峡谷のボートから見る滝を堪能して、その後に高千穂神社を参詣しました。
この狛犬(獅子?)が重要文化財に指定されています。相当に古くて歴史的価値があるようです、デザインがユニークですし。
地元の酒造会社が酒樽を奉納しています。いずれも焼酎ですが、伝統の「天照」が蕎麦、さらに時代にあわせて芋(天孫降臨)、麦(くろうま)や米の焼酎も醸造しています。
800年も生きている大きな杉の木が聳え立っていました。二本で並んで立ち、根が一体化している夫婦杉の大木もあります。
この神社周辺が高千穂町の中心街ですが、鉄道はすでに廃止されておりバスか自家用車、あるいはレンタカーでしか来ることができません。
もっと奥にある「天岩戸神社」まで足を延ばしました。
大和国を作った天照皇大神が、岩戸に隠れた場所として信仰されています。
神楽奉納などで賑やかに音曲や舞踏を催したかいがあって、皇大神がその岩の扉を少しだけ開けたとき力任せに岩戸をこじ開けたの手力雄命(タヂカラオノミコト)を表しています。
この神社境内の石灯籠の上には、カエデなどの植物が繁茂していました。
本殿の向こう側を流れる渓流の対岸にある天岩戸はご神体なので、誰でもが入れる境内からは拝見することができません。社務所でお願いをしてお祓いを受けた後、神職の案内で本殿の向こう側に行く事ができるようです。今回は時間がなく本殿前からの遥拝ですませました。
Wikipedia 情報によれば、しかしながら:
”ただし、ここ(神職の案内する遥拝所)からも天岩戸が明確に目視できる状態ではなく、その崩れた跡の一部が拝めるという。 天保8年(1837年)にこの地を訪れた松浦武四郎はその紀行文(『西海雑志』)で「洞口はさだかに見定めがたし」としているほか、それまでに天岩戸を崖上から降りて探ろうとした人物が少なくとも2名おり、いずれも帰らぬ人となったことを記している" とあります。大怖。
本殿横に神楽殿があり神楽を舞うための装飾がありました。伝統の紙切りで作った四角い飾りが天井につけてあります。
ここから10分歩くと「天安河原」(あまのやすがわら)に行く事ができます。
(つづく)