます。

切符の発行機。右のボタンが並ぶ端末はなんでしょうか。

この大人気の運転シミュレータは、SonyPS?の「電車でGO!」の本格版。台数が少ないので、抽選で予約を取ることができます。

「運転ダイヤ」、線路を走る全ての列車、貨物列車も含めて、の運転計画の時刻を図表化したものです。この展示説明を見ると、なんと5秒刻み!

その5秒ごとの区別をするための記号が定められています。

新幹線司令室の模型、いや本物の古い機械を移設したのかもしれません。

もう一つの目玉は、巨大なジオラマです。HOゲージの模型電車が走ります。

これは車庫。

幼児向けの遊戯コーナーもあります。

自分で運転できるジオラマもあって、数台の制御卓には行列ができていました。孫が椅子にすわって祖父らしき人が後ろから指導していました。

蒸気機関車の車庫も健在でした。

「SLスチーム号」が幼稚園生をたくさん乗せて走ってきました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする