たまたま、政治通の某友人と久しぶりに話す機会があった。
その彼によると、今の安倍人気の陰には
霞ヶ関の官僚達による全面的なバックアップ
が見え隠れするのだそうだ。
確かに、再登板した自民党政権の議員からは、
”政治主導””霞ヶ関排除”の言葉が一切出てこない。
彼に言わせると、ここ数年、与野党を問わず
国会議員の多くが政治主導という形で、
霞ヶ関外しをしてきたのだが、前政権の民主党
による極度の霞ヶ関外しによる機能不全により、
結果として、日本の政治家達への信頼度は、
危機的な状況にまで凋落してしまったのだそうだ。
そこで、安倍自民党政権と霞ヶ関が手打ちをした結果、
安倍首相、自民党政権を全面的に盛り立てるとの合意が
出来たのだと言う。
たからこそ、前回の安倍政権と打って変わった
めざましい活躍ぶりが際だって写っているという説なのだ。
確かに、先のGWでの数多くの政治家達の外遊先での
各国の首脳達との調整や、それに同行する産業人達
と官僚達による調整が、ここ数年では見られなかったほど
スムーズに行われているだという。
また、霞ヶ関自身にも、このままだと日本の政権政党
すべてに対して、内外での信頼が失われる危機感があって、
自民党政権の再登板のシナリオを書いて、それを実行させた
立役者は、実は霞ヶ関だったのだ! とまで言い切るのである。
もし、そうだとしたら、日本という国を実効支配しているのは、
やはり未だに霞ヶ関の役人達だということになる。
さてさて、皆さんは、この説をどのように思われるだろうか。