久しぶりに、日曜しか時間のないクライアントの為に日曜出勤しました。郵便受けを見ると、一昨日電子申請した登記簿謄本が東京法務局新宿出張所から届いていました。
ところで、今某外資系企業さんの解散、清算結了の手続きをしているのですが、この会社は設立手続きもお手伝いしました。当初、滑り出しは順調だったのですが・・・。
ところが、この会社の社長さん(複雑なことに、この方の新しい勤務先とも取引がありまして・・・)と技術担当の役員さんとなんとお二人揃って、別な会社に転職してしまいました。それも、どう見てもライバル会社への転職でした。
当然、クライアントさん達も付いて行ってしまったようでして・・・。ですので、今現在は事実上開店休業状態なのだそうです。そこで、本社としても閉鎖することに決定したようです。
報酬と経費は海外にある本社から既に振り込まれており、解散、清算人の登記に関わる手続はご覧の通りに完了しました。次のステップとしては、解散する旨の官報公告を出して2ヶ月以上の期間をおき、清算結了の手続きに入ります。
”ゆりかごから墓場まで”なんて、英国の社会保障システムの事を、その昔、小学校だか中学校だかで習った記憶がありますが、今回は”設立から解散・清算結了まで”って感じです。
会社設立とは全く逆の仕事ですが、事業ですから撤退という企業としての選択肢もあるという事です。それにしても、この国のビジネスマンの方々のドライなやり方には驚かされます。