アルジェリアの天然ガスプラント建設現場での、
武装ゲリラによる人質事件で、アルジェリア軍が急襲
したそうだが、どうなったのか大変心配である。
27年前、まだ31歳で独身だった私は、給料の良さに惹かれて
当時左翼ゲリラや麻薬組織によるテロや誘拐が頻発していた
(今は、安全だそうです)南米コロンビアの片田舎に赴任した。
この日は、3000人近くの労働者が働くこの火力発電所建設現場で、
大規模なストライキが行われたのだった。
この事態に憂慮した発注者の現地電力会社が、
ストライキに便乗したテロや誘拐を心配して、
コロンビア軍にも警備を依頼したものとみられる。
決して、受注した日本企業側が要請した訳ではない。
しかし、会社側はテロや誘拐を常に憂慮していた記憶がある。
私自身も、同じ行動パターンを採ったり、上の写真のように
できる限りターゲットにならぬような行動を採ったものだった。
このように昔も今も、海外のプロジェクトでは、テロや誘拐に対して
最大限の注意を払ったとしても、どうしても一定のリスクがあることを
決して忘れてはならないのである。
それにしても、日揮のスタッフ(下請会社も含めて)の方々の無事を
心より祈りたい!